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2009年10月31日 (土)

君の知らない物語

化物語のEDテーマです。スゲェいいです。この5年で一番イイと言っても過言じゃないくらいいいです。音楽の趣味ってのは個人差が激しくあるので、全員にお勧め出来るワケじゃ決してありませんが、化物語の1~5話まで見終わった後に歌詞を見ながら(もしくは歌詞を認識しながら)聴くとその良さが当社比1500%くらいまで上がります。
一応貼り付け↓

・ニコニコ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7812706
・youtube
http://www.youtube.com/watch?v=8OzDQrKiDhw
・Goo歌詞
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND81234/index.html

あくまで作詞は歌ってるsupersellのryoさんという方ですから、本編との関連性は薄いんですが、「価値観のシンクロを踏まえた二次創作」として見ると、メチャメチャ惚れてしまうほど良くできた歌詞であり歌だと思います。

作品中では消費者である二次オタの「妄想の権化」と言ってもいいほど良くできたツンデレ像ひたぎですが、この詩の中の彼女はもっと人間味があるというか、僕なんかはそこに商品としての上手さより、高校時代、中学時代にマジメに女の子の恋愛相談とかをしていた頃を思い出しちゃって、なんか凄く切なさが伝わってきてしまったのです。

片想いの女の子の気持ちを歌にしたものはたくさんあるんですが、当たり前のことながらその全部がフックするわけはないわけです。あくまでその人の過去の経験と価値観があってそれで染みる土台があれば染みてくるし、はじき返しちゃうケースだって多い。もしかしたら僕の中で「女の子の片想いはこうでなくちゃ」という野郎側のエゴがこの歌を評価してるトリガーになっている可能性は捨てきれないのだけど、

 劇中のひたぎをイメージしながら歌詞を噛みしめると、あのツンの裏側が透き通って見えるような感じがする。

のは気のせいじゃないと思うんだよな。女の子ってきっとそういう「報われない自分」を凄く強く想定するって思うから。言葉尻だけ取れば「本当に強気」な女の子に見える劇中のひたぎだって、一皮むけばきっと、いや絶対に告白する瞬間はドキドキしていたハズなんだ。

 「君」はなんで私をたすけてくれたの?私だから?

って気持ちが凄く大きくなったかと思えば、

 いつも羽川さんと親しく話しているからきっと彼女のことが好きなんだろうな

って思う自分も見つけてしまう。好きだからこそ凄く彼を見てしまう。そしていろんなことを考えてしまう。考えて考えて考えまくって「君」のことばかり考えて胸が痛くなる。
劇中で告白する直前のひたぎはとてもドライだけど、拒否されることも絶対想定していたハズだし、その時の自分が相手に何を言えばいいのかも何度も何度もシミュレーションして冷静を装う努力もしてたと思う。

歌の中では結局その負のシミュレーションに打ち勝つことが出来ず、告白も出来ないまま時を超えてしまうんだけど、劇中では結局報われてしまい、悲恋で終わるこの歌とはシンクロしない。その分ひたぎとこの歌の主人公との距離が伸びてしまうのがちょっと残念ではありつつも、ハッピーエンドが好きな自分としては嬉しくもある。歌の中の「君」は暦くんであって暦くんでない。

だからもしかしたら僕がこの歌を好きなのは、化物語の主題歌としてではなく、一つの「片想いの歌」としてなのかも知れない。入口はひたぎではあったけど、詩の内容から広がる世界は、(無粋な言い方をすれば)「より一般向けに落とし込まれた」ものかも知れない。

 でもそれが凄く好きなことに変わりない。

歌詞の中で、

強がる私は臆病で
興味がないようなふりをしてた
だけど
胸を刺す痛みは増してく
ああそうか 好きになるって
こういう事なんだね

ってフレーズがあるんだけど、ここなんてホント最高です。だってこれ、

 初恋

なんだもの。ひたぎの暦くんへの想いは初恋だったのか!?って思うと、あの3話での「やりまくりよ」といういきがった彼女のセリフがなんとかわいく思えることか!もし物語と歌の彼女が全く別の人であることが明白であったとしても、その二つを掛け合わせることで得られる「勝手な解釈」に魅力があるなら、それはそれで僕は大いにアリだと思うわけです。

結局この歌が劇中のひたぎとは無関係であったとしても、物語があったからこそこの歌がより僕の中にしみこんできたのは事実。1+1が2よりも大きくなる感じ。

しかし今3話を見直しながら書いてるんだけど、これだけだとホントこの歌詞との乖離が激しいんだよな(^^;。ま、それがわかっているからこそ今回のタイトルが「化物語その2」ではなく「君の知らない物語」なんだけどさ。

補足。

今調べたらryoさんはメルトやワールドイズマインを作った人だったんですな(たぶん男性)。ビックリ。っていうか男性なのにスゲェ女性的な感性を持ってるってことと、ヒットチューンを作れる(僕の感性にフィットする曲や詞を作れる)ところに。
なんかファンになってしまいそうです(^^。

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コメント

おお、これはいい曲ですね。
こういうの自分も好きです。


それにしても……、

遠く離れた場所にいる人が書いた
「この曲はいいよ」という書き込みに反応して
貼ってあるURLのYouTubeに飛んですぐに曲を聴く事ができて、
さらに歌詞付きの動画で歌詞を読みながら曲を聴けて、
関連動画でOPなど他の曲も聴いてこれもいいと思ったり、
カップリングの曲も好きと思ったり、
もしAmazonで検索してクリックすれば数日後にはCDが手元に届いたり、
アーティストに興味が出れば、Wikiや検索をかけて調べたり、
この加速するように発見がある、ワクワクはなんとすごいことでしょう。

10年前は想像も付かなかった今、
10年後は今は想像も出来ないすばらしい未来でしょうか?
それとも、さまざまな規制などで
「借り物の場所、借り物の時間」のごとく
今の状況は消え去ってしまい、つまらない未来でしょうか?


