« 新モニターその後 | トップページ | つれづれなるままに・・・ »

2009年10月20日 (火)

大島永遠

091020towa 先日ファミ通で連載してるマンガが、正確に言うとマンガの絵が好きだって話を書いたけど、その作者が大島永遠。「永遠」と書いて「とわ」と読む。古くは「女子高生ガールズハイ」を描いていて、最近ではサンデーGXに「メルカノ」、ヤングガンガンに「同棲レシピ」というのを描いているらしい、、、ということで思わず1巻ずつ買ってきてみた。
期待としては楠桂のような「ちょいエロラブコメ男も女もかっこよくかわいい」をイメージしていたのだが、、、

 概ね間違いない。

ただやはり画力は楠桂に劣るし、ギャグのキレというか、吹っ切れ方に甘さがあるというか・・・。

大島永遠はWIKIで見るとあの「一撃伝」「バツ&テリー」の大島やすいちの長女らしく、大島やすいちは奥さんもそして大島永遠の妹も漫画家という「そんなの聞いたことねぇ」ってくらいの漫画家ファミリー。なんつかスゲェ。何がスゲェって、

 娘が親父と同じ名字でペンネームを持つという状況がスゲェ。

普通いくら親を尊敬しててもそれとこれとは別って考えそうだし、いい意味でも悪い意味でも同姓ってのは視線にフィルターが掛かる。それを押して同姓でペンネームとは、、、なんかそういう家族って羨ましい感じ。
※ちなみに妹の方は別姓のペンネーム。むしろコレが普通。

それぞれの感想はと言うと・・・

●メルカノ。

メールでのやりとりしかしない彼女のことらしいが、当然彼女いない歴2億年の僕にはなんのことやらさっぱり。っていうかどんな感じなのかイメージが付けにくいってのが本音だったのだけど、まぁ読んでみて普通に面白い。そもそも帯に、

 ツンデレ、メガネ、女子高生、、、

という謳い文句。ウソじゃないんだけどあまりに狙いすぎな感はある。正直言ってツンデレフリーク(なんじゃそりゃ)の僕からしたらこれは正式なツンデレではないし、メガネっ子というほど常時装備してるわけでもない。女子高生はウソじゃないけど、主役がクラスメートとなると、「普通の高校生」という気もする。これが「女子高生」だったら「タッチ」も「ラフ」もあだち充作品はみな女子高生ってことになってしまう。まぁそれでも構わないのではあるが。

とりあえず1話は読み切りだったらしく、2話以降と直接的な繋がりはない
※1巻の終盤で合流するけど。
のだが、かなりつかみはOK。決して青年向けというわけではなく、むしろサンデーっぽい(サンデーGXに連載してるんだから当然と言えば当然なんだけど)柔らかなラブコメ。娘の趣味にもかなりフィットするだろうと思ったらやっぱり食いつきもよかった。

ただどうしても女性作家らしい「ネガティブ溜め」が入るので、
※恋愛に障害がつきものみたいな、、、
手放しで面白いというわけでもないかな。評価的には★★☆くらい。でもやっぱ絵は好き。つか絵に関しては結構いい意味で普通に評価されてもいいと思うな。

●同棲レシピ

大学生の主人公の部屋へ高校生の彼女が同棲に来る話。ただし主人公はかなりピュアで、彼女もまたしかり。お互いかなり愛し合ってるがハードルは女の子の親がヤクザで「毛深い」。

ややエロ度が上がっているが、別にヤラシイカットがあるわけでもなく、普通にかわいい女の子や男の子がジャマしてくる展開。ふと脳裏をよぎったのは「みゆき」の、

 「モテる兄妹だこと」

というセリフ。
※ディティールが違ったらスマヌ。

正直1冊全部読んでないんだよね~(^^;。僕にはよくあることなんだけど、なんかこう、メルカノより劣るというか、やっぱり「ネガティブ溜め」が強いというか・・・。なんか素直に仲良くしてちゃダメなんだろうな~と思う一方でそういう安心感を強く求めてるってのは僕がジジイだからか?だからある意味、

 ガチでモテまくりなエロゲーの、エロシーン以外が好き

なのかも。真性中二病だからマジなエロさは刺激が強すぎるというか、欲しくて欲しくてしょうがないもどかしさの延長がなんだかんだ言って大好きというか。

 でも絵は好き。

評価は★☆くらいかな~。

両方とも2巻を買うかどうかは思案中。今日メルカノだけでも買っちゃおうかと一瞬思ったけど、冷静になるとそれほどでもないのかなぁとも思ったり。もう少し読み返してみてから決める感じ。つーか、

 オススメも否定もしないマンガの批評というか感想って読まされてどうなの?

って感じですな(^^;。許されたし。

|

« 新モニターその後 | トップページ | つれづれなるままに・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大島永遠:

« 新モニターその後 | トップページ | つれづれなるままに・・・ »