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2009年11月25日 (水)

キスシス5巻

※一応18禁の方向で・・・

いやはやエロい!ネットでいくらでも無修正だぁガイジンだぁが見つかるこのご時世、何を持って「エロ」と為すのかはまさしく人それぞれではありんすが、このキスシスのエロさこそまさに「エロの中のエロ」と言えるのではないかというくらい鉄板のエロさ。もし自分が中学生の頃に摂取していたとしたら、その後の人生が今より0.2%くらい上向いたんじゃないかというくらいエロい。単位もよくわからない変化ではあるが。

正直な話コカンはもちろん乳首すら出ないのだけど、なんつーんだろうね、「絵が上手い」のかな。ギャルゲーのそれを例に出すまでもなく「紅潮した表情」の表現がまことによろしい。実際のところ実写のアダルトビデオでも18禁のアニメでも、ここまで「紅潮した顔」を見ることはない(断言)。基本はラブコメの装丁をしてるからともすればそこにこのマンガの本質を見誤ってしまうことがあるかも知れないし、そもそも「直接的な行為」に及んでるわけじゃないのでネタとしての実用性はほぼ皆無なのだけど、、、っていうか今回は「一応18禁」じゃなくて「ガチ18禁」だな。まぁいいや。

 とにかく作者の「フェチズム度合い」(<日本語としておかしかったら失敬)は久々に記録更新してる

と言ってよい。むっつりとか変態とかそういうんじゃないってんだよっコレは!

以前八神ひろきがG-tasteで扱ったフェチズムが「世間一般で通じるもの」だとするなら、このキスシスのフェチズムは「誰も気付かなかった鉱脈」と言ってもいいかも知れない。いや正直言いすぎかも知れないが、いや言い過ぎだが、僕的にはそのくらいインパクトがあった。いや~世の中どこにどんな火種が蒔かれてるかわかったもんじゃないね。もうバチバチだよ。何がだよ!?

同時に買った甘い生活も大好きな弓月節が炸裂しまくっていて、とっても面白かったんだけど、「乳首が見えてるからエロいわけじゃない」というのはこの2冊を比較すると非常によくわかる。弓月光先生のマンガは「面白い」であって「エロい」ではないのだ。モテまくりの主人公をいかにして輝かせるかという「ヒーローありき」の王道で、シチュエーションこそ下着のプロだが、やってることはドラゴンボールとなんら変わらない。ああ変わらないと言ったら変わらないんだ。変わらないんだって、いや、まぁ少なくともオレッちの中ではってことにしといてやるよ今回だけは。

 だがキスシスは違う。

たぶん一番近いのがギャルゲーだと思うんだけど、ギャルゲーのそれが「お約束」と「ぬるま湯」に固められた「需要に対する供給」とするなら、キスシスのエロさは「青年誌で許されるキャパ」と、自分なりに考える「エロの自己表現」「エロ価値観とはなんぞや」。何がエロいのか、と。はっきり言ってしまうと、

 僕はこういうマンガが大好き!

ああ変態で結構だとも。っていうかエロってのはイマジネーションだとよく言われてることだけど、自分ひとりのイマジネーションでは限界も近いし、バリエーションも乏しい。求める形にぼんやりとしたイメージはあっても、実際にそれと合致するコンテンツに出会える可能性はそれほど高くはないのだ。

 だがこれは極めてそれに近い。

作者のぢたま某氏は「ファイト一発充電ちゃん」がアニメ化され、身辺あわただしくなったのか、キスシスの連載誌が週刊ヤンマガから月刊ヤンマガにシフトしてしまった。次巻は6月というとんでもないインターバルが宣告され愚息もしょんぼり(C:伊集院)だが、ぜひともこのパトスