« 子供とゲーム | トップページ | ウルティマアンダーワールド »

2009年11月17日 (火)

PC9801エミュの話

昨日だか一昨日だったかエミュの話を少ししたような気がする。PC9821でやったウルティマアンダーワールドが懐かしいと、ベスト100に入るタイトルの多くは今でもプレイ出来るが、そこだけは無理だと。難しいと。そういう話をした気がする。そんなおり、長男が何の気なしに話しかけてきた。

 「父ちゃんはいつごろタイピングが速くなったの?」

いつの間にか速くなっていたのか、だんだん速くなっていったのか、明確に意識したときはあるのか。

 「タッチタイプが速くなったのはわからないが、タイピングが速くなったのは間違いなくウルティマIVクエストオブアバターでのことだな」

ジジイなので軽くその時の思い出話をする。僕が生涯プレイした中で唯一ラスボス不在のRPGだったこと。クリア時の写真を当時の販売メーカーだったポニーキャニオンに(キャンペーンとかやってるのは知らず、嬉しさのあまり)送ったら、ロードブリティッシュのサイン入り認定書を貰ったこと。それが日本で8番目だったこと。ナイトシェードやマンドレイクの入手が困難を極めたこと。村人たちとの会話があまりに奥深すぎたこと・・・。まぁ他にも全フィールド&ダンジョンをマッピングしたことや、ウルティマIVをプレイするために夏休みの最初から計画を立て、部屋の片づけをし(マッピングするためにPCを床に置き、B全判の方眼紙を用意したり)、全ての人の名前とセリフをノートに書き留めたりもしたが、その辺は言い忘れた。

まぁとにかく僕はウルティマIVでキーボードの配置を完全に習得したと言っても過言ではなかった。

 「それって今できる?」

軽い気持ちだったと思う。別にできなくたって構わないという、何となく話題に乏しそうな父親に対してちょっぴり優しい気持ちになったから口にしてくれたのだと思う。だが、その火種は凄まじい速度で延焼し、そこから数時間久々にパーソナルコンピュータとガチの格闘をすることになった。

※以下結構アンダーグラウンドな話であるので、できたら生ぬるい目で、見て欲しい。とりあえず当時はちゃんとソフトを買っている。つかアラフォー限定の話題を前提に話をしてしまうので、最近の人には全然ピンとこない、アラフォーでも中学高校とPC88やら98やらに魂を奪われていた人以外には全然どうでもいい&わけわからない話になるけどまぁ気にするな。

最初に手元にROMがあるかどうか調べてみたところ、かなり古いDVDに焼かれていた「PC98用」のファイルを見つける。そこには「ウルティマIV」だけでなく、IIIやVと共に、なんと「ウルティマアンダーワールド」と「ウルティマアンダーワールド2」のROMもあった。いつの間に・・・?もしや妖精か!?と思いつつ俄然テンションが上がる僕。
※同時に見つけたメタルアイとあゆみちゃん物語(実写版)にもちょっとグッと来たのは秘密。

しかしそれ以外は何もない。とりあえず「PC98 EMU」や「PC98 エミュ」などでググり、NEXTという本体を発見。起動してみると、なるほどこれは以前にも使ったことがあるヤツだということがわかった。

 が、そこまでの記憶しかない。

というかおぼろげな記憶をたどると、その当時(エミュを起動した当時)もウルティマアンダーワールド(以下UUW)の1の方は起動せず、2も中途半端な状態(画面が5分の1くらいしか見えず音だけ鳴る状態)だったことをも思い出す。

 そっかー当時は動かなかったっけな。

だが今回はちとテンションが高かったのでそれで引き下がらずにもう少しがんばってみることにした。が、まずはIVからだ。

ROMを解凍し出てきた「.fdi」ファイルをドライブ1にマウントする電源を入れるとほどなく起動し、、、と思ったらシステムエラー。ピーーーーという耳障りな音が郷愁をさそいつつもイラっとさせる。

 よくよく見たらデータディスクだった。

そんなことは良くある話である。今度はプログラムディスクに入れ替えて起動っと・・・

 はい沈黙。

こういうのはわかってる人からすれば慣れたものである。今度はドライブ1にプログラム。2にデータディスクを入れて再起動っと・・・

 お!

