マクロスフロンティア~最終話~
※本日二つ目
まぁ最初からテンション上げて毎週見ていたわけではないので、どうしても感情移入度が甘い側面は否めないのだけれども、それでも最終回はちょっと惜しいというか、もったいないというか、、、
まるでダイジェスト映画のような感じ
だった。映像に対する気合いは凄まじく、この1話の為に何ヶ月かかったのかな?と思えるほど。音楽もこれまで大切に育ててきたマクロスフロンティアの曲たちを贅沢かつ巧みに繋いで要所要所のアレンジも「上手いなぁ」と感じさせる。が、
それでもやっぱ詰め込みすぎ
な感が強い。僕が見ている、もしくは見ていたアニメが、これ以外にゴルゴとグレンラガンしかないというのも無茶な話かも知れないが、話が収束すること以上に「追いついていくのに必至」というか楽しむゆとりがないというか。
これは終始歌が鳴り続けている弊害でもあるように思う。重要なシーケンス、クライマックスでその「曲の力」というのは絶大で、出来のいい作品ならどれも絶妙なタイミングで「仕掛けてくる」。しかしマクロスのそれは、
最終話がすでにそのシーケンスに入っている
ようなもので、序盤からテンション張りまくり。むしろ1話から25話まで一気に見倒せばその切り口も大いにアリなのかも知れないが、CMや主題歌も普通に飛ばせないテレビ放送時にまんま見た側からすると、、、という感じなのである。
つかまぁこういうのが今時なのかなぁとも思ったりもするんだよね。今時の萌え寄りオタク寄りのアニメファンにDVDやブルーレイを買わせるための締め方としては。
※少なくとももう一度見たくなるほどには綺麗だったし。
ただ、感動は全くなかった。
ですけどね。まぁ初代マクロスの27話「愛は流れる」に似せつつも違うみたいな。でもまぁこれは見る側(僕)が変わった可能性も高いかな。
全体通しての評価は★★★。最終話だけだと★★(期待が大きかったので低めに・・・)。派手なロボットとマクロス世代に向けた楽曲を楽しみたいなら大いにアリな選択だけど、期待過剰になると逆に裏切られる・・・。そんな作品でしたな。
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