化物語
友人Tに「なんか面白れーネタはねぇのかよ~」と問うても返事は立て板に水。「だったら最近何やってんの?」と変化球。すると、、、
「本を読んだりとか・・・」
本ぞなもしかして?それはマンガではなく本なのか。ホント?いや別にスベっても大丈夫。人生山もあれば滑り台もある。よく滑る滑り台だなぁコレは。
何を?
化物語。
ん?化物語と言えば僕の記憶の奥底から、
それってアニメじゃなかったっけ?(当然原作はあっただろうけど)。
オレもアニメから入ったんだけど。
なるほど。アニメから入ってノベルか。わからないでもない。でも友人Tと僕の嗜好の近似性を鑑みるに、そのノベルは随分と僕にとってもハードルが低そうな気がする。
あれってどんな話なの?
うーむ。
化物語を知るものが同様の質問を投げかけられるケースは少なくあるまい。だって「化け物」の「物語」だけ取れば、それはホラーかSFかという視点になってしかるべきだからだ。だが僕の知る限り友人Tの嗜好の範疇にホラーやSFの占める割合は少ない。
ホラーなの?
ホラーじゃない。
じゃあサスペンス?
サスペンスじゃない。
だったら学園モノ?
学園モノじゃない。
つかYESかNOかの質疑応答でその物語の外殻を出力するというのは何ともハードなステップに思われたのだが続ける。
まさかラブコメ?
ラブコメ・・・じゃないかなぁ・・・
!
ラブコメなのかよっ!
「じゃない」と言っているだろう。というのは無粋なツッコミだ。その作品の外殻を全く認識していない人間にしてみれば、そのエッセンスの一つが全てを物語ることもありえない話ではない。
途端に興味が沸いてきた。
僕の中での化物語は、どう考えても最近の「うさんくさい最新アニメ臭」がする妖怪やモンスターを絡めた、例えて言うなら、「うしおととら」や「ゴーストスイーパー美神」のようなイメージであった。前者はともかく後者は実を言うと読んだことがないのにそういうイメージとは、、、片腹痛いが続ける。ちなみに本日の筆致が妙に息苦しい感じがするとすればそれはすなわち直前に化物語を見ていたからに他ならない。藤子不二雄よろしく心に染み入る映像をかいま見た直後というのはすべからくその影響を受ける。ヤクザになったりガンマンになったり、アララギコヨミになったりする。つか片仮名にすると女神転生に出てくる仲魔のようだ。ある意味この物語にフィットしていると言えなくもないが。
どうやら妖怪は出てくるらしい。だがホラーやサスペンスのような怖さはない。むしろラブコメだという。
ならば見ようじゃないか!
とテンション上げて子供達と見始めた・・・。
直後によもやのパンチラショット!
僕らが子供の頃親、もしくは大人とエッチな場面を前にした居心地の悪さをよもや自らが轍を踏むように自分の子供達と追体験してしまうとは何という運命のいたずら。
その上シーンを追うごとにその演出は恐ろしくおぞましく、「これって、怖いヤツ?」と娘から直球を投げかけられる。
余談だが、僕は子供達、特に娘に対してコンテンツを提案する際、その打率に対して一方ならぬ気合を入れる。長男に対しては嗜好のクロスを実感出来る上に彼本来の精神的成長が「個」の振れ幅を理解しうる年齢に達しているが、娘の場合はさにあらず。ダメなものはダメと言われてしまう。
僕は子供の頃から友人知人へ様々な提案をしてきた。それは時にアニメの主題歌であり、時に映画であり、時にゲームであり、時にエロビデオであったわけだが、相手の嗜好を把握する、相手の内側を理解した上で提案することに、少なくともアベレージよりは長けていると自認してきた。だからこそ相手がたとえ年端もいかぬ実の娘といえども否定されるのは本意ではない。
事実、この数年僕が彼女の嗜好を踏まえて提案したコンテンツの多くはホームランとは行かないまでも手堅くヒットを重ねてきた。マクロスF、初恋限定。、先日のメルカノもそうだ。空振りしたのは「つよきす」くらいで、「8割打者」と言ってもあながち言い過ぎではない。
だからこそこの導入部のホラーテイストには僕自身が焦りを感じた。
「ラブコメだって言ったじゃん・・・」と「本当は言ってないのに」心の中で友人Tに悪態をついた。完全なえん罪である。すまん友人T。
物語はあれよあれよという間に1話終了となった。「え?もう?」体感的にはまだ途中のCM程度かと思ったので結構な衝撃であった。どう見ても続きの様相なので続けて2話目も見始める。
するってぇと今度はかなりハードなエロテイスト爆発。
どんだけ子供と見るのに不向きな作品なんだよとまたも友人Tに悪態をつくが、これまたえん罪である。少なくとも友人Tに「子供と見るのに最適でハッピーライトな作品はないかい?」と笑顔で質問した上での答えでないばかりか、ぶっちゃけ本人からオススメすらされていないじゃないか!
しかし物語は急変していく。ぶっちゃけどんどん「ラブコメ化」していくじゃないか!!!!
結果的に子供達と、
「ラブコメだったね!」
という意見で同意の嵐を見た!なんて嗜好の似通ったファミリーか!ナイス友人T。
ということで化物語、みなさんにもオススメです。
っていうかよく考えたら既にテレビ放送は終わっており、むしろ明日の夜からネットでの続編配信も決まっているようで、
何を今さらクリス、、、オマエは「イマサラキング」か!?
とまたも女神転生に出てくる仲魔のようなあだ名を自らに付けつつ終了したい。つか、
ツンデレは最高だな!
友人Tに感謝である。つか3話で告られてなんかイイ感じ。ホれたぜひたぎ。つか「ひたぎ」って名前だったんだな。▲▲▲▲△。
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コメント
結局またツンデレかっw
ついつっこんでしまいましたが、
ひたぎちゃんは、カワイイですね
投稿: wig | 2009年10月29日 (木) 00時22分
ちすwigさん、クリスです。
>結局またツンデレかっw
ですよですよ(^^!。あたしゃツンデレが大好きなんですよ!でも世間では「パルフェのカトレアを見ずしてツンデレを語るな」と言う法律があるとかないとか。まだまだ僕はツンデレ素人なんですよ。
余談だけどひたぎのキャラはスゲェ同人誌向きですよね(^^。いくつか読みましたが結構グッと来ました(テヘ<テヘじゃねぇだろ!
投稿: クリス | 2009年10月29日 (木) 16時27分
おれも素人ですね、それじゃあ。
言われてみれば同人誌向きかもですね。
原作だと登場シーン限られてるから、
ひたぎ様との会話メインの小説なんかニーズがありそうですね。
投稿: wig | 2009年10月30日 (金) 00時12分
ちすwigさん、クリスです。
パルフェに関しては触りだけ友人宅で見せて貰っただけで、メインは全然知らないんですが、僕が大好きなつよきすに対するコメントで「全員足してもカトレア一人に勝てない」という旨の感想がタカヒロさんのところに結構届いたらしいんですよ(掲示板等かも知れませんが)。だからあんな表現をしてしまったという(^^;。
ひたぎに関しては主題歌「君の知らない物語」を「もうひとりのひたぎ」として凄く噛みしめてグッと来てるところです。劇中のキャラはわかりやすく受けやすい彼女ですが、内面はすごくシャイで臆病なのかも、と想像の羽根を広げるとより二次創作に興味も沸いてくるって感じです。あの歌もある意味そうですものね(^^。
投稿: クリス | 2009年10月30日 (金) 23時41分