オススメシューティング~過去の遺産編~
リンク先のDAISOさんが若いのにシューティングゲームに理解があり、今回のブログネタでも多数の名作を保護された様子。今回ぬるやかに昔のシューティングで「今やってもそこそこ楽しいんじゃないの」というタイトルを書いてみるので、フリマや中古屋なのでチェックするきっかけになれば、と思います。つか以前も書いた気がするけどすっきり忘れてるのでNO問題。
※感想はあくまで個人的なモノで、一応実機を持っているもの(もしくは借りてやったことがあるもの)のみを書いたつもり。◎がオススメで、○が持っててもいい。△は有名だけど個人的には微妙なんじゃないの?というタイトルです。あまりにガチなのは除外してます(グラ2とかザナックとか)。
●ファミコン
○アバドックス
下方向へのスクロールばかりが取りざたされるが、結構良くできた学習型ナツメシュー。フリーコンティニューの戻され復活という現状ほとんど死滅したシステムながら、好きな人には十分オススメ出来る。
△クライシスフォース
コナミのファミカセと言えば全て傑作なのではないかという幻想を突き崩すような、力押しの作品。当時「アーケードの移植を奇跡的なアレンジで昇華」していたコナミの中で、普通のオリジナル作品ってのがそもそも不利だったかなぁとは思う。
○ファンタジーゾーン
笑っちゃうくらい良くできてる。マークIII版を持っていたので買うには至らなかったが、当時やらせてもらった友達に「上から言うつもりの言葉」を失ってしまったほどの作品。ファミコンシューの中でもたぶんトップクラスだと思う。
○ファジカルファイター
RPGの街のようなインターミッションが特徴的なFC後期の佳作。見た目もシステムも素晴らしいとは言えないが、こうした「爛熟期ゆえの落とし種」はファンなら押さえておきたい。
△ガンナック
ガンヘッド+ザナックのコンパイルタイトルというだけで色めきだつ貴兄もいらっしゃるかも知れないが、ぶっちゃけそれほどの傑作でもない。パロディの質もなんだか中途半端で、名前ほどは、、、まぁでも腐ってもコンパイルかな。
◎メタルストーム
正確にはアクションシューティングだが、こういうゲームを「面白い」と感じる感性が自分の中で大切にしたい感性だと言ってはばからない。R-TYPEチームが製作に一部携わっていたのではないかと推測してしまう面構成と敵キャラ。2000円までならオススメ。
◎オーバーホライゾン
これも2000円なら買いの一本。今ヤフオクチェックしたら「箱説付き美品」が6250円で残り3日という魅力的な品が出ていたが、この作品を知っていたら(今後まだ上がる可能性がある)この値段にも納得かも。面白いというより凄いという感想が相応しい傑作。
○沙羅曼蛇
持ってなかったら買ってもいい1本。パワーアップシステムはグラディウススタイルで、面構成もかなりアーケード版とは異なるが、そこがファミコン版としてイイ感じのアレンジで、個人的にはむしろこちらの方が好きなほど。オススメ。
△暴れん坊天狗
別段面白くなかったというのが本音。これを買うならアバドックスの方がずっといいと思うなぁ僕は。
●メガドライブ
△エレメンタルマスター
サンダーフォースを排出したテクノソフトの縦シュー。面白そうな風体なのだが、実際やってみるとなぜだかそれほど面白くない。本数的にも芳しくなかったのか続編も作られなかった。
◎エリミネートダウン
ファミコンのオーバーホライゾンに匹敵するMDの至宝。トムニャットさんに借りてやったような記憶があるんだけど、、、違いましたっけ?(^^;。ちなみにヤフオクに出てるかなぁ~と見てみたら、ヒットした二つが、
メガドラ+メガCD+ゲームギアセミコンプ450本40万円
という派手な一品(^^;。オレが大金持ちだったら買うのになぁ・・・。ちなみに未だ入札はなし。これと、
中古箱説付き13000円也!
