007カジノロワイヤル
※今回超支離滅裂・・・。ゴメン。
何で今さらと思うかも知れないけど、エコーズオブタイムが終わって何か他のタイトルに手を付ける前になんとなく・・・。まぁ大した理由じゃない。
※既に続編が放映されてるくらいなので、ネタバレ全開で行く
どこから書き始めたらいいのかと思うが、、、今回このカジノロワイヤルを見るのに時間が掛かった最大の理由は、
ボンドが好きになれない
これに尽きる。いくら評判が良くても、イギリス諜報部員がロシア顔というのがまず僕の価値観の中で受け入れられなかったし、これまでのボンドが僕の中のボンドである以上、「本気で女性を愛する」とか「その女性に死に別れる」とか「メチャメチャ走る」とか「マッチョ」だとか、、、
どう考えても007じゃない。少なくとも僕の好きな007じゃない。
だから見れなかった。少なくとも007の新作としては、とてもじゃないが受け入れられなかった。
じゃなんで見たのかってことになるんだけど、
007じゃないつもりで見ればいいか。
と思った次第。別にシリアスなサスペンスタッチのアクション映画は嫌いじゃないし、映画として(007映画ではなく単なる映画として)評価が高いのなら見ない理由を探す方が難しい。奇しくもイーグルアイを見たあとだし、あれと同列に、割とニュートラルな気持ちで見れば案外普通に楽しめるかも知れない。
その予感は概ね間違ってはいなかった、、、のだが、
どうしても007と比較してしまう。忘れようとしても頭にもたげてくる。「ああここはいつものボンドなら、、、」「今回のボンドガールは、、、」「やっぱタキシードだよな、、、」
アクションシーンを見ても、「ちょっとマッハっぽい」とか「微妙にダイハードっぽい」とか、「なんだかランボー?マーヴェリック?」・・・。
今さら断ってしまうけど、これが007であろうとなかろうとどうやら僕には関係なかった感じ。いろんな映画のパクりっぽいシーンの中に「007っぽい」のがあるくらいで、映画の面白さは別のところにあったっぽい。必要十分なアクションシーンとラブストーリー。カジノシーンの駆け引き、結末・・・。そんな中、割とストーリーで魅せるウェイトが高かった。なんだか支離滅裂だけど、
結局(彼女が死ぬという)結末を知ってて見始めたのが最大の失敗だった。
途中「死ぬかもな~」というフラグはいくつか立ってたから、「事実を知らなくても」予測してしまった可能性はゼロじゃない。ゼロじゃないが、100%でもなかったはず。それがすごく見ていて辛かった。「ああ死ぬのか」といつも思いながら見てしまうと、全てのシーンに気持ちを入れにくくなる。彼女が魅力的なだけに余計そういう「邪念」が僕を覆い尽くしてしまう。
たぶん評価は007としてではなく、ラブを絡めたアクション映画としてのものだったんだろうと思う。ただボンドだからこそ「立ち直れる」カードを持つことが許され、ボンドだからこそその恋心に重みが出た。007という冠を脇に置いて、撮りたい映画を撮ったらこうなった、みたいな。
まぁだからこそのダニエル・クレイグで、秘密兵器のない007なんだろうけど、、、
うーんやっぱ誰か007映画が好きなヤローと一緒に見たかったかな~。「ここはアリだね!」とか「これはどうかな~」とかしゃべりながら見たらもっと楽しめた気がする。もちろん結末を知らずに。
まぁでもなんつか「かっこよくない」んだよね僕の中で彼は。もっと言うと「悪役に見えてしまう」居心地悪さが拭えない。自分の中でかっこよくないボンドがモテるのがどうも違和感があって、、、
何を言ってるのかよく分かんない感じだけど、僕的には、あくまで僕的にはこれまでの007が好きな人には、コネリーもムーアもブロスナンも好きな僕的には、(結末を知ってる知らない別にしても)クレイグボンドは「ナシ」。なんか内藤大助みたいなんだもん。評価は★☆かなぁ。僕みたいなお子ちゃまにはあんまし楽しめませんでした。予想通りっちゃ予想通りだけど。
※慰めの報酬もなんか中途半端なタイミングで見ることになりそうな予感・・・。
| 固定リンク
コメント
こんにちは ロンドです
私は逆に007には まったく興味がありませんでした
昔からあまり映画も 見たことないし
イギリス版のエロカッコイイ親父を見て ヒーローとは考えにくいからかな?
ですが カジノロワイヤルは見ました 主人公については好き嫌いは十人十色で
個人的にカッコ良く感じたので興味を持ちました 今までのボンドっぽくないかな?なんて勝手に思いもしましたが
今までの007が好きな方からすれば 近々公開される ハリウッド版ドラゴンボールみたいな 感じなのでしょうか?
そういえば007のゲームも出ます 個人的にはかなり期待しています 楽しみです
投稿: ロンド | 2009年3月 9日 (月) 06時31分
ばんわですロンドさん、クリスですども。
このネタにコメント頂けるとは思ってなかったのでとても嬉しいです(^^。ありがとうございます。
>イギリスのエロかっこいいオヤジ
確かに。でも僕もたぶんヒーローとは位置づけていなかったと思います。小学生の頃から、(たぶん年齢相応以上には映画を見ていた方だと思いますが)周囲の大人が「子供にも見せられる」もしくは「子供にも楽しんで貰えて、大人の自分も一緒に行ってもいい」映画として親しんできたという感じ。
ただ、コブラ(C:寺沢武一)に出会って、「真剣にならないかっこよさ」みたいなのを学んだというか、価値観として認めるようになったってのはあるかも。でもやっぱ007とは直結しない気もしたり(どっちだよ(^^;。
今回のクレイグボンドは、原作でも最初の方というか、007デビュー当時ということでキャラがまだ固まっていない設定のようで、もしかして数をこなしていくウチにクレイグも女たらしになっていくのかも、とも思ったりします。そうなってからあらためて評価したいなぁって感じですね。
>007ゲー
コネリーのヤツはちょっとやったような記憶がありますが、ガイジンが作るとどうしてもFPS要素が強くなるというか、昔のファミコンキャラゲーみたいに「映画の面白さ」とは別の楽しさに向かってしまう気がしますね。64のゴールデンアイもそんな感じでしたし・・・。ただまぁゲームとして面白ければ問題ないとも思ったりです(^^;。
投稿: クリス | 2009年3月 9日 (月) 22時58分