タイムトラベル
今日頼んでおいたリサイクルトナーが上がってきたと連絡があったので隣町のヤマダ電気まで取りに行った。リサイクルトナーというと「なんだオマエえらそうにエコか!エコロジアンか!エコリストか!いやむしろエロリストだろオマエの場合は!」とツッコミが入ってもなんらおかしくないのだが、何のことはない安いのだ。僕が使っているキャノンのA3モノクロレーザーのトナーは普通に買うと3万近くする。プリンターが7万でトナーが3万円ってどんなだよ!?って思うけど、そう言うもんなのだ。ゲーム機じゃないけど基本はトナー代で儲けるように出来ているのだ。
だってリサイクルトナー10800円だよ!?
爆安だって話。馬鹿正直に買ってる人とかもいるんだろうけど、スゲェ経費の無駄遣いだよなぁという話。まぁ最近買ったブラザー(A3モノクロレーザー)のトナーはリサイクルでも新品でもそれほど値段が変わらないみたいだから、
ぼった食ってるのはキャノンだけなのかも知れない
けど。いやいやキャノンさんはよくやってくれてますよ、昔から一般の小さなお店でも買えるレーザープリンタをリリースしてくれてましたしね。まぁ最近じゃブラザーも出してるけど・・・。
そんなわけで秋の夕暮れ時に車で1時間ほどのショートドライブへとしゃれこんだわけです。まぁ仕事ですけど。
いつもなら週間アスキーをパラパラとめくったり、携帯に入ってるいい加減聴き飽きた曲を流しながら運転するんですが、今日ふと、肘掛けの中にあるカセットの存在を思い出しました。もう何年くらい聴いてないかわからないほど古いテープ。少なくともこの車になってからは一度も掛けたことがないカセットの一つを取り出し、おもむろにブスリ・・・とはいきませんでした。なぜなら既に1本入ってたから。いくら高性能なデッキでも入ってるところにもう一本とはまいりません。ましてや高性能じゃない普通かつオールドなカーステでは当然のように無理無茶無謀です。
ちなみに昔のカセットテープ、それも随分長い間聴いてないようなヤツってのは、往々にしてテープが伸びまくってたり、ヘタしたら切れたりしてるわけですが、たまたまそいつはケースに、それも巻き戻された状態で入っていたので難を逃れました。流れてきた曲は、
スターダストレビュー 夢伝説
おおっ!とは思いません。なぜならカセットケースに曲名が書いてあったのを見たから。もっと言うと2曲目にリボンの「BE MY DIAMOND」が入ってるのを見て入れたから。
※この曲はいい曲なのでちと貼り付けます。1mb制限なので音質は64kだし1番だけですが。つかちょっとがんばればこれは見つかります(^^;。
「090921be_my_diamond.mp3」をダウンロード
あ、全然余談な上に「真剣で私に恋しなさい」やってる人で、それもそれなりに年齢がいってる人にしかわからない、むしろ誰ひとりわからないネタだけど、マジ恋に出てくるサブヒロインの千花って永作博美の若い頃みたいな気がしない?しないか。なんか聴いててふと思った。
http://www.youtube.com/watch?v=Xs-15veI1D4
このカセットには他に、最後の雨(中西保志)、別れましょう私から消えましょうあなたから(大黒摩季)、瞳を僕に近づけて、ノーザンライツ(スタレビ)、抱きしめたい(ミスチル)、Oh!クラウディア(サザン)、あとTUBEのアクエリアンガールなどが入っておりまして、久々に聴いた曲がほとんどなのに、
※MP3で持ってないものも多い。というか音源違いでMP3の方はなんかイマイチ好きになれないバージョンだったりとか、、、。
スゲェいいわけ!
何年くらい前に入れたテープだろ、、、19年とか?18年くらい前だと思うんだけど、結構自分が音楽に対して誠実というか、熱心というか、のべつまくなしフックしたものは借りまくってたという状況下で、「借りてきても一回聴いてみてイマイチだったら入れない」「アルバム借りても好きな曲以外は入れない。ヘタしたら1曲も入れない」というスタンスを貫いてより抜かれた曲たち。まぁテープによっては既に聴きすぎて飽きが来てるものもあるとは思うけど、この1本に関しては非常に満足しつつ気持ちよくドライブ。最近車で音楽聴く時はせいぜいPSPとか携帯とかだったのでボリュームが十分な環境というだけでもかなり高揚感があった。
車から流れてくるテープは既に僕が免許を取ってからのものだったから、当然のように以前聴いていた頃も同じようにカーステから聞こえてきていた。
でも見える景色が全然違う。
僕がセガサターンや初代プレステを買った頃あったおもちゃ屋やゲーム屋は1軒を残して全滅。無理言って前日にソフトを売ってもらった店、作ったプラモを並べてもらった店、店長とダラダラしゃべってた店、、、どの店ももうない。
僕が結婚した当時住んでいた近くのスーパーも今は駐車場。向かいにあった和風レストランは完全にアパートになってた。ゲームセンターも、雀荘も、見える看板も、たかが20年なのに全然違う。秋の風のにおいは爽やかで変わらない、耳に届くメロディも昔のままなのに、見える景色は、足繁く通った店は、知り合いの店員たちはもういない。
ふと気付けば流れている曲に使われている楽器も、何かどことなく古びて聞こえてきた。僕らが子供の頃懐メロと呼ばれたフォークや歌謡曲。その時は今聴いてる曲が同じ呼び名で呼ばれる未来が来るとは到底思えなかった。でも先日たまたま街中で耳にした中森明菜の北ウイングの旋律は明らかに何かが古い。有線から流れる最新JPOPも、正直言って好みとは言い難い曲が多い。
※そんな中にあって柴咲コウの新曲は結構好きだけど。
時代に取り残された感というか、懐かしさが切なさに変わる感じというか。
でもどうなの?今の曲って今の若い子には人気だったりするんですか?テレビのカラオケ№1みたいな番組でも、イントロクイズみたいな番組でも、あと「はもねぷ」でも、最近の曲をじっくり歌う、聴かせる場面って少ない気がするんだけど。こういうのってCDが売れなくなったとか歌手が儲からなくなったとかってのと無関係じゃないのかな。
子供が「何かゲーム買いたい」というので、「古きを温め新しきを知るがいい」と適当に古いゲームを漁ってみた。懐かしさと共に当時の風景が思い出される。たまには実家に戻って当時よく聴いていた曲を流しながら、レトロゲームに興じるのもいいかも知れない。退行っちゃそれまでだけどさ。
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