最低な男
まぁ常々最低な人間をナチュラルに演出してきた僕ですが、昨夜の僕はその中でもなかなかにハイレベルに昇華された、完全体に極めて近い出張お泊まりライフをエンジョイいたしました。つか書くこと自体はほっとんどないので、まぁすぐ終わっちゃいますが。
2、3日前までうなっていた頭痛も吐き気も腹痛も歯痛もなりを潜め、っていうかこないだの劇的なまでの歯痛がまさしくウソのように直ったというか、以前に戻ったというか、そもそも「虫歯ではない」「歯周病でもない」みたいなことを先生に言われたからには、ぶっちゃけ
それって時間とかで直るんじゃね?
と思っていたのが的中。虫歯は絶対時間では治りませんが、化膿してるだけならかさぶたが出来て傷跡も癒えるのが人間のナチュラルフォーム。つか先月は痛くてラーメンの味もよくわからなかったのに、いやほんと健康って素晴らしい。もちろん歯を磨いたあとはお湯ですすぎますよ!?っていうか歯みがきはやっぱ大事ですね。
で、
いつものように仕入れをし、ただいつもより遅くて多めの昼飯だったので食事は軽めにおにぎり二個とお菓子を少々。ドリンクだけ気を遣ってペプシNEX。つかそこだけカロリー抑えても絶対やせませんあしからず。
ノートパソコンに入れた某エロゲーを起動し、ダラダラと読み進めながらおにぎりやお菓子をむさぼる。一口目のペプシでゴクリとのどを潤したその刹那緊張が走る・・・。
来たな・・・
じっとりとした脂汗がにじむ。ゲームを進める手を止め、しばし下腹部に意識を集中する。油断したら負けだ。ここは正念場だぞ。自分に何度も言い聞かせる・・・。つか僕がいるベッドの上からトイレまではわずか4mほど。さっさとトイレに行けばいいのだが、それが出来ないのがダメな大人たるゆえんでもある。つーか今動いたらヤられる・・・誰に?
周囲からの殺気が収まった・・・
「今だ!」
僕は身をひるがえしノートパソコンを持ってトイレに駆け込む。ギリセーフ。僕は自らのゲートを開き、思いの丈を白いキャンバスにぶちまけた・・・茶色いクレヨンで。周囲に立ちこめる異臭・・・「誰だ!」オマエだよ。
下痢はツライと思われがちだが、実際のところセーフティネットさえ用意されていればそれほどリスクの高い状況ではない。つかゲロだろうと鼻血だろうと大都会の夜ホテルでひとりでいるだけならあんまどうでもいいというかNO問題。強いて言えば、
さすがにウ○コしながら食事は摂れない
くらいのもんで、両手も両目、両耳も空いているのだから、大抵のことは出来るのである。トイレというのは実は非常に自由度が高いのだ。トイレは僕に翼をくれるのだ(飛べるわけじゃないが)。
左手にレッツノートを持ち、右手で左クリックの場所に手を添える。この辺りは花道が繰り返しつぶやいた通り・・・ここは「そりゃ右手じゃなくて左手だろっ」と突っ込んでくれるやさしさが欲しいところです。「花道じゃなくてドロロでしょ!」はウチの娘が隣で差し入れてくれたコメントです。ただそれはウチの読者にはキビシいハードルと言わねばなりません娘よ。
物語は佳境に入り、自然と僕の手にも力がこもります。ここで油断してトイレの中に落としてしまったりすると、まぁ場面としては盛り上がるかも知れませんが、そんな愚かなことは絶対しません。こういうところは本気で油断しない男なのです。感動的なストーリーを茶色く汚してはいけません。
っていうか本気で感動。
トイレットペーパーで拭っても拭っても涙があふれてきて、油断するとケツを拭いた紙で頬に伝う一筋の清流を恐怖のどん底にたたき込んでしまいそうになりますが、、、って、
今の俺、かなりの最低度合いじゃね?
洋式トイレの上に「踏ん張る」スタイルなのは以前にもご紹介したとおりですが、そんな状態で左手にノートパソコン右手はこぼれ落ちる涙を拭くためのトイレットペーパーです。
こんな最低な38歳ってないだろ!?
自虐というよりむしろ自分で自分を褒めてやりたいくらいです。
※ちなみにさっきエロゲーと書きましたが、内容はもう全然エロくないです。かなりシビアな展開ですが、イイ感じの感動ストーリー。途中までだとあまりに重くて★★☆でしたが、一人目終了で評価は★★★に。つかやる人によっては十分8点にも9点にもなると思いますし、そこまで泣いたんならもっと高評価でもいいんじゃないかとも思うのですが、やっぱり重いし、重いし、重いんですよ。感動して涙も流したけど、「感動したくて涙を流したいわけじゃない」わけで。物語よりエンターテインメントが好きなわけです。
※でも勧めるのは勧められる感じ。
なんだか話が横道にそれてしまいましたが、とりあえず翌日も結構下痢には悩まされ、暖かいお茶にしみじみ幸せを感じたりしました。ちなみに仕入れ先のカップ式自販機は、セール期間中無料になるのですが、人間タダだと割と図々しくなるもので、ひとりで何度も飲みに来る人がいます。
※まぁ僕もそのひとりですが。
いつもだったらお茶にする人がリアルゴールドを飲んだりカフェオレやホットを飲んだりするわけです。「ペットボトルで割安に売ってるものはあまり飲まない」。いつもならアクエリアスなのに、HIーCピーチを飲んだりする。
でも今日の僕は下痢気味なので、「煎茶 宇治抹茶入り」をチョイス。紙コップの半分ほどしか入ってないいつもなら定価70円のお茶が注がれました。
ホットは氷が入ってないので当然量的なディスアドバンテージは否めないのですが、それがコーヒーやカフェオレならいざしらず、お茶だとなんでこんなに「損した」気になるんだろと一瞬頭をもたげましたが、「タダだし」と一蹴しつつ口をつけてひとすすり・・・。
ウマ~い。
結局のところペットボトルのお茶はお茶であってお茶でないというか、どこかに「水でもスポーツドリンクでもないもの」という印象が込められている気がします。もちろん全てが全てではないんでしょうけど、一口飲んでその美味さを実感したりはしない。
いやもちろんこのカップの煎茶もまたそれと同類なのかも知れない。っていうか同類でしょう。AGFの自販機だからって利休に立てて貰う最高級のお抹茶みたいな美味さがあるとは僕も思っていません。
でもペットボトルとは違う。
最後にコップの底に緑の丸い縁が残るほどの濃さ。インスタントとは承知していても甘さと苦さの同居する暖かな味。
歳・・・なのか?
と思いつつ、もし今度別のカップ式自販機を見つけたらまたお茶を買ってみようと思った次第です。伊達にコーヒーと同じ値段で提供してるだけのことはあるぜ?っていうか原価はそれでもかなり安いんだろうけどね。
つか今ひとつタイトルと整合性がない話題のが多かった気もしないでもないけど、、、まぁいっか。
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