地元のお祭りにて
昨日と今日は実家のお祭りで、さほど大きくないながらも山車や花火を見たりした。つっても正直な話かなりしょぼいというか、寂しいというか、こぢんまりとしてしまった印象が強く、「そういう市町村多いんだろうな」と思ったり。
結局いろんなところに不景気の影響は出ているわけで、露店の数も激減。お客さんの数も激減。当然のように乱玉や大筒を担ぐ人も少なく、青年が二人とか、小学生だけじゃ御輿が担げないとかの話も耳にする。
まぁそうまでして続けて行かなきゃならないもんなのかな~と自分では思う。子供の頃から祭りや花火にさほど良い思い出があったわけでもなく、実際問題お祭りで服を買おうという人もさほどいないから売り上げ的にも魅力のあるイベントじゃない。でも寄付はそこかしこから集めに来るし、山車が通れば酒も1本出さなきゃいけない。
露店が少なくなったってのは要するにお客さんが減ったってことで、露店が少なくなるとまた来年のお客さんはまた輪を掛けて少なくなる可能性が出てくる。つか花火を見ていてもそれほど長く見続けている人はいなくて、大体10分もすると結構な割合で「飽きてしまっている」ようだった。
「花火を見に行く」
という娯楽は僕どころか僕の親父の生まれるより前からある古典的な娯楽行事だが、正直言ってお金も掛かるし、危険だし、知識や度胸のある人間も要るしで、継続していくためにはかなりのハードルがある。そのハードルを越えさせるためにはそれ相応の情熱が必要になってくるわけだけど、そこが一番難しいところなんだろうなと思う。
結局「面白いものにはお金も掛けるし気合も入れる」のが当たり前なわけで、ディズニーランドでもドラクエでもモンハンでも、自分に楽しさを与えてくれるからこそ前向きになれる。
でもお祭りとか花火とかってのは、、、ぶっちゃけにぶっちゃけちゃうと、「携帯」より猛烈格下な娯楽なんだろうなって思う。昨日今日見ていても、カップルで二人が「お祭り」というイベントに対して揃って盛り上がっているところは、ついぞ見ることがなかった。せいぜい高校生くらいの子が手を繋いでるとか、重なって椅子に座っているとか、、、あ、そうそうこのカップルにはちと思うところがあったのでクリスらしい視点で少しだけ触れておく。
男の子は膝の破れたズボンにピアスをしてるような、でも身長は160cmちょいくらいで、女の子も似たようなセンスの出で立ち。男の子が植え込みのブロックに腰を下ろし、女の子がその膝の上に座る。見るともなしに見ていたら男の子の方が女の子のおしりを撫でたり叩いたりし始めた。あとおなかをハグしたりしはじめた。
ケッ!
軽く舌打ちをしつつ羨ましいなぁ~と思う僕。でも次の瞬間、彼女の顔が見えた途端に、
ま、いいか。
と手のひらを返したくなった。なんだろこの感覚。なんかむしろ男子側に同情の念すら沸いてくるこの感覚なんだろ。つか男子は背こそ高くないけど、別段マスクは悪くないし、印象として今時の子だと思うんだよ?でもなんだろこの感覚。
あと昨日手筒を見に行ったとき、
※「手筒」が昔から普通に存在した町なので、説明不要かと思いつつ、実は全国区じゃないことも知ってるので軽く解説すると、直径20cm長さ70cmくらいの縄が巻かれた筒に火薬を詰め、手で持って出す大型のドラゴンみたいな花火。当然火の粉を浴びまくるので、結構度胸とかが問われてる感じのする花火。
となりにいた男女の会話も耳に入ってきて「・・・」って気持ちになった。男と女はカップルというわけではないにしても、男は女の肩を抱いているらしく、女の子も最初はそれに抵抗もなかったんだけど、あまりに野郎の会話がへたくそというか、萎えるというか。挙げ句の果てには女の子が、
「帰るなら帰ってもいいよ、私ひとりでも全然平気な子だから。海外とかもひとりで行けちゃう子だから。ひとりでも最後まで見ていくし」
と来た。途中も「肩が凝ってきたから手をどけて」「じゃあもんであげるよ」「オレそっちの専門学校行ってるんだよね」みたいな会話。逃げ出したいよマジで。
そりゃ花火とか来なくなるよなぁお客さん
って思った。正直歩いてる子の中には目を見張るようなかわいい子もいるにはいるんだけど、「かわいい子が目を見張るようなかっこいい野郎がいない」。それなりにかっこいいヤツは案外山車に乗ってかっタルそうにお囃子を叩いてたりしているわけで、そりゃ女子のテンションも下がるだろうって感じ。つか露店も少ないのによくこの状況で時間潰せるな、とマジで思ったりした。
打ち上げも部屋の窓から見てる分には寂しげだったけど、付近まで行った人の話ではかなり人が出てたって言ってた。雨に降られなかったのでよかったと思いつつ、長く続けていくには少なからずハードルがあるなぁと思った次第だ。
あ、もうイッコ書き忘れてたことがあった。
お祭りって言うとその地区ごとにいろんな「常識」があるわけだけど、この祭りも昔は男子のみって感じだったのが、この2年ほどで女性(女の子からおばさんまでを指す)も参加するようになってた。当然おばさんに関してはどうでもいいのだけど、女の子がハッピを来てお囃子をしたり、おしろいを塗って大名行列をするところってのはちょっぴりテンションUP。
※念のため、バストにさらしを巻いたりはしていません。念のため。所詮Tシャツです念のため。残念ながらメイクもしていません念のため。つかメイクくらいしてもイイんじゃないの?というかむしろ、
女子中学生にバリバリメイクさせて、それ用の格好をガチで決めさせてポーズ取ってまつりの宣伝ポスターにしたりすれば、ちったぁお客さんも増えて盛り上がりも増すんじゃねぇの?
って思った。いやだって今時の中学生ってスゲェよ?つか芸能人でも5人に3人は女子中学生でしょ?<何基準だよ。
まぁそれに乗じて自分の店でもお祭り用品が売れるようになったりしないのかなぁと思う次第です。つか自分が祭典係(「さいてんけい」と読む。祭り進行の中枢。でも基本は持ち回り)になったときとかに、、、ああでもその時はなかなか「かわいい子」が見つからなかったり声を掛けづらかったりするんだろうな~。っていうかそんなこと、ヘタしたら犯罪者だもんな今のご時世・・・。ああでもあの子かわいかったな~(こういう事書いて大丈夫なのかクリス・・・)。
つーわけでドラクエは思いっきり頓挫中。しゃあないねこう言うのは。
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