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2008年7月 7日 (月)

セクハラ

についてほんのちょっとだけ考えてみる。つかセクハラとはセクシャルハラスメントの略で、訳すと「性的嫌がらせ」となる。この場合の「嫌がらせ」はもちろんやる側の言い分ではなく、やられる側が「嫌がらせ」もしくは「不快だ」と感じたものが該当する。ちなみに類義語では「パワハラ=パワードハラスメント=権力や立場を利用した嫌がらせ」というのもあったりする。

自分は割と相手の性別を問わずコミュニケーションとしての接触を取りたがるタイプで、ついひじだとかほっぺだとかをつついたりしてしまうし、先日などはいつもの取引先のタメのバイヤーに乳首をつままれたりしたが、別段なんと言うことはない。とりあえず相手が嫌がってなければ、セクハラにしてもパワハラにしても成立はしないというのがまず一言。

タイムスタンプをぐっと巻き戻して小学生の頃好きな女の子についついいたずらをしたりいじわるをしたりした経験というのは(特に僕らくらいの世代なら)誰しもあることだと思う。っていうか中学や高校になると、むしろ「このいたずらは好意の裏返しなので勘弁して欲しい」と相手に直接告白した上でやってたりした。っていうかこれも「相手が嫌がってなければ」何も問題はないはずだ。「イヤなら止めるけど?」と聞いた上で髪の毛を触らせてくれたクラスメートに関して言えば、僕のことを好きではないにしても「そのくらいは許してやる」範疇には入っていたのではないかと期待するのだ。

コミュニケーションというのは相手との距離感が非常に重要だ。敬語を使ってよそよそしいそぶりをすることが当たり前だと思っている相手ならば、それが例え年下だろうと取引先だろうとお客様だろうと、「その線」はかなり高いところにある。ビジネスライクに要件を伝え合い、必要最低限のやりとりだけで会話は終了する。

しかし僕のように「好き嫌い」を露骨に伝えてしまう人間だったりすると、そういうやりとりをする相手=明らかに嫌悪している相手=相手も僕をよくは思っていないという図式が成立してしまう。要するに「嫌われたいから嫌われるような対応をする」というこれも小学生的な理論に基づいていたりする。ただ、普通に生活する上でのべつまくなし「相手を嫌悪したい」と思って生きている「大人」はそれほど多くはないはずで、実際はそういう対応を「よし」としている人はほとんどいない。

 ということは、

普通の大人であれば、最低限のコミュニケーションを円滑に進めるべくある程度のスキンシップやいわゆるセクハラ、パワハラのカテゴリーに属する可能性のある行為に対して「当然」もしくは「平気」、もっと言えば「望むところ」と考えている人も少なくないというのが僕の私見だったりする。相手との距離を意図的に遠のかせたいような関係というのは、むしろ最初から取引をすべきではない。

セクハラには行為だけでなく言葉も当然含まれる。だから僕の場合はくだらない話をする課程でそういった下ネタに話を振りたくなることがままあるのだが、「これはセクハラになるかも知れないけど・・」とあらかじめ断りを入れてから会話に入っていったりするようにしている。これは伝える側も伝えられる側も「了承」した上でのコミュニケだから当然何も問題ないのだが、本音を言えばそういった「断り」なくそうした会話も出来るような関係でいられるならその方がいいに決まっている。

それはつまりいわゆるセクハラと称される行為でも、相手にそう認識されない領域が広ければ広いほど相手と親しい関係だということになり、商売に限らず「絆が深い」ということになるはず。っていうかぶっちゃけ相手に露骨なセクハラ、パワハラだと言われたことは正直そんなに多くない。っていうか1回だけかもしれない。それも男性に。っていうかヒジを触っててマジギレされたみたいな?

