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2009年3月12日 (木)

ひどく落ち込む話

一つのくだらないネタでどれだけ引っ張れるかと思い書き始めてみる。そのネタというのも「1億円もらったら」とか「もし明日死ぬとしたら」みたいな、使い古されてはいるが大きなキャパシティを持つものではなく、非常にニッチというか、割とみんなが目を向けないような、それでいて共感してもらえそうな気がするような話。ああでもこれをスッと書いてしまうとあまりにもその小ささにみんながみんな(たぶん読んだ人の7割6分5厘くらい)が、「それで?」と切り捨てに掛かってくるだろうから、もう少し引っ張って書き出した方がいいかなと、、、

人生にはいろんなワナが待ちかまえている。親友にお酒を飲まされ知らず知らずのうちに中東の傭兵部隊入りを余儀なくされるような比較的大きめなワナから、あまりメジャーなタイトルじゃないけど、さすがにこの時間なら買えるだろうと朝11時くらいにヤマダ入りしたらまんまと売り切れていて、焦って近所の量販店やらオモチャ屋やらを奔走したあげく結局どこにもなくて途方に暮れ、最終的にアマゾンでいいやとページを開いたら「7~10日」という納期にまたもグレーな心境に陥り、「あ~ぁ~」とため息混じりに切なくなってたらなんだかどうでもよくなってきちゃって「新品じゃなくてもいいか」みたいな感じで発売日をスルーしたらそのままズルズルと中古を買う気にもなれなくなって、、、といいながらもゲーム屋にいくとそのタイトルを探して価格をチェックした結果「まだ待ちだな」とかオマエホントに買う気あんのかよ!?的な?最初から欲しくなかったんじゃないの?みたいな?そうこうするウチに本気で忘れ去ってて、

 今何のゲームのことを書いていたんだっけ?

とマジヤバイくらいな自分に驚いたりするワナとか、普通に歩道を歩いていたら、「あ、ウンコ!」と索敵に成功しつつもそのトラップに見事にひっかかった斥候の残した足跡を巧みにかわしていく必要性に駆られる自分が微妙に高い緊張感をまとっていることに気付いて逆にちょっぴり愉快な気持ちになったり、それでいてやってることは「ウンコの付いた足跡を避ける」という行為なことに巻き戻ると軽く死にたくなったり、「でも本当の敵は既に視認できなくなったヤツらだ!」と目をこらして見えない敵を相手により以上の路上注視してる自分に気付いたりするワナってそれはホントに何が言いたいのかよくわからないな。

で、そんな日常のワナの中で僕が本日挙げるのは、

 それが発生したときの自分の落ち込みようと言ったらない!

というヘビーなもの。それは、、、いや、もう少しだけ引っ張ることにする。

例えばそれはどんなことかというと、金銭的な被害額はたぶん100円にも満たない。時間的な被害も一瞬だし、痛いわけでも熱いとかかゆいとか苦しいとかくすぐったいイヤンばか(はぁと)の肉体的苦痛を伴うわけでもない(最後のは苦痛ではないが)。でもなんだろ過去において、僕の一生においてそれこそ数えられるくらいしか経験がなく、それもその1回1回を覚えているわけでもないのに、その事態、事件に遭遇したときのショックは一様に大きい。文字通り

 ひどく落ち込む

心が渇くというか、大きな失意、失望、無念、無惨、そしてその責任を誰にも転嫁できない悔しさもどかしさ・・・。いったい誰が悪いのか!(そりゃ自分だよ)。でもその傷はすぐには癒えない。目はうつろになり、口は半開き、たぶん誰かが話しかけてきてもすぐさま反応出来ないに違いない。人はなぜこれほどまでに落ち込んでしまうのか、たかがこれだけのことで!

ゲームの中でたとえば10ゴールドの薬草を買うのに、手持ちが50ゴールドしかなかったら、その1個の価値は高いじゃないですか?買うアイテムが例えば1万ゴールドだったとしても、手元に600万とかあれば、それは気楽に買える。
※実際は分母が巨大になる課程で効率のよい稼ぎ方を見つけているというのもポイントかも知れないけど。

同じ考え方で行けば、何万もするレゴを買うのは決断がいるけど、サイフの中にあるお金に対して影響力の少ない金額であれば、必然的にその衝撃は小さなものになっていくはずなのだ。

 だが、それは決して正比例ではない。

ガソリン代の1円10円に対して皆が奔走するように、時としてその価値は額面では計りきれない重みをはらむ。旅先でたまたま飲んだジュースが凄くおいしかった。せっかくだからともう2本買った。自宅に帰って翌朝飲もうと冷蔵庫を開けてみたら、既に子供達がそれを飲んでしまった後だった・・さすがにこれはショックがデカい。金額的には大したことじゃなくても、ある意味取り返しが付かないからだ。でも僕が遭遇した、いや、多くの人が遭遇したであろうこの事件は、きっと普通に埋め合わせようと思えば出来るだろうことなのだ。手を伸ばせば届くところにいるレベルの、ごくごく身近で、ありふれた毎日に普通に存在する、、、

 言いますよ!?