既に3入札が入ってるという(^^;結構な代物。つか実はかなり欲しいけど、この価格は結構壊れてるよなぁ。1万円のシルバーガンにも入札が入ってないのに。
◎ガイアレス
敵の武器をコピーするようなシステムとテレネットにしては珍しくデモにあまり力を入れず代わりにボスに凝ってる。裏技(ゲーム中ポーズ、左、A、Cを押しながら解除)でその面のみ無敵というのがあり、それを使ってどうしても抜けられなかったボスを抜けるも罪悪感にさいなまれその直後にゲームそのものを凍結したという苦い思い出も。マジメにやればかなり面白いはず。
○グレイランサー
ジノーグほどメジャーじゃないにしてもオプションを使うのが楽しい佳作シューティング。と言っても結局ホーミング中心になるけど。800円なら買いかな。
○グラナダ
X68000版がいい意味でローカライズされ、遊びやすくなっている。当時はアサルトという希代のタンクゲーが出た2年後にあたり、正直「パクったか!?」と思わなくもなかったが、いやいやどうしてチマチマしながらも心地よい射撃感と緻密なゲーム性で最後まで楽しませてもらった。過度な期待をしなければオススメ。
△スラップファイト
家庭用ハードの東亜シューでMDにしか移植されていないタイトルは少なくないが、これもその一つ。沙羅曼蛇スタイルとグラディウススタイルの両方のシステムで遊べるが、ゲームそのものが古いので価格分の期待は、、、かな。
○VV
スラップファイトと立ち位置がソックリながら、こちらの方がアーケードでもかなり後発なだけあって見た目にも派手(MDの色数の少なさは全体的なトーンを抑えることで誤魔化してる)。僕的には凄く好きなので◎にしたいところなのだけど、「僕的にはちょっと・・・」と砕かれた過去があるのでやや抑えめに。
●PCエンジン
◎オルディネス
実機前提だといろんな意味で辛すぎるけど、やっぱりこないだやって面白かったのでオススメしてしまう。ラスボスも安地なしで倒せそうな目処も立ったり立たなかったり・・・。
○アトミックロボキッド
面白かったんだよな~。絵も綺麗でゲーム性も豊かで。でも今やるとムズくて泣ける。つかUPLは不遇というか、いいゲームが多いんだぜ!?いやホント。あ、まぁみんな知ってるかそんなこと。
○デッドムーン
今やると味気ないグラフィックだけど判定もそれほど大きくなく、割と爽快だった記憶。敵がほぼ全部骸骨だったような記憶があるけど、今じゃそういうデザインは許されないだろうな~(メリハリがないとか言われそう)。
△ファイナルブラスター
ナムコはPCエンジンに非常に協力的で、精力的なラインナップはメガドライバーから羨望のまなざしを浴びることとなったが、そんなナムコにも黒歴史はある。これがその一つ。つかパッケージとかロゴとかスゲェ面白そうなのに、やってみると難しくて難しくて1面クリアした記憶すらない。でも自機はかっこいい。ちょっとアールグレイみたい。
○はにいいんざすかい
今だったらボタンがいっぱいあるから自由にショット方向を振り分けられるんだけど、当時はそうはいかず、バルンバのようにスタートボタンまで使うか、このソフトのように「一方向にしか回転出来ないまま仕上げるか」。今やるとかなり難しいけど、当時フェイスは丁寧でいい仕事をするメーカーで、ラストまできっちり作ってあった記憶がある。今やると難しいけど。
◎マジカルチェイス
GBCだかにも出てたけど、絵も音も当然PCエンジン版の方が素晴らしい。でもそうは言っても出せるのはせいぜい3000円までかな。1500円くらいで買えるなら即って感じ。
○メタルストーカー
グラナダよりアバウトでグラナダより爽快感があるタンクゲー。久々に遊んでも十分楽しめる。そんなにオクでも中古でも高くないし、ゲーム性もグラフィックもカリスマっぽさはないけど、僕的な評価はオーダインより高い。
◎オーバーレイド
爆裂究極拳なみに派手な溜め撃ちのあるシューティング。溜め時間は異常に長いが、移動速度もたしか変えられ、爽快感の高いゲームが楽しめる。個人的にはマジカルチェイスと同じくらい好き。
△天聖龍
メタリックな見た目と自機が龍というサイバリオンやドラゴンブリードを彷彿とさせる魅力的なシステム。さぞかし面白いかと思ったら、、、割と普通。エイコムはパルスターを作ったところなので、方向性としては嫌いじゃないはずなんだけど、、、割と普通。
●スーパーファミコン
○怒りの要塞
