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2008年6月19日 (木)

2Dのモンハンを考えてみる

その昔ゲームセンターには小さな小さなキャラクターしかいなかった時代があった。機械の限界という縛りがあったにせよ、プレイヤー側も「それが当たり前」と思っていたし、ボスなどの一部大型な敵に関しては、「まぁ大きいけど動かないし、背景みたいなもんでしょ?」的に受け取っていた。

しかしある日眼前に現れたそれは、自らのキャラクターがまさに巨大。誤解を恐れずに言うなら、その印象はまさに画面の高さと同じほども大きく、かつ機敏だった。相手もそれに呼応する大きさで、様々なゲーム性を携えた作風は、「チーム」としてのブランドバリューをも得るまでになった。

 源平倒魔伝

今でこそ当たり前の大きなキャラクターだが、世に「デカ自キャラ」を知らしめたのは紛れもなくこれだろう。それがよもやファミコン化される談になってボードゲームに墜ちるとは・・・。まさしく諸行無常と涙したものである。つかホント言うと僕自身別に源平に思い入れはなく、PCエンジン版を買ったりしたけど「ふーん」だった気がしないでもなかったりするのだが。

そんな昔話をしたのは他でもない。モンスターハンターが2Dもしくは低スペックのハードに移植されるとしたら、それはどこをどうすれば「裏切らない」ことになるのか。ということである。

逆の例はある。スーパーマリオやメトロイドが3D化された際、見た目は大きく様変わりしたが、プレイフィールは紛れもなく「マリオ」「メトロイド」だった。軽妙な操作感や謎解き、アイテムを集める楽しさが変わらず、ハードの分母や主客層の変化を抜きにすれば、十分ファンの期待に応えたと言えた。

ただ、実際携帯アプリとしてモンハンがリリースされた事実は事実としてある。つか興味はあったけど、ぶっちゃけ本体買い換えてまでってことはなかったし、さほど盛り上がった印象もない。要するに「何か捨ててはならないものを捨ててしまった」ゲーム性だったのではないかと思うのだ。

 それは何なのか。

敵を倒し素材を手に入れる。マップを探索し採取&採掘。パーティを組んで役割分担して協力したりする。それほど種類は多くないがそれぞれの敵にセオリーとなる戦法があり、カリスマのある強敵の討伐には高い達成感がある。数種のカテゴリーと数百種の武器、防具はビジュアル的にも素晴らしく、冒険は多彩な難度とモードがあり、全てをやり尽くすのには数百時間を要する。オンラインでの付加要素も多く、ロード時間や倉庫管理などのプレイアビリティも高い。その上価格も4800円とリーズナブル。

 つか改めて言葉にしてみても、このモンハンの凄さ、面白さがにじみ出る。

もし、ゲームが3Dであること「だけ」を除いて上記の条件を満たす作品が作れるとするならば、きっとそれは(傑作とは言わないまでも)そこそこの作品になるだろうと思う。っていうか正直やってみたい。だが、実は3Dじゃなくなることがそのゲーム性に大きく影響する事実を無視してはならない。

例えばドラクエでタンスを調べたとき、例えばマリオで10コインブロックを叩くとき、一回一回丁寧なモーションで調べたり助走を付けて突き上げたりしていたら、もうそれだけでイライラしてしまうだろう。敵から素材を剥ぎ取る時も、自分よりはるかに大きな巨体を倒したからこそ、その余韻を楽しめるはずだ。要は情報密度の問題なのだ。3Dが2Dになるとそれだけでかなりの視覚的情報量が減る。情報量が減ると処理するのに必要なマンパワーが減り、その分の余力をもてあます形になる。

 逆に言えば、余力をもてあまさないチューニングこそが2Dのモンハンの正否を分けると言っても過言ではない(気がする(弱気))。

画面いっぱいのボス飛竜を相手に50分フルに戦い続けられるだけの情報量を提供するのは2Dでは至難の業だが、10分で十分な達成感が得られるアクティブなプレイフィールと、レア素材の出現率を抑え、素材管理をよりフレキシブルにするチューンならなくもない。とにかくゲームのテンポを今の3倍くらいに高めれば、2Dでもきっと味気なさはないはずだ。

 でも大味にしちゃダメ。

モンハンが凄いのはあれほどのボリュームなのに、細部までホントに丁寧に仕上げられていて、ただザクザク斬るだけのゲームとは全く違うところ。プレイする側も丁寧に戦う必要を迫られる。そしてそれに応える。海外ではなかなか作れそうもない職人のニオイがするチューニング。つかスタッフが同じなら2Dでも同じような面白さをもったタイトルが出てきそうではあるかな。

つかね、ぶっちゃけ敵を倒して素材を集め、武器を作るっていう流れは、「もっとマネされていい」んじゃないかと思うわけですよ。別にモンハンである必要はなく、雨後の竹の子の様にガンガンフォロワーが出てもイイくらい「よさげなシステム」だと思うわけですよ。ただその際にあまりに容易に手に入り過ぎちゃうと、達成感とかボリューム感が激減してしまうわけで、、、なんかそういうのをうまい具合に消化したヤツをいっちょDS辺りで出してくれないかなぁと。ただタッチペンでの操作はちょっと抵抗があるけど・・・。

まぁあと数年したら「アイルーの不思議なダンジョン」とか出たりしかねないとも思ったりするけどね(^^;。っとその前にまずWii版か。

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