画面に表示される「セーブディスク作成ユーティリティー」と「ウルティマVI」の文字。つかこの時は全く気付かなかったが、今改めて見てみると、

 ウルティマVI

である。その下の文字など見やしない。つかそもそも僕の記憶なんざちっともあてにならないので、オープニングとか表示されていたとしてもそれが本物かどうかもわかったもんじゃなかったとは思うが。
※ハードも88だったし。

だがとりあえずその次点ではマジメに画面の指示に従ってセーブディスクを作る・・・と思いきやとりあえず手元にあったセーブディスクを入れて起動してみると、、、

無骨でちっとも日本人向けじゃないグラフィック&テキストが山盛りてんこ盛り。

自分的には「カタカナ半角」くらいの勢いを半ば期待していたのだが、どうもそうではないらしい。っていうか冷静に考えればこれは6であって、かつ4であったとしてもこの作品で「タイプが速くなった」と認識しているわけだから日本語入力は普通に出来たハズである。ふむ。

キャラクターを作り、設問に答えていく。中には「ええーー?」と思案に暮れるものもあったが、まぁそれが「聖者への道であるよ」と全く関係ない6のキャラメイク設問に対してのたまう僕。オイオイ。

一通り終えてさぁスタート!と「ジャーニーオンワード」をクリックすると、、、どうでしょうさっき作った長男とは全く別のキャラがいきなり戦闘をしているではありませんか。

 やっぱり自分でセーブディスクを作らなきゃダメだったか・・・

と思いつつ結局そこでお腹いっぱいに。まぁそうでしょうそうでしょう。昔のゲームなんてそんなもんですよ。思い出は思い出のママにしておくのが良いのです。ママァ~ン。

その後あらためて4を起動。味気ないグラフィックに覚えがある。ゲーム中の「ポーズしたわけでもないのに一切音声がない」状態にもおぼろげながら記憶がある。村人と話をする感覚は「もっとよりダサかった」気もするが、これはこれで味がある。

 だがこのペースでプレイしていてクリアするには、本当に高校生の夏休みクラスの時間が必要っぽい。

ただ少しプレイした感じ、例えば街に入るのは「ENTER」のEだとか扉を開けるのが「OPNE」のOだとかがわかってくるだけでも結構楽しいものだ。外に出て戦闘もしてみた。A(アタック)を押して方向というシンプルなスタイルだが勝つこともできたし、意外と嬉しい。身近で一緒にやってくれる人がいたらやってるかも知れないなぁと少しだけ思った。

ちなみに最初にドライブ1に入れるのはウルティマディスク。ドライブ2はセーブディスク。起動後「J」で続き「C」でキャラメイクだったと思うが、「カタカナひらがな」キーが入っていたり日本語入力がONになっていると入力できない。やや注意。

さて、それはそれでそんなに大変でもなかったのだが、問題はUUW。とりあえずイメージファイルの拡張子が「.fdi」ということはフロッピーディスクメディアなのだが、それが7枚組ともなればかなりの確率でHDDにインストールしてのプレイになるはず。っていうか僕はCD-ROMだったので1枚組だったんだよなぁ。でもってこの当時は、

 256色画面に表示されることだけでもかなり嬉しかった

記憶がある。ファミコンで52色だっけ?PCエンジンが256色中256色?僕の98は65556色中256色だったんだよな。256色中8色だった88からすると隔世感出まくりだったな。でもほとんどのソフトは8色中8色だったし・・・。なつかすぃ。閑話休題。

話を戻して、、、だがAディスクをマウントしただけでは起動しない。

 「インストールされてねぇからできねぇよ!」

という。うーむ。こう言うときはとりあえず全てのディスクを入れてみるのがセオリーだと試して見るも、他のディスクではにべもなくエラー。うーむ。

一旦UUWは保留とし、UUW2の方を試してみることにする。こちらはイメージファイルの拡張子が「.hdi」であり、ハードディスクイメージだ。さっそくマウントして起動してみると、、、

 先ほど書いたように「画面の下の方に『グラフィック化け』したような絵が少しだけ表示され、音楽は聞こえる」状態。これではさすがにゲームにならないので、こちらも頓挫。

 次は他の本体を試してみることにする。

PCの中にANEX86があったので、とりあえず起動。今度はNEXTと違って一切画面に表示されない・・・。うーむこちらの方が再現性は低いのかなぁと思いつつネットで調べてみると、どうやらプラグインファイルと設定をいじる必要があるらしい。該当ファイルを探して所定の場所にコピペし、設定も言われるままにチェック。

 しかし画面は真っ暗なまま。音楽だけは聞こえる。

うーむ。ただ、とりあえず最初に起動するとき、「SHIFTを押しながら起動することでインストールメニューが開ける」という魔法の呪文を得ていたことを思い出し、メニューから「16色」に設定しなおして再起動してみることにしたところ・・・

 今度は表示された!ただし16色で・・・。

動いたことは嬉しかったが、さすがに16色は淋しすぎる。というか見た目的にかなりわかりづらく、見づらく、心苦しい。これではいくらなんでも当時の幻にも似た満足感は得られまい。ん?待てよ・・もしかして

 ANEXのバージョンが古いのでは!?

