VF-25~その2~
※今晩二つ目~。まだ新年は明けてないかな。
バトロイドのままほったらかしで埃が積もるのもアレなので、今度は誰にも急かされずファイター形態に変形させてみた。つかあらためて見てみると、決して小さくはないね。
初代タカトクバルキリーが1/55で、これがたしか1/60だったかな。全体的に線が細く、パーツそれぞれの厚みも(より複雑な変形機構を吸収するため)薄い。ダイキャストパーツがそれほどなく、全体的に華奢な印象はぬぐえないが、それでもファイターにしてじっくり眺めてみると、
やっぱり非常にかっこいい。
特に←この部分の面イチ感。「肩」「鎖骨」「胸板」「腰」「翼」の各パーツが一カ所に集積して一つのラインを構成する技術とセンスにはやっぱり脱帽。初代のような「ガンガン遊べる」力強さはないが、代わりにその精密な造形指数が大きく上がっている。
相変わらず堅めのパーツを外すときにはひやりとするし、バトロイドへの変形はかなり時間を要するが、「お金があったらオズマ機も買っちゃいたくなるなぁ」などと思ったりするほどナイスな大人のオモチャですな(対象年齢15歳以上)。
・・・ちと書き足りないのでもう少し補足する。
頭部のアンテナのようなバルカンは軟質樹脂で折れる心配が薄いが、代償としてファイター時に気持ちよく機体に密着してくれない。ここはボディ側にもしっかり「それがはまる」為の溝があるので、「ちょっぴり浮き上がっちゃう感じ」がとても悔しい。
ガウォークは正直言ってスカスカ過ぎて、見る角度によっては死ぬほど中途半端。具体的には翼の付け根は向こう側が見える角度がかなりあるし、腕や脚の付け根も「広げて構える」ようにすると本来はまっているべきパーツを「半外し」する形になるので、見た目だけじゃなく安定感も激減するのだ。
※遠くに僕のパジャマが写ってるが気にするな。
変形用の手首の造形も正直つらい。現状だと最終的にシールドパーツに収納するかたちになるので、「抜き手」のようなフォルムにせざるを得ない点は理解出来るのだが、初代みたいに「一の腕」に収めるのはムリだったのかなぁという思いは募る。せめて平手に出来なかったのかなぁとか。
※替えの手首はあるんだけど、あんまし抜き差ししてゆるゆるになるのは絶対嫌だしね。
コクピットは開閉可能で、中には塗装されたアルトもいる。ここは初代では塗られてなかったし開きもしなかったので素直に評価大。ただキャノピーのパーツはクリアプラスチックなので、普通考えたら「かなりもろい」はず。ヒンジ部分の「スライドして回す」感じにヒヤヒヤさが残るのは否めないので、あまり頻繁な開閉はオススメ出来かねる感じかな。
全体で一番出来が良いというか、「カッコエエ!」と感じたのは脚部。好みの差違はあるだろうが、バトロイド時もファイター時も「この大きさがベスト」という感じで、マットな塗装もかなり僕好み。全身がプラスチックまんまの色なので、数少ない塗装箇所にグッと来たってのもあるけどね。ちなみに変形機構は「引き出して開く」感じ。正直もう一声カシッと表面のパーツがなめらかな曲線を描いてくれたらなぁという思いは残る。
パッケージや説明書の写真を見ても、アクションポーズはろくに取れないと思って間違いない。だがまぁそれはこのトイに期待するところでもない気がするし、「素立ち」のポーズが様になっていれば十分合格点が上げられるところだろう。
※つか写真はあんま様になってないけど、現物はもっとまとも・・・。タブン。
なんだかんだ言ってやっぱりカッコイイと思うし、「変形も楽しみ作る楽しみがあるからプラモを買おう」という方には、「はやまるな!」と言いたいというか、まぁ値段が違うけど、変形させればさせるほど、
プラモじゃ無理だろっ!
って思うコトしきりなVF-25ですよ。
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