ハンコック
休みで何もしない(まぁちと仕事はしたけど)のも何なので、帰りに借りてきた。ぶっちゃけ予告は良くても実際は今ひとつだったI AM LEGENDみたいな例もあるから、過度な期待はしてなかったのだけど、、、
良い意味で意外と面白かった!
やはり期待はそこそこに抑えておいた方が接したときに裏切られることが少ないという自衛心は重要なのか。
飲んだくれのスーパーマンハンコックは人助けをしようと凶悪犯を逮捕しようと、あまりにその経緯が雑で市民にも多大な迷惑を掛けちゃうので、正直ちとグレ気味だった。だがたまたま助けた宣伝マンのレイ(バカ正直なマジメ君)の勧めで、「みんなに愛されるひヒーロー」を目指そうとするが、、、
期待をしなければ面白いということは、逆に言えば期待過剰で見たらやっぱりさほどでもないという事になりかねない。終始爽快というわけではないし、テレビや映画予告のトレーラーなどでかなり「美味しいところ」がネタバレされてしまっていることや、スパイダーマンにもあるような「影の部分」がハンコックにもあり、スーパーヒーローでありながら人情モノ的なアプローチをよしとするか否かでかなり判断は変わってくる。
ただストーリーに関しては、途中で能力が失われ、危機に瀕する場面までも事前情報で得ていたので、ラストがもしかしたらあまりスッキリしないバッドエンドなのかなぁ~なんて思ったりもしたけど、
予想外の展開が差し込まれることで上手く観る者を惹きつけることに成功してる。
とは思った。観ていて「そりゃビックリだなぁ!」なんて子供に向かって言ってしまうあまりに「ピュアっぽいガワをかぶったオヤジ」というのもどうかとは思うが、実際そう感じてしまったのだからしょうがない。
その部分に触れるのはこの映画の面白さをごっそり削り取ってしまうことになり、かつ「言ってもいいくらいタルい映画」というわけではないのでネタバレは避けるが、もう少し冗長さを感じるシーンを削り、変わりにリーブのスーパーマンのように更生してからのハンコックの活躍シーンを2カ所くらい増やした方が、「スーパーヒーローモノ」を見に来た者からしてみたらより楽しめる仕上がりになったかなぁとは思った。
まぁ評価は★★☆(5点)ってところかな。
オチもハッピーエンドだし、ヒロイン?も魅力的だし、絶対的な強さに裏付けされた爽快感の高い溜飲の下がるポイントもある。3点くらいの期待と共に観れば、十分満足出来る作品なんじゃなかろうか。
※逆に8点の期待で行っちゃうと大きく裏切られた感じが残るかも。正直作品的に「後に残る何か」があるわけじゃないんだよね。
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