実は実機を持っているくせにプレイはほぼエミュでしかやってないという割と珍しい1本。理由は「難しくて中断できない」から。ネットでオススメしてもらって買ったら割とタクティカルでしっかりとした作りで満足。でもまぁ800円かな(僕が買った値段)。
○マクロススクランブルバルキリー
確認したらオクに600円即決が出てたけど、コレクター的には十分アリなところだと思う。飛び抜けて面白いわけではないが、アーケード版に勝るとも劣らない丁寧なグラフィックで、当時まだ「キャラゲーに名作なし」と思われていた時代にかなりがんばっていたと思う。まぁそれもそのはず。製作のウィンキーソフトはスーパーロボット大戦を世に送り出した「キャラゲー革命」の先駆けとも言えるメーカーなのだ。ってどこの宣伝マンだよ。。。
○R-TYPE3
安いし見た目もショボイけど、冷静に、冷静にシリーズを俯瞰すると、意外と自分の中で上位に来るかもなぁと思ったので書いておく。具体的に言えば、初代、デルタの次に来るのが3。ファイナルやレオ、2、スーファミ版スーパーより3が面白いと思う。まぁ見た目はイマイチだけど。ちなみに海外ではGBA版がリリースされ、オクにも出品されてたりします。
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直接のきっかけはDAISOさんのブログだけど、ここ数日子供達がオルディネスや東方なんちゃら、初代R-TYPEと言ったシューティングを目の前でプレイしてくれるにあたって、焼けぼっくいに火がついたというか、懐かしさが沸々とわき上がって沸点超えたというか。
※R-TYPEは6面まで自力到達という素晴らしい成果。父ちゃん嬉しいぞ(^^。
特に覚えゲー系のシューティングはちょっとずつでもやればやるほど先に進めるようになる達成感が味わえるので、案外女の子やあまりゲームをやらない人にもオススメ出来るかもとすら思う。同じ場面をやり直すというのも、最近あまりない=新鮮さを演出する気もしないでもないし、
※ある程度ゲームやってる人だと「メンドー!」の一言で斬り捨てられるかも知れないけど。
もちっと光が当たってもいいんじゃないかなぁと思ったり。
つかジジイが楽しめるようなシューティングを出して欲しいもんだぜ。R-TYPEファイナルから無駄な場面を抜いてくれるだけでもいいけど。
※アレは何にもしないで画面を見てるだけの時間が長すぎる。つか初代がやっぱ最高なんだよな。ぶっちゃけ。
雷電IV買うしかないか!?
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コメント
これは参考になります^^
オーバーレイドにちょっと魅力を感じます。溜め撃ちとかでザコを一掃するのが好きなのでwエリミネートダウンもずっとほしいと思ってるんですが店頭でも万越えは当たり前で…宝くじでも当たらないと買えないですねww
とりあえずオーバーレイドとデッドムーンあたりを探してみます^^
投稿: DAISO | 2009年1月13日 (火) 03時10分
クリスさん、こんばんは。トムニャットです。
このネタについてはクリスさんとそりゃ何年も語り合ったもので、もはや語り尽くしたか!?という感もあるのですが、やっぱり食いつかざるを得ないです(笑)。
というか、エリミネートダウンってそんなにレアものなんですかい!?絵的にはあまり見るべきのないダサゲーなんですけどね・・・もちろんまだ箱・説明書完備で所有しております(^^)V。このソフトはスプリガンや蒼穹紅蓮隊のプロデューサーの方にオススメいただいて買ったものですが、当時はあまり好きになれず、その方にブーたれてしまいました(^^;。
でもメガドラを引っ張り出して最初に遊ぶとしたら、VVが堅いところですかねぇ、私としては。難しいし、画面は狭いけど、東亜プラン節はやっぱり骨に染みいります。って書いていたら、ますます遊びたくなってきました。ぬぁ~。
デッドムーンも敵がホネホネでちょっと世界観が伝わってこないのが辛いけど、武器がド派手でしたね。背景もキレイでした。同時期に買った、テラフォーミングには及びませんが。つくづく当時の私は、グラフィック・BGM至上主義だったのだなぁと懐かしく思います。今でも基本はそうですけどね。。。
オーバーホライズンは不思議とクリアーできないゲームです。うーんなぜなんだろ?