何にしてもコミュニケーションっていうのは「相手側で帰結する」もの。どんなエロいことやエロい言葉だろうと相手が平気ならそれはOK。逆にどんなにエロくなくてどんなに僕側に他意がなくとも、相手が嫌がるようなことはしちゃダメだってことなのだ。要するに相手の顔をよく見ようって話だな。

ちなみに僕は相手を驚かすのが大好きなのだが、これはあまりハラスメントだと思われたり言われたりしたことがない。「驚く」というのは感覚的に決してプラスではないと思いつつ、その行為がどこか子供っぽく、「嫌みではないイタズラ心」を感じさせるからなのかな、と今おもむろに分析してみたけど、実際のところは「驚かされた瞬間はそれ以外のことを考えられなくなってるから」というのが本音かも知れないな。っていうか驚かしておいて「全然」とか言われると、言われた側(驚かした側)は結構はずかしい。でもその場合は逆に驚かされた側がかなり優位に立ってこちらを上から見ることが出来たりするので、そういうのも含めて「人を驚かせる」というのはやっぱりハラスメントではないんじゃないかと思う次第だ。あ、でも歳の人とかにやっちゃダメですよ。マジでシャレになんないことになるかも知れませんので。

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コメント

セクハラは女性のいる職場で働く男には、意識すればするほど面倒くさい問題です。パワハラも同じで、これも面倒。

職場の女の子に片想いしたことは、以前mixiに書いたとおりですが、実は私の中で「セクハラ」に繋がるのではという結構な葛藤がありました。まして、自分は上司に近い存在ですからね。一回フラれた後にでもしつこく言い寄ったら、それはセクハラでしょう。でも、同じ職場でない女性だったら、タダのしつこいヤツで済むのは、事実だと思うんですよね。そこは自分の立場を散々呪ったものです。
まーいずれにせよ、結果はたいして変わらないでしょうけど。

で、フラれた後は、今度は可愛さ余って憎さ百倍という心境から(^^;、パワハラに陥らないように苦労したような、さほどでもなかったような。うーん、一番面倒くさいのは自分の性格かもしれません(笑)。
幸いなことに今は完全に立ち直ったので、その二つのハラスメントからは逃れらていますけどね。

投稿: トムニャット | 2008年7月14日 (月) 23時58分

ちすトムニャットさん、クリスです。最近ちと現実逃避気味でよくないというか、年齢考えたら当たり前にやるべきこと、向き合うべき問題から逃げてる感じで非常によろしくない感じ。まぁ何の事やらだとは思いますが、こんなブログでも急に止まったら「なぬ?」とか思う人もいるんでしょうかねぇ。まぁその時が来たらその時が来ただけの話ですけど。

セクハラは正直「相手次第」ですよね。相手がそう言うことに過度に反応するようなら「それ用」の対応を心がければ良いだけで、でなければ自分のやりたいようにやってしまうだけというか、、、。

以前いたバイトの子の中に、「ズボンをズラして履いてケツがマジで見えてる」子がいたのですが、それってある意味「こちらに対するセクハラ」と言えなくもないというか、僕は結構その子が嫌いじゃなかったのですが、
※価値観が比較的近く、音楽に対する理解もあったので。
見た目的には結構キツいというか(^^;。体脂肪が30近いというか。別段アンタのケツは見たくないんだけど?というか。

それも同じ事だと思うわけです。本人が気を付けていれば見せなくて済むものを見せているというのは、僕が見たことを言わなければ「何もない一日」なわけじゃないですか?結局のところ意識するかどうか。でもって相手が意識しているかどうかを拾えるかどうかだと思うんですよね。でもそれって相手の方を誠実に見ていれば大抵わかりますよ。
※つかむしろわかった上でやるのがセクハラなのかとも思わなくもないけど(^^;。

なんだかよく分かんなくなってきましたけど、とりあえず「この行為はセクハラですか?」と聞いてみて、YESかNOかでその人に対する距離感を決めるのが一番かなぁとも思いますね。っていうか、

 出来るだけ近い方がいい

って下心のある僕が思うからこそなのですがね(^^;。

投稿: クリス | 2008年7月16日 (水) 01時50分

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