良い曲をありがとう。

録画だけして、まだ全然見ていない「化物語」。
ますます気になってきました(笑)。

(「君の知らない物語」をエンドレスで聴きながら)

投稿: nao | 2009年11月 1日 (日) 01時58分

これ、見ました?

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=P1es29cdmGI&fmt=22

投稿: nao | 2009年11月 1日 (日) 04時04分

ちすnaoさん、クリスです。レスが遅れて申し訳ない。自分テンションが低いときにレスをするのは失礼だと考えておりまして、「書ける時に書く」ことをご理解くださいまし。

ということで化物語および君の知らない物語ですが、気に入って頂けたようで何よりです。まぁ正直申しまして知り合いにはなかなか首を縦に振って貰えないというか、こちらの温度が高ければ高いほど周囲にそれを伝えるのが難しくなる、、、好きな人を思えば思うほど相手は自分から離れていくのと同じ様な状況に、、、まぁ単に嗜好が偏っているのかも知れませんが。

お話をさせて頂く過程で、naoさんの年齢が僕からさほど離れていないことを推測させたりしたので、ついそれを踏まえて書いてしまうのですが、僕らの世代というのは、ゲームにしてもパソコン、メディア、通信など、デジタルコンテンツに関わるかなりのものがめまぐるしく進化してきたわけで、例えば曲のダウンロード一つ取っても、アナログモデム14400bpsから
※世代的には1200bpsのメガモデムも存在していたわけですが、まぁ実際に自分が触れたのはこのくらいからでしたので。
ISDNの64000や128000bpsを経て、ADSL、そして光へと文字通り輝かしい未来を夢に見、実現してきましたよね。

僕的には初めてパソコン通信で「雑誌でもテレビでも、もちろんラジオでも映画でもないメディア」から「第三者」の書いた文章を読んだときがまず衝撃でした。
※ネオジオのリョウを出す方法を調べたのが確か最初。
続けてエロ写真を何分も掛けて落とし、曲やゲームや、今は動画さえも居ながらにして得ることが出来る未来が瞬く間に来てしまった。

未来の扉が開く瞬間、瞬間は本当に衝撃的で「世界が変わる」、下手したら自分の構造さえも変わるほどのインパクトがありましたが、

 きっとまだまだ変わる。

と思いますね。僕は夢見がちな中二病患者なので(笑。

ただ、子供の頃はホントにテレビで見ながら普通に歌えるようになったものが、今だと本当に必死にならないと頭に入ってこないようにはなりました。この歌なんてかれこれ数十時間聴いてる気がしますが、未だにCパート(♪どうしたい、言ってごらんの辺り)からかなり怪しくなります(^^;。

 ハードは進化してもその受け皿である自分は退化してる事実。

それでも「食いついていこう」という思いはかなり強いです(同世代の中ではトップクラスか!?)。これも、「未来が近くなる衝撃」に何度も遭遇してきた経験がそうさせるのかも知れませんね(笑。

PS.PV拝見しました。自分が思い描いていたものにフィットする部分と、すれ違う感覚の塊ですね(^^;。個人的に歌の中の「自分」にはひたぎを無理矢理重ね合わせていた感があったので、髪が短い子だったのが一番の違和感だったり。でも男の子のイメージはバッチリでした(^^。ご紹介どもでした(^^。

投稿: クリス | 2009年11月 4日 (水) 00時27分

おひさしぶりです。
最後にコメントつけたのはどこだったろうと
探したらここみたいだったので、ここに書きます。

ここ1ヶ月間、
インフルエンザの流行がついにやってきて、
パートさんの子供が感染
(今度は、かもじゃなくて本当に)して
出られらくなった人が3人、
本人がかかったのが1人・・・というぐあいに
インフルエンザ、かぜ、その他の理由で
出て来れない人続出で、キツイ日々を送っておりました。

毎日、読ませてもらっていて
コメントしたい記事も多々あったのですが、
そこまでの気力がありませんでした・・・。

もう少しして落ち着いたら、
いまさらのタイミングになってしまいましたが、
いろいろコメントします。
(100のゲームとか、アーコンとか、ツボな記事がいっぱいあったです)

P.S. いらいらする事もありましたが「常識の半径」で乗り切りましたよ。

投稿: nao | 2009年12月 5日 (土) 23時28分

ちすnaoさん、クリスですども。

ついにインフルエンザ来ましたか。もうそうなったら周りの人間がサポートするしかないですよね。救急車と同じで「もし自分だったら」と考えて動くのが間違いない正解だと思います。そりゃシフトはきつくなりますが、
※休みがないとか一人で開店閉店とか考えるとホントゾッとしますが。
それでももし自分やその家族がそうなったとしたら、、、まぁそうならないように細心の注意を払うんですけどね。

コメントは僕自身レスに対してもそうですが、やっぱテンション依存でいいと思いますよ。何日もずっと誰もコメントを下さらないと正直淋しくなるんですが(^^;、それよりも自分が満足出来る充実した文章が書ける方が重要
※結果として読んでる人も楽しんで下さってると思うタイプの人種なので。
だと考えてるんですよね。
まぁ自分が想定したのとは全く別のトコロにフックされたりするのは、それはそれで愉快だったりはしますけどね~(^^。

>常識の半径

まぁ正論ですから、それはそれで「納得できない」時もあるんですけどね。「正論はあくまで正論でしかない」ということも軽く念頭に。

投稿: クリス | 2009年12月 7日 (月) 03時37分

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