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2009年8月29日 (土)

ゲームやアニメって作るの大変そう

週アスのニュースの中に、「アニメ制作会社がスタッフ募集あまりに過酷な条件にブーイングと同情」みたいなのが載ってた。その条件とは、「未経験者は1年間無報酬。血液型はAかOのみ」。

AB型の自分としては、「確かにまめにこなせるAや感情的になりにくいOの方が集団で仕事する上で(少なくとも上からは)操作しやすいのだろうなぁ」と思うし、岡田斗司夫のコラムを読む限り素人が「使い物になる」ようになるには相応のコストと期間が必要なのもわかる。ニュースには「実際のアニメーターの月収が3~7万ほど」という話も書かれており、事情を知ってる人であればあるほど、「仕方なく思う」のかなぁと。

先日大満足の細田守監督も、僕の記憶が確かなら劇場版のアニメを(サマーウォーズを含めて)5本撮っているが、一つ目のデジモンアドベンチャーは、給料1本につき46万ほど(5ヶ月ほど掛かったので1ヶ月10万以下)だったという。他に仕事をしながらじゃないと生活出来なかったという。

宮崎駿監督が手塚治虫先生に対して「アニメをこれほど安売りした罪は非常に重い」とどこぞでコメントしていた。テレビ局への売り込みの際、掛かる手間やその視聴率、ニーズもろもろひっくるめて、テレビ局側からしたらアニメほど美味しいコンテンツは(当時)なかったという。もちろん手塚先生もその分野を広く世間に認めさせることを優先したかった事情もあるだろうから、一概に後世の人間がとやかく言えない面もあるんだろうけど、

 とにかくアニメは愛がなくちゃ作れない

のは間違いないはずだ。もしくは常人の3倍の速度でよりハイクオリティな結果を残せる宮崎駿監督や庵野監督のような才能か。

今はある意味空前のアニメブームと呼んで良いほど作品があふれているが、これはDVDやメディアミックスでの二次利用にニーズが発掘できたためで、テレビアニメ単体では到底コストをまかなうことは出来ない。声優がドラマCDや音楽CDを出すのも専門誌が出るのも、要は裾野を広げないとやっていけないことの裏返しなのかも。

アニメでもゲームでも作るのには時間が掛かる。お米や他の農作物と違って確実なニーズが確約されているわけでもなく、オリジナルタイトルだと続編物のように売り上げにある程度の試算が経つわけでもない。作り始めるときに「いくらくらいどのくらい掛かる」と計画を立てて当然作り始めるんだろうけど、往々にして予定は狂う。当たり前の話5ヶ月で作る予定が6ヶ月になれば単純に20%分の給料を「どこからか」捻出しなければならない。監督の給料なのか、スタッフの給料なのか、はたまたクオリティの大幅に下がる海外の外注スタッフを使うことになるのかはわからないが、「誰かが尻ぬぐいをしている」。

だからドラクエとかもいくら売れても大変だろうって思う。発売日が大幅に遅れた分は、たぶん原価率にも跳ね返っただろうし、販促費やいろんなところに対する(もちろん消費者も)信頼も欠くことになった。それでもアニメと違って「質を落とせば出来上がる」たぐいの物じゃないし、既にもの凄いコストを掛けて作ってるから途中でポシャるわけにも行かない。いくら「あと1億円余分に掛かります」って話になったとしても、「それまでに5億使ってるのを無駄にする」と言う決断はなかなか出来るモンじゃない。もっと言うと坂口博信と違って堀井雄二は「堀井雄二あってのドラクエ」だから(まぁ役職的にも結構上だけど)責任を取って辞めさせるわけにもいかない。せめて次回作は少しでも早くリリースできる体制を整えようって程度だろう。

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正直な話、僕は昔ほどゲームにどん欲じゃない。以前ならスーパーやデパートのゲームコーナー、、、ホテルならその有無こそがそのホテルの価値に直結するほどだったし、毎月10冊以上ゲーム雑誌を買っていた頃だってあった。ひとり暮らししていた時なんかは月に4万円くらいゲーム関連に使っていた気すらする。「新しい風」を感じさせるものであれば、それがゲーセンだろうと持ってないハードだろうとパソコンだろうと、目を輝かせてページをめくったものだ。

だが今はどうだろう。今までやったことがあるゲームの続編および、そのテイストを感じさせるものにのみ明確な興味を示している、一昔前のライトユーザーのようじゃないか。時代がFPSや箱庭型アドベンチャーをもてはやすのを単に嗜好の違いとして距離を置いて由とする自分。以前なら「信頼しているメーカーやクリエイター」の作品であれば何も考えずに予約を入れていたはずなのに、今ではヘタすりゃ発売日だって忘れかねない。

ネットを通じての娯楽やニュースが昔より潤沢になることでそのそれぞれの賞味期限が短くなり、同じ刺激でも短時間に色あせてしまうようになった今、どれほどのコンテンツが健康的で正当な評価を得て回っているのかと思う。マクロスFはどうだったんだろう。サマーウォーズは、エヴァは、ドラクエは・・・。

でもやっぱりファンを自称できるほどに思い入れる事が出来た物には、相応にお金を掛けて行かなくちゃダメなんだろうなって思う。でもって「触れることさえ出来れば傾注する」自分好みのコンテンツに出来る限り多く出会いたいと思う。サマーウォーズ見ることが出来て良かった。ケロロ、よつばと、けいおん、何がきっかけで触れることになるかはわからない。でも基本及び腰ではそのチャンスはどんどん減ってしまうだろうし、自分という人間も何かどんどんつまらなくなっていく気がする。
 これからも橋から飛び降りるような生き方をしたい。

あと凄く恵まれない環境で素晴らしい作品を作り上げるスタッフに今さらながら敬意と感謝をしたい。
※逆につまんない作品を平気で世に出すようなところはなくなってしまえばいいと思う。でもホントは才能があるのにいろんな事情や環境でその実力が出せず、結果どうしようもない作品になってしまって社会的に抹殺されたりすることもあったりするんだろうな、とか思うと一概にそうも言えないのかも、とも思ったりするけど実際に本当に凄い人ってのがいたらその人を「サポートしたい!」って人も当然のようにいるはずで、そう言う人は結局巡り巡って世に出てくることになるんじゃないかなぁとも思ったりもするけどやっぱりそうじゃない人もいるんだろうな。とりあえず、

 自分が自営業やってる分フェアな商売してる人は支持したいと思う次第です。

あと、

 アニメ好きな人ってアニメがホントに好きなんだなぁ

と思いました。愛があれば飯も食わなくていいって人がアニメ業界を支えてるんだろうなぁと。

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