 言っちゃいますよ!??

 「(おにぎりの)タラコを落としたーーーーーーーーーーー!!!」

どうでしょうか。これほどの悲しみ、これほどの衝撃、これほどの切なさを人は乗り越えて行けるのでしょうか。僕は経験するたびに思います。

 なんて悲しいんだ!

と。とりかえしが付かないことをしてしまった。もう僕には帰るあてがない・・・。涙でかすんで前が見えないよパトラッシュ(そんなセリフはない)。赤いモビルスーツが勝つわ(色が違う。つか全然関係ない)。

買い直せば済むってわけでもないんだよな。だってそのブロックに手を(口を)伸ばす課程では、外壁から徐々にセンターに向かうステップがあるわけじゃない?大切な大切なセンタースポットにたどり着く前に、誰もが避けられぬ通過儀礼とも言える「白米エリア」をくぐり抜けてやっとたどり着いたエルドラド、シャングリラ、天竺なわけじゃない?あと一歩でたどり着くその直前に、それがいきなり、

 ズドーーーンッ!

と奈落の底に沈んだらどうですアータ!母を訪ねて三千里、イスカンダルまであとわずか、「次の停車駅は惑星メーテル、惑星メーテル・・・」なのにそこには機械のカラダもコスモクリーナーもお母さんもいないとわかった瞬間の自分を想像してみてくださいよ!もうため息しか出ない。生きる希望もなにもあったもんじゃない・・・。

もう一個買ったらまたふりだしからやり直しです。それも「ブラも外してあとは触れるだけ・・・」というところまで行ったのに「また衿ボアのコートからやり直し」、、、スミマセン経験もないのにウソついてしまいました。そんなのは僕にはわかりませんでした。見栄張ってしまいました。ちっぽけな自分に乾杯!

落ちてしまったカケラがどれほどの大きさだったのか、「絶対探す」ね。でもってそれが凄く大きかったりするとそのショックはより大きな物になる。だったら探さなきゃいいと思うんだけど、やっぱり探してしまう。割と小さかったりすると今度は「いや、アレはメインじゃない。他に本体がいるはずだ、、、本体を探し出すまでは地球には、、彼女の元には戻れん!(誰だよ)」と勝手な思いこみで入念に探したりする。歩きながら食べてた時なんか、思わず来た道を戻ったりする。見つからなきゃ見つからないでそれはそれで切なかったりするのだ。

でもね、最近のおにぎりの中には「ブロックのタラコがないヤツ」もあるじゃないですか。ほぐしたタラコがまるでサンドイッチのタマゴのように薄く敷き詰められてる、みたいなヤツ。あれだったら落としても「粉」だからさほどショックでもないんだけど、

 それって違うだろっ!

って思いません?僕は思います。大切な大切なものだからこそ、徐々に外堀から埋めていって最後にドラマチックにクライマックスを飾るべく「ガブリ」といきたい。おにぎりは一本のストーリーなんですよ。起承転結で言えば起が開封、承が一口目、転が具材入りで、そして最後に結でクライマックスなんですよ。それが結を迎える直前に行き場を見失ったらどうですか!?推理小説で言えば「犯人はおまえだーーー」って指さしたシーンの次のページが破られてるようなもんですよ!RPGで言えばついにラスボスだぁ!と話しかけたら戦闘開始直前にエンディングが流れ出すようなもんです。

 行き場のないこの思い、何で埋め合わせたらいいの?

ちなみにおにぎりの具も最近じゃいろんな凝ったのがありますが、焼き肉とかツナマヨ系のウェット素材は割と落ちづらいですよね。やっぱりリスキーなのはシャケのハラミとか前述のタラコのように堅めで「主演」が明確化されているタイプ。落とした後なんかは「もうタラコは買わない!」とまで思ったりするもんですが、時が経つとどうしてもその痛みを忘れてしまうというか、明太子ではなくタラコじゃなきゃダメなんだ、、、今の僕には彼女(タラコ)が必要なんだ、、、って時もあります。いや彼女がタラコくちびるってワケじゃないですよ念のため。

あ、でも時には「落としたと思ったらビニールの中に紛れてた」なんてこともありました。あんときゃ嬉しかったな~。ま、後にも先にもそれっきりですけどね。そんな幸せと巡り会えたのは・・・。
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前半どうしようかと思うほどテンションが上がらなかったけど、後半はなかなか楽しく書けました(^^。皆さんはそんなことないと思いますけど、自分はこういう話が大好きなのです。書くのも読むのも。

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