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2008年8月13日 (水)

ハプニング

かみさんと子供が実家のお誘いで旅行中ということもあり、友人が「ひとりで見に行くのは怖い」という理由で一緒に行くことになった。つかホントはスターシップトゥルーパーズ3かハムナプトラ3が見たかったのだけど、もうやってないのかしら。まだやってないのかしら。

前情報では「全米からミツバチがいなくなったと思ったら急に自殺者が増え、やがては全米を震撼させるうんぬんかんぬん」というお話とのこと。あたしゃてっきりクリーチャー系のお話かどっちかというと科学的な根拠に基づくパニックホラーだと思っていたのだけど、、、

 全然違った。

つか監督のなんとかシャマランって人は「シックスセンス」とか「ヴィレッジ」とかを撮った人らしいのだけど、ぶっちゃけにぶっちゃけ僕は一つも作品を見てない。だからその作風に対する知識や下地がまったくできてなかったというのもあるにはある。それでも、である。

 まさか思い浮かんだ一つのネタをみんなに言いたくて仕方がない

だけの映画だったとは。つか以下少々ネタバレをしながら進めるけど、オチは書きません。書きませんが、書いてもどうってことはないというか、クリス的な評価は☆(1/10点)の映画なので僕のブログを読んで下さってるような方はどっちにしろ見に行かないとは思うのですが、まぁ一応書きません。つかあまりにあまりな話なんだよ。

要するに「自殺したくなる病気って面白いよね?」ということなのである。

草だとか木だとかが原因とか風が吹いたとか集団でいるとマズいとかいろんな推論だとか対策だとかが話を色づけしてるように見せるけど、実際はただいろんなシチュエーションで「自殺する人」を見せるのが目的だけの映画。

開始早々頭になんか突き刺して死ぬ人から、拳銃で頭を撃ち抜く警官、その警官の落とした拳銃で次々に聞こえる銃声、木に向かってつっこむ車、芝刈り機に自分を刈らせる人などなど。普通に首つり自殺する人もいれば高所から次から次へ飛び降りる場面もあり、

 この監督は人が死ぬところが好きなんだなぁ

と感じる。っていうか「どうすれば次から次に自殺する人を作れるか」というシーケンスに対して、何ともいい加減な理由付けともったいぶった(けど実際は何にも本筋に絡んでこない)ミツバチの導入。自然破壊に対する警鐘とかそんなもんクソ食らえだと思うし、見ていてワクワクもゾクゾクもしない。ただ途中で大きな音が鳴ってドキっとさせられる古くからある伝統的かつ使い古しの技法が使われ、ラストは「はぁ・・・そうですか」とどうでもいい感想。つか前にその友達と見に行った映画も何か不完全燃焼だった気がするけど、まぁしょうがない。

前作よりかなり興行収入もよかったとのことで、ちょっぴりでも期待した自分がせつないというか、まぁこういう映画が好きな人もいるんだろうけど、って感じでしたな。これだったらこないだテレビでやってた「海猿LIMITofLOVE」の方がずっと面白かった。何つかつっこみどころとばっかだったけど、それもまたよしという感じで。

つかタイトルの「ハプニング」ってのは原題も同じなのかしら。もし違うとしたら、このネーミングをした人はなかなかのやり手だなぁと思うね。なんつか、

 内容とは全然繋がりがないけど面白そうに見える

から。つか何がハプニングだよ。これがハプニングだったらアルマゲドンだってデイアフタートゥモローだってハプニングだぜ!?

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