オフィシャルから最新版をダウン&インストール!つかメニュー項目が増えてるが気にせず指定のファイルを指定の場所に置き、指定の設定に変えていざ起動!

 フルカラーになったーーーーい!ニヤリ(^^。

こういう達成感は本当にたまらない。よっぽどGTSさんに聞いちゃおうかと思ったけどがんばってよかった。エミュってのは「気やすく聞くな」って感じが濃厚というか、不文律みたいなとこあるからね。できる限りは自力でクリアしていかなくちゃ、と思って頑張った甲斐があったわけだ。そして僕にもう一つの天啓が訪れる。

 「SHIFTを押しながら起動」はUUWの1の方にも適用されるのでは?

早速試してみるとこれがビンゴ!ディスク1を入れてシフト起動すると、メニューが表示された。

 だが「HDDの容量が足りてねぇよ!」と僕のPCは語りかけてくる。っていうか罵声を浴びせてくる。

ギャフンと思いつつめげずにHDDの構築にトライアルHD。っていうかちょっと上手いこと言ったなオレ。めげずに続ける。

とにかく重要なのは「MSDOSのイメージファイル」だったのだが、これが全然見つからなかった。見つかったと思ったらhdiファイルだったり、hdiファイルだったり、全く別のゲームのシステムディスクとか、88用のものだったり、ベーシックのものだったり・・・。とにかくこれに苦労したのだが、

 これさえ見つけられればあとは、、、簡単にはいかないのであった。

領域を確保して(念のために40メガ)、フォーマットして、各ディスクをインストールするところまではよかったのだが、

 「ハードディスクにMSDOSのシステムファイルをコピーして下さい」

これに四苦八苦。久々に見るDOS画面というか、僕の場合は98でもずっとFDというツールを使っていて、、、ってこの画面はどうもFDっぽいなぁ。試しに画面に書いてある「ドライブ」に該当するファンクションキー(F1)を押してみると、

 ABCって表示された!

これはつまりAドライブBドライブのフロッピーとCドライブのHDDということにほかなるまい!

案の定Cドライブに移動すると「UW」というフォルダがある。ちなみにUUWは当初「アンダーワールド」というウルティマとは全く関係ないタイトルだったらしく、それを売り込み先のオリジンが「ウルティマと絡めよう!」としてくれたらしい。ちなみにこの結果UUWはウルティマシリーズにありながらも固有名詞や世界観のしがらみが薄く、僕みたいなウルティマ素人でも普通に楽しめた、という経緯があったりするのだ。

で、ここでも四苦八苦しつつ、結局「MSDOS.SYS」みたいなファイル名の上でコピー(たしかF2)を押し、表示されたフルパスを「C:\」に書き換えてリターンでクリア。この辺りの手探り感ってのはホント久しくなかったなぁと思いつつ、もうDOSベースのエミュとか僕には無理だろうなぁとも思ったり。

 そしてついにウルティマアンダーワールド起動!

長かったーーー。っていうかもうお腹いっぱいいっぱいである。つか起動してみたら思った以上に視界が狭くて、こんな画面で良くプレイしていたなぁと思うことしきりだったのだが、

 それでも当時はこれが最大級の未来だった。

ことに変わりなく、でき得ればもう一度その楽しさを再発見したいなぁとシミジミ思う僕なのである。

ちなみに「あゆみちゃん物語」はCDイメージだったらしく、このままでは起動できないが、最近のANEXにはそっちのプラグインも開発してくれたらしく、もしかしてもしかしたらポリスノーツも動くかも知れない。小島秀夫監督は今でこそいけ好かないが、スナッチャーやポリスノーツの頃は結構好きだったんだよね。っていうか、

 エミュってゲームが動くまでが楽しい。

そのことを久々に思い出したよ(^^。

|

« 子供とゲーム | トップページ | ウルティマアンダーワールド »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/46784528

この記事へのトラックバック一覧です: PC9801エミュの話:

« 子供とゲーム | トップページ | ウルティマアンダーワールド »