シンドバッド-7つの海の伝説-
何で見たかも覚えてなかったけど、とにかく面白かった記憶があり、ふと「そろそろDVDとか安くなってんじゃないの?」とオクを覗いてみたら案の定400円。サクッと入札し、あっさり落札。
※振込料はUFJ同士でタダだったので送料120円入れても520円。安ッ!
知らない人のために軽く説明すると、要は「ドリームワークス版アラジン」みたいなもの。いわゆるフルCGアニメっぽくないけどCGを使いまくっていて、アラビアンナイトの有名な素材を今風に派手なアレンジでアニメ化したもの。
英語版声優はブラッド・ピットとキャサリン・ゼタ・ジョーンズというなかなかに豪華な組み合わせながら、実際にはほとんど国内で話題に上ることはなかった気がする。なぜなら、、、
この映画が登場した2003年はファインディングニモが出た年。
折しも世間はCGアニメが大ブレイクし、ドリームワークスもシュレックをヒットさせたばかり。ピクサーもトイストーリーやモンスターズインクを大ヒットさせ、もう、
CGにあらずんばアニメにあらず。
くらいの勢いで(少なくとも海外では)普通のアニメはほされてたんだよね。
※僕の印象だけ・・・じゃないと思うけど。
でも!
だからと言って宮崎駿や原恵一などの「フルCGじゃない作品」が面白くないわけはなく、作品としてしっかり作ってあれば、それはそれで評価されてしかるべきだとも思う。
シンドバッドはそんな作品。
とにかく場面のメリハリとテンポがよく、見ていて飽きさせない。ダイナミックなデフォルメはモデリングされたCG人形にはない柔軟なアクションを「魅せて」くれるし、挿入されるCGパートも「がんばって入れました」的な嫌みがなく、
※作品としては好きだけど、「美女と野獣」のCGなんかはそういう感じが強い。
あくまで絵的な迫力をブーストする役回り。
メインで掛かるBGMは日頃よく見るバラエティ番組に使われるほど「日本人に訴求しやすい」売れ筋かつ迫力のある旋律だし、ありがちとは言えストーリーも最後とっても気持ちよく終わってくれる清々しさで個人的には大満足。
見終わったあと「なんだ面白いじゃないの!!」と期待の低さをきれいに払拭してくれるようなそんな作品でした。
ちなみにこのDVDは例によってパートさんにも貸し出したのだけど、小学生のお子さんに絶大な支持をいただき、わずかな時間で「2回通り見た!」と最上クラスの評価を戴きました。
ピクサーにしてもドリームワークスにしても最近はCGばっかでこういう「見た目ダサっぽい?」洋モノアニメは抵抗感が拭いきれないとは思うけど、
※スターウォーズのクローンなんちゃらとかも同じベクトル?
昔からの冒険活劇、空とぶゆうれい船やホルスの大冒険、ガンバや宝島が好きな人なら、結構な確率でヒットするのではないかと期待する次第でございますよ(^^。ウチの子供達にも「面白かった」と高評価でしたし、僕としても評価は★★★☆。結構高いです。
※見るときは出来るだけ画面がデカい方が楽しめるかも。そういうタイプの映画です。
※ヒロインが最初と最後で全然輝きが違うのもちょっとした見所かも。
※ちなみに二人の監督のひとりはアンツの監督らしい・・・見てないけど。
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