けいおん!~その2~
※今晩二つ目。
前回はかなり辛辣な感想になっていたのだけど、あれから印象はガラリ一変。面白い。相変わらず男子は出てこないし、
※店員とか他の先生とかくらい
パンチラも全くなし。女子メインで進行するけどエロじゃない。同じ女子高生を扱った「ガールズハイ」とは全く違う方向性。
結局のところ仕事の丁寧さ、作り手の愛情がこちらにも流れ込んできたというか、一枚一枚の作画にデッサンの狂いがなく、あまり一般的でない角度の描画にもスゲェ気合いを感じる。僕は知らないけど声優も「それっぽい」ところが揃ってる感じだし、完全にアニオタ向けの風体でいて、一般層が見てもそこそこ楽しめるような、たとえば原作にないエピソードや演出を盛り込むにもこなれた感じで安心感を与えるようなテイストを感じられるようになった(特に3話)。
勢い余って原作も読んだが、厳密に4コママンガという感じではなく、4コマを一つの節目としてライトなコメディを描いている印象。4ビート?みたいな?
アニメとの絵的なギャップは少なく、作者のキャラに対するイメージを膨らませる形でアニメ化された印象があるが、やはり当然のことながらマンガからは音は鳴らない。「けいおん!」は「のだめ」同様音楽を扱った作品なので、その点はアニメにもアドバンテージを得られる隙がある。実際演奏しているシーンの音があるかないかはやっぱり大きいと思う。
マンガもアニメにも言えるのは、そのキャラがかなり一人歩きし始めた印象だ。最初はマジメというキャラ設定だった澪に「恐がり」「寂しがりや」などの属性が付与されたり、さわ子先生なんてもはや序盤の印象など全くない「主役キャラ」並の動きを見せてくれるようになった。
※あくまで僕の印象だけかも知れないけど。っていうか僕はさわ子先生が好きなわけだけど。
正直全体通してみるとまだまだオタク向けの印象は拭いきれないが、少なくとも1話よりはるかに「僕が惹かれている」のを感じる。単に染まっただけなのか、もともとの出来が良かったのかはわからないが、現時点(5話終了2巻読破)までの評価は、前回の★☆から★★☆に格上げしたいと思う。つかゴルゴ13終了後「ダラダラ気軽に見られるアニメ」としての立ち位置がよもや「けいおん!」に取って代わるとは正直思ってなかったね(^^。とらドラより遙かにユルくてお気軽です。いやホントゴルゴみたい。
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