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2008年7月26日 (土)

ジャンパー

今週は映画強化週間ということで続いてはヘイデン・クリステンセンのジャンパー。つか上映時はまだ「今ひとつ好きになれない」レッテルが剥がれず、あくまで私的ながらスルーしてしまっていたのだけど、、、

 全然普通。

いい意味でも悪い意味でも普通というか、今作は脇がなかなかナイスに固められていたため、見ていてとても安心して見られた感じ。つか有名どころはサミュエルLジャクソンだけなのだけど、グリフィンとミリーの主要人物がかなり魅力的で、でもおもてに出過ぎない感じでヘイデンを上手く引き立ててくれたというか、

 基本ヘイデンは悪役ヅラ

だと思うんだよね。アナキンの印象を抜きにしても目つきがいいとは言えないし、笑顔の中にも含みが感じられる(実際に含んでいるいないは別としても)。だから逆に言えば「隠し事をしている」ような役はハマるとも言える。そのままでもよく言えばミステリアスなわけだから。

まぁそんな事前の印象を持ちつつも、映画自体は至ってまっとうなVFXアクションというか、少々のサスペンスタッチはありつつも基本はいかに気持ちのいい「ジャンプシーン」を見せるかという点に集約されていて、その点で監督および特技監督の仕事は十二分に及第点。とにかく最近の映画らしい「見せ場の密度」を提示してくれた。

だからこれに期待するのは当然そういった「込み入ったストーリーやバックボーン」であってはならない。突っ込みたくなればいくらでも突っ込める特殊能力であり、敵対勢力とも言えるパラディンという組織なので、そこを言い出したらきりがないのだ。細かいことは気にしちゃダメ、そういう映画だと思うのだ。

何にも知らない人に少しだけどんな映画か説明すると、、、

 自由に瞬間移動「ジャンプ」出来る主人公とそれを抹殺しようとする組織の話

つか「自分ならどこに行く?」という問いをおもむろに自問自答したくなる気もするが、確かにバレない程度に金庫の中に入り込んで、、、というのはある。っていうかそれは誰にどう言われてもしょうがない。あるんだもの。あと女湯とかもやっぱりある。これもしょうがない本音だもの。え?本音を書くべきかどうかを考える大人としての態度はどうなのかと。うーむ。まぁしょうがないガキだもの。

でも基本人様に迷惑を掛けたくないよなぁという小市民なミニ善人感もあったりはするんだよね。劇中でも主人公が「迷惑を掛けてない」と主張するシーンがあるけど、
※劇中では一応ヘイデンが第三者を殺すシーンはない。
確かにまぁそれはそれで後味が悪い。

純粋に旅行に、とするなら、テレビを見ていて綺麗だと思ったところとかはやっぱり逐一チェックして行ってみたいかも。こないだ「いってQ」でやってたブルーホールだっけ?※検索してみたけど番組ほど綺麗な絵は見つからなかった・・・残念。
とか雪が降った日の京都とかくらいかなぁ。つか別に人工建造物、、あ、でもこないだちょっと触れた最大の自走式重機「バケットホイールエスカベーター」とかは見てみたいか。あと世界最大と冠が付くモノは何でも見たいかも。別にカボチャだろうとタイヤだろうとゴキブリだろうと飛行機だろうと。つか自然方面は

 そっちは夜?それとも冬?もしくは戦争?っていうか要するに安全?

みたいな?虫一匹だって刺されたらこっちには免疫とか血清とか無いかも知れないじゃん?正直なんか怖いんだよなそういうの。むしろ、

 中学や高校の友達に会いに行く

とかのミニマムな利用が一番楽しいかもなぁとか思ったり。あとアイドルとか。写真だけ撮って帰ってくる、、、ってどんだけ中二病だよって気もするけど。

つか映画の話はどうした?という感じなので少々もどすと、要は「普通に楽しめる今風のアクション映画」という感じでした。ヒロインも魅力的で、別段血みどろの死人が出まくるわけでもないし(多少出るけど)、最後は割とハッピーエンドなのでお気楽に見たい人にはオススメ出来るかなぁって感じですよ。クリス評価は★★★。無難に及第点という感じかな。

ネタバレってこともないと思うので続けて書いちゃうけど、とりあえず主要人物は誰ひとり死なない(ガンダムでシャアが死ななかった?みたいな感じにはなるけど)ので、続編もありそう。つかむしろ続編の方が「いい意味で練り込み」がされてそうな気もするので、
※一作目はスキルの紹介的なニュアンスで。
そっちの方にもちょっぴり期待かな。

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