傷物語~その2~
昨日あんだけテンションが下がっていて「何をしよう」とのたまっていたのに、結局チョイスしたのは挙げていたどれでもない「傷物語の続きを読む」でした。まぁ面白かったしテンションも「そんな感じ」だったからこそなのですが、
一気に最後まで読んでしまいました。
「これがライトノベルの力か・・・」ってなもんですが、いやいやどうして面白かった!化物語の原作を読んでないのでその比較はあくまでアニメとのものとなってしまうのですが、
当社比120%増しでエロく、
当社比250%増しでバトル
って感じ。まさしくあとがきにて西尾維新本人が「化物語は趣味100%。傷物語は120%」と書いてる通り、「あのベクトルを伸ばすとこうなる」と言った仕上がりで、これをツボと呼ばずして何をツボと言うのか、というくらいジャストミートな内容でした。
※特にギャグのキレ&フィット感が高く、スベらなかったのはデカい。
シリアスな側面も多分に含んでいるのですが、上手い具合に息抜きがあって、僕みたいに「文字」を読み慣れてない人にも優しい仕上がり。前も書いたけど、化物語を見たことで暦くんを始め登場人物に対して「オフィシャルなイメージ」をかぶせやすい点もプラスに作用したし、そもそもアニメが原作をしっかりリスペクトした上で作られたからこそこの傷物語も違和感なく楽しめたとも思う。
ストーリーは、アニメ「化物語」冒頭で紹介されているフラッシュバックのような部分。オープニングのパンチラから四肢をもがれた吸血鬼や忍野との出会い、ヴァンパイアハンターとの戦い、決着が当然ながら詳細極まりなく描かれていて、ノベルを読んだ後見ると全てのシーンが「あああれはこんな感じだったんだな」と妙に居心地の良い着地ができた。
ヒロインは羽川翼ただ一人で、実際は化物語の後に描かれた話だから、いくら時系列が前だったとしても作者や読者の中にひたぎがいるのは明白なんだけど、もうこれを読むと、
これでもかという感じで羽川が好きになってしまう
ツンデレでもなければむしろ「非常に濃度の濃い危険要素をはらむ女の子」なのだけど、、、まぁこれも絶妙な息抜きシーンのおかげでどんどん気持ちが寄っていってしまう。物語の中では一様に「友達」というスタンスをキープしてはいるが、
羽川的には100%ラブラブだろうよ、
と言いたくなる。中二病的にはナイスでグッドな幻想に心地よく身を委ねられるほどに、ご都合主義の行動原理なのだけど、まぁこれもひたぎがいるせいで、この傷物語の後日談をきっちりと描いてしまっているせいで、微妙に「翼を広げられない」(なんかうまいこと言った?)感じになってしまってはいる。
ただこれは作者もある程度理解しているようで、劇場版のウワサの出ている傷物語に対して、「縛りを気にせず面白くなれば良い」旨の発言もあったらしく、
ひたぎというしがらみを一切無くして羽川とハッピーエンド
というのもあっていいかな、とは思った。つかむしろ、
それを望みたくなるほど。
結局ひたぎとの関係は12話の星空のシーンで一応の完結を見ているわけで、もっと言えば「つばさキャット」として怪異に憑かれた羽川に関するエピソードも全く出てこない傷物語の終わりを、パラレルワールド的位置づけとしてしまっても、「面白くなりさえすれば」さほど大きな問題でもないのではないか、と思ってしまった。別に先生でも学者でもないんだから全てに整合性を求める必要なんてないんだし。
話は一部「いくらなんでも都合が良すぎるんじゃないの?」と思われるシーンもないではなかったが、何にしてもライトノベル慣れしてない僕が読むにはまことにお手頃な内容。っていうか正直な話、
このレベルの話だったらいくらでも読みたい。
と、生まれてこの方「最後まで読み終えた小説の数が片手で数えられるほど」の人間としては、本当に高い評価をしております。★で言えば★★★★くらい。
※ちなみに「読み終えた小説」は「黄金拍車」とBlue_Tasuさんに勧めて貰った「サーラの冒険」あとは、、、「リプレイ」くらい?「ダーティペア」は読んだような気もしないでもない・・・。つか忘れてるだけで高校生くらいの時にいくつか富士見ファンタジア文庫を読んでる気もしてきたな。
何にしてもこの先にまだ「偽物語」がある悦びと申しましょうか。いやでもそっちに行く前に一旦友人Tから「化物語」を借りて読んでおくべきか!?いやいやそれだと現在先が気になる状態で停止しているつばさキャットの結末を知ることになってしまう。まずは入口であったアニメの優先順位を上げるべきじゃなかろうか。つかだったら傷物語も偽物語も読むべきではない、なかったということにもなりかねないし、いやいやもう過ぎてしまったことをとやかく言うもんじゃない。だいたい偽物語に関しては映像化の話が全く出ていないじゃないか。オイオイちょっとまて!あれほど人気を博した化物語の続編、続々編の映像化がなされないなんて選択肢はおよそ通常の判断が下せる人間であれば、100%ありえないだろ。だったらやはりここはじっとこらえて偽物語を読むのをスルーするか!?っていうかそんなに待てるかぁぁぁ!!!はぁはぁ、、、でも少し考えてみればわかることだが、「どうせ今読んでも覚えてないだろうオマエは!」。確かに。だったらもう続けて読んでも大丈夫か>偽物語。つか化物語も大丈夫か!?いやいやいやそれはない。いくらオレでも数ヶ月内に結末が動画として配信される物語のノベルを覚えてられないなんて、、、それはない。ん?ホントに言い切れるの?またまたぁ~記憶力という単語すら忘れかけてるクセして!このこのぉ!つか何を書いていたのか既にどうでもよくなってる気がしないでもないのだが、
とりあえず傷物語をネタにした同人誌が読みたい。
これは僕の嘘偽りない正直な本音。つかそういうことを書いちゃダメだって言ってるだろうオレよ。ホントはもっと書きたくて仕方ない「変態性」の強い話があるのだけど、こればっかりは書けない。ああ書けない!ちくしょう書けない!ホントはココに書いて後日忘れ去ってしまう自分に対しての覚え書きとしておきたいくらいなのに、、、書けない・・・。いやだからクリスが変態なのはみんなわかってるからって?いやいやそういう話じゃないでしょ。このブログは僕を知る人(直近だと長男)もたまに読んでいるわけだから。っていうか仮に、あくまで仮にですよ!?もし自分の父親がこんなブログ書いていたとしたら、リアル中二の頃どう思うかって感じですよね。フランクな友人もしくは先輩、兄貴のように振る舞えるのか、はたまた「さすがに親だと思うと距離を置きたくなる」のか。まぁ自分の場合は中二で既に、もっと言うと小6の頃にはかなりの強さで自我に目覚めてた気がするので、「親は親」って思ったかも知れませんけどね。なかなかそうじゃない場合もあるだろうし。ただね、2ちゃんねるとかの匿名性が好きなワケじゃないって事だけは確か。「リアルな自分を知る者に知られたくない」一方で、「個として認識されないところで叫び声を上げるのはもっと嫌」なんだよな。言葉に責任を持ちたいというか、自分の言葉が好きなだけ、というか・・・。
たぶん必要以上にとやかく揶揄されるのが面倒なんだろうね。
だから自分の多くを認識してる人になら気楽に言える、みたいな。2006年5月21日のネタみたいなのはなかなか今は書けないですよね。
※18歳未満は検索しちゃダメですよ(^^;。
今日のは▲▲△かな。
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