新PCでエミュ
120ギガバイトというと自宅PCにおいてはもう一瞬で消し飛ぶ気がするほどの霞なのだが、ノートのそれは同尺度にあらず。基本仕事のファイルを中心に入れ、伊集院のラジオを入れ、これまで書いた膨大なブログテキスト(つっても30MBないってんだから我ながら情けない)を入れてもまだ80ギガくらい空いてたので、「やっぱ動画入れないとそうそう減るもんじゃないな」と実感しつつ入れるべきソフト、入れるべきデータを全て入れたので、続いてどの程度のゲームが動くのか試してみることにした。
メインPCは前回のHDDクラッシュ以来、エミュを一切入れていず、たまにシューティングでもやりたいかなぁと思うことがあっても、「面倒だからいいか」と自分を偽ってきた。でも最近長男が結構熱く撃ってそして避けてるのを見て、
やっぱシューティングは永遠だよな、、、
と久々にMAMEを導入することにした。久々だったのですぐに見つかるかなぁと思ったけど、ネットの普及はこうしたアングラなアプリも容易に見つけられる環境を構築していったようで、ほどなく適当なタイトルを試すことが出来た。
ちなみにノートPCをお持ちの皆さんは、何かゲームとか入れてらっしゃるんでしょうかね。コア2クアッドやミドル以上のグラボを積んでれば昨今のPCゲーですら余裕でしょうけど、こちとらコア2とは言え1.2Ghz。メモリ2GBとは言えグラボなし。そんじょそこらのゲームがおいそれと動くとは思わない。まぁ実際動かすと言ってもノートPCだし、そんな大きくて派手で最近のタイトルはそもそも眼中になかったんだけどね。
まずは小手調べということで初代雷電をプレイ。
全くウェイトは感じない。
まぁ多少は引っかかる感じがあったのかも知れないけど、僕が気にするレベルじゃない。画面は一切設定してなかったからかなりボヤけていたけど、一応動くことは確認できた。
つかいきなり余談だけど、MAMEとかってなんでデフォルトが「ボヤけてる」んですかね。ポリゴンとかが粗く見えるのを防ぐためにアンチエイリアスを掛けるのは理解出来るんですが、2Dのドットグラフィックにまでそれをやるこたぁないんじゃないかといつも、それも強度に思います。設定で大抵何とかなるんですが、MAMEもバージョンや亜種で全然違うし、
※今回はノートだ、っていう違いもあったかも。
まぁついでなので僕が決めた設定を書いておく。
●MAMEをボヤけずに使う方法
今回使ったバージョンはPlus!0.130。多分そこそこ新しいヤツだと思うけど、アーカイブの中には3つもエグゼファイルが入っていてちょっとビビった。
一つはシンプルな黒バックに白文字で起動可能なロムのみ表示するもの。もう一つは何かよくわからないGUI。そしてもう一つがいつものMAMEだ。つか人によってはこの「いつもの」が全く違うかも知れないが、僕にとっていつもの、はいつものだ。
このMAMEは起動時から既に日本語になっていて、非常に親切。オプション→デフォルトゲームオプションの上から順番にチェックしていく。
※以下チェックボックスにチェックが入ってるもの。
表示
・表示比率を固定
・速度制限を有効
高度な設定
全てチェックを外す
画面
たぶんデフォルト。全画面か自動。
これで気持ちよくシャープなドットで楽しめる。もし同じような悩みに直面している未来のオレがいたら、参考にしてくり。
さて、続けて他のタイトルも試してみる。こういうとき人は自分の人生を振り返る。過去何をプレイしてきたか、そして今その中でもまだ生き残っているものは何なのか・・・。
案外ついこないだプレイしたばかりのR-TYPEなどは上(のぼ)ってこなくて、雷電の次に浮かんだのは、
スパIIX
まぁシューティングばかりでも、と思ったのもあるけど、まずはポピュラーなところから、という感じかな。で、
稼動に問題なし。
ただ、「カーソルキーで昇竜拳出すのが非常に難しい」。むしろこれが別のゲームになってんじゃないかってくらい違和感があって逆に楽しい。当然一人目のザンギにやられまくりですが問題ありません。
続けて、セクシーパロディウスをチェック。何か一つグラディウス系で入れておこうと思い、IVはデスクトップでも重いのを知っていたので、それ以外で比較的新しいところを、、、というつもりでやってみたら、
これもかなり重かった。
重いこともそうだけど、ビデオエミュレーションもサウンドエミュレーションも上手く廻ってないみたいで、「出来なくはないけどやりたくもない」レベルに。ふむ。これはスペック不足なのか。
続いてのエスプレイドは普通に軽快に動いてくれた、、、のだが、「なぜか右上に移動しない」。他にも途中でボリューム設定のバーが出てきたり、
※↑これはMAMEの機能じゃないと思うけど。
ハードにゲームをするのはさすがに厳しそうという感じ。
そうそうせっかくだから雷電を縦画面でもプレイしてみたのだけど、、、
※360のパッドを付けて
ケーブルがあって安定しない&視野角が狭くて見づらくなる
感じ。まぁレッツノートもよもや縦画面でシューティングゲームをプレイされるとは思ってなかったでしょうけど。
続けてはグラディウスとスペハリを試したのだけど、
どっちも名作と再認識。
グラディウスはやっぱ今やっても普通に面白い。「これで一つの時代を築いた」だけのことはあるというか、なんか「風格」があるんだよね。最初から。雑魚の編隊一つとっても「倒せて気持ちよく」「逃して悔しい」。強くなったときの爽快感と死んだときの喪失感のギャップ、各面の構成、、、今からすれば化石同然のシステム基盤だけど、当時はやっぱり最上級で最高級だったんだよなぁって思う。何かおぼろげな記憶だけど、他に並んでたゲームとかって「テディボーイブルース」とかだった気がするもんな。グラフィックの質が違う。マスターシステムとPCエンジンくらい違うよ。
スペハリは今遊んでも驚くほど面白かったというか、
360のコントローラーと相性がすこぶるいい。
僕がへたくそだということを差し引いても十分過ぎるほど楽しめる。理由は「コインで残機を増やせる&その場復活」だから。要するにマネーパワークリアが出来る作りになってたんだよね。今はそんなゲームが多いけど、当時はたぶんかなり珍しかったはず。なんつかまぁ当時は「優しさ」ではなく「卑しさ」が底にあってのシステムだったのかも知れないけど、今だと普通に優しく映るね。
他にもいくつかやってみたけど、基本「動くかな?」と思った物は動くし、「カクるかな?」と思った物はカクる。ただ、ちゃんと動いた物に関しては普通に全然遊べるので、出先に持っていくのは(コントローラは必須だけど)アリかなぁとも思ったり。
ちなみにこの後いわゆる最近のPCゲーもインストールして動くか試してみたんだけど、
最低の画質にしてもカクカクでお話にならない。
予想はしてたけど、ちょっとでも夢を見た自分が悔しい感じかな(^^;。
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新PCは絶対まだ「こう使えば楽しい」ってポイントがあるはずだと思うのだけど、それがなかなか見えてこない感じ。あ、でもゲームの画質に関してはさほど悪いと思わなかったので、昨日書いた「画質うんぬん」の話は動画との相性だったかも、とさせて頂きます。つか液晶は液晶ってことなのかなぁ。まぁ高いのは違うんでしょうけど。
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