しっかし、VCでこういう隠れたSTGって出ないんですかね。出ればすぐにでもWii買いますのに。
あ、雷電IVはやっぱり楽しいですよ。スコアアタックをすると一気にダメ化するようですが(稼ぎ方が姑息なので)、普通にEASYを遊ぶ分には燃えます。もちろん、私も未だに稼働させてますよ~(^^)。
投稿: トムニャット | 2009年1月13日 (火) 21時52分
ちすDAISOさん、トムニャットさん、コメントどもです。
>DAISOさん
オーバーレイドはX68000にも移植されたような記憶がありますが、こちらをやるのはもっとハードルが高い感じですね。まぁ本数はそこそこ出てたと思うので、
※僕が買った頃でも3桁だった気がするし。
気持ちを乗せて生きていればいつかは手に入るでしょう。
むしろデッドムーンの方が微妙かも。
※本数はこちらのがかなり少なかった記憶。
→でもまぁ傑作じゃないから出るときはスッと出るとは思いますが。
基本メガドライブ(もしくはサターン)の方がコアユーザーが多いので、中古も出回りにくい、もしくはプレミアが付きやすいのかなぁとは思いますね。僕的にはPCエンジンの方がはるかに楽しませて貰ったハードでしたけどね(^^。
>トムニャットさん
やや見当違いなお返事になりまするが、、、
僕ら(トムニャットさんを「ら」として一括りにして良いかどうかはやや微妙であると思いつつ継続するけど)の世代ってホントシューティングゲームの洗礼を受けた世代だったと思うんですよ。何つか「まずはシューティング」みたいな。
でもゲームをずっとやり続けていくのって結構難しいっていうか、それが許される環境とそうじゃない環境があったと思うんですよね。周りの誰もゲームをしなくなるとか、ショップがなくなる、好きなシリーズの続編が出ない、他に趣味が見つかる、他の趣味に強く自分を巻き込む隣人が生まれる・・・いろんな理由でゲームから引き離されて当たり前。
でも続けて来ちゃった。
ポイントはその「続けてきた」ってことだと思うわけです。
昔の歌を聴くと大抵の人はそれを知ってれば「懐かしい」って思いますよね?でもずっとその歌を聴き続けてきた人は別に懐かしくも何ともない。せいぜい「いい歌だよ」って程度。
僕らにとってシューティングは懐かしくないんですよ。
タイトルやBGMやその存在そのものに抱く懐かしさはあっても、プレイをして感じるのはそんな野暮なモンじゃない。明確な楽しさと情熱。当時の情景。
今やってもやっぱり面白い。
少し原文でも触れましたが、最近長男の友人(中1)に東方シリーズが流行っていて、ちょっと大きな書店とかで普通に同人ソフトとして買ってきてPCで遊んでたりするわけですよ。あの弾幕シューティングを。小3の妹まで巻き込んで。
何か嬉しくないですか?そういうの。
僕はもう凄く嬉しいんだけど、一方で自分があんまし東方が好きになれないから、「むしろこっちのが熱くね?」的に他のシューティング。それも自分の中で特に好きな、面白さが引き出しやすいものをやらせてみる。
もしかしたら半分以上はおつきあいだったのかも知れない。
それでも目の前で3面挫折したR-TYPEを自宅に帰って5面まで到達し、また遊びに来た時に長男と一緒に6面まで到達とか聞くとホント嬉しくなってしまう。オルディネスだって僕が寝てから
※最近よく泊まりに来るんで。
6面はクリアしましたよ!とか言われると無性に熱くなる。「あのボスはホンットーーーに苦労しました(^^」とか言われると、そうだろうそうだろうでも面白いよな?と問いかけてしまう。
シューティングは面白いんだよ!
懐かしいなんてのは、リンクの切れた、心の井戸が枯れた者の戯れ言でしかない。継続して触れ続けていれば、そこには必ず花が咲き、結実する何かがある。
某シドミードのテラフォーミング、、、「当時の私は、、、と懐かしく思います」って言ってますが、いざやってみて下さいよ!結構懐かしくないですよ(^^。僕だってオルディネスすげぇ久しぶりだったんですが、意外なほど懐かしくない。
懐かしいというより面白いという感覚が勝る!
僕たちの糸はまだ切れてない。本気でそう思います。全世界のシューターに幸あれ!<何様のつもりだよ(^^;。
投稿: クリス | 2009年1月13日 (火) 23時55分