時をかける少女
※本日二つ目
娘が「何か楽しいことない~」とせっつくので、、、っていうか娘よ、オマエはオレか!と思わず思った。ホント「何か楽しいことない~」って言いたくなるよな、毎日。いきなり話の腰を折ってしまったが、その選択肢として提案→受諾されたので、ついに見ることになった「時をかける少女」通称「時かけ」。サマーウォーズがロングラン公演決定!のCMを流しつつも「ウチの新聞には一件も載ってないんですけど?」と疑念をぶつけたくなる細田守監督の出世作。まぁ原作の筒井康隆さんにもお墨付きをもらったほどの傑作だったらしいのだが、、、
まぁなんつーか惜しい。
とにかくラストが僕的にどうしてもスッキリしない。嫌なヤツも出てこないし、終始娘とあーだこーだと話しながら見るにはとてもいい塩梅の作品ではあったものの、僕的どうしてもラストが、「え?え?それでいいの?」という感じ。スタッフロールの後に当然のようにエピローグが挟まれて気持ちよく終わるかと思ったらさにあらず。ギャフン。
以下結構ネタバレかも・・・
あの絵、あまりに素直にタイムリープという非現実的な現象(行為)を受け入れる魔女おばさん、どの程度かわからない未来なのに「待ってる」とは?千昭は真琴に事実を明かしてしまったおとがめを受けないの?
自分にはどうしてもハッピーエンドには思えなかったんだよね~。
音楽もいい感じだし、序盤の掴みはOKだし、キャラも生きてるんだけど、
※声優さんに関してはもう一歩かなぁとは思ったけど。魔女おばさん以外違和感が・・・。
原田知世の時かけも当然のように見てるはずなんだけど、正直そっちは1㍉も記憶にない。主題歌だけ。それも松任谷由実の方が視聴頻度が高かったというなんとも希薄な状況。だから原作や旧作との違いとか全然わからないんだけど、
やっぱりコレは惜しい作品
という感想しかないかなぁ。つか奥ゆかしいとか、いい意味で不明瞭って思う人も多いと思うし、だから評価が高かったんだとも思うんだけど、僕と娘の「低年齢層」が見るには、ちと難しかった気がしました。
ちなみに見る前に友人Tが「三角関係の恋バナみたいなのだよね?だから見る気になれない」って話をしていて、僕もそういうつもりで見たんだけど、割と三角関係ではなかったね。っていうかもう一方の医者の息子(もうスッカリ名前忘れてる)は真琴のことが好きじゃなかったのかね。そっちもなんだかわだかまりが残る・・・。
オススメ頂いた方々には申し訳なく思いつつも、クリス的な評価は★★☆かなぁひいき目で。途中まではよかったんだけどな~。スッキリしないぜ。
| 固定リンク
コメント
こんばんはクリスさん。
1週間前に観たよ。
感想というか、まず思ったのがサマーのが全然面白くて
感動したなぁ。
とどうしても比べながら観てしまったよね。
多分あの魔女おばさんは旧時かけを知ってる人たちへのサービス的な意味で
旧時かけの主人公=魔女おばさん、だったようなのをどっかで
読んだよ。
なので、あのようななんでも解ってますってな感じになるのね。
あと、サマーはウチの小学生2年と幼稚園の年中の子供たちともしっかり、
それぞれが面白いって言いあえることができたけど、
僕の子供たちと一緒に楽しむにはかなり早いなぁと。
終わりは、ハッキシ言って全然スッキリしないですよ!!
もっともっとスッキリ感動させて欲しかったなぁー僕にも分かるように、
簡単にさぁとも思ったよ。
やっぱ、見て損したとも思わないし、
それなりにサマーみたいに細田監督らしさ、
ってのもしっかりあって良かったよ。
でもクリスさんと同じこと言っちゃうけど、惜しい映画。
投稿: nori | 2009年9月25日 (金) 23時00分
ちすnoriくん、クリスですまいど。
今日は娘の運動会で久々に真剣に応援してしまいました。
いろんなところで甘く小さくなってる運動会ですが、
子供達の楽しげな顔を見るのは良いです(^^。
時かけは元文にも書いたけど、SF好きにはそそる展開だったのかもなぁとは思うんですよね。なんつかお約束を知らないから、何かスッキリしないというか、スッキリしないと僕らが感じる終わりは、SF界では一つのステロタイプなのかと。
でなければそれなりにヒットした理由がわからないんですよ。いや悪い映画だというわけじゃないんですけどね。
ちなみにデジモンの細田監督作品も二つとも見ましたが、正直尺が短すぎてなんだかダイジェストみたいな映画でした。「新しさ」は感じるんだけど、僕には難しいというか、今ひとつというか・・・。
でもこうした過去の上にサマーウォーズができたと思えば、次回作はより良い作品になる可能性もあるわけで、そういう意味での期待感は高いですよね。
投稿: クリス | 2009年9月26日 (土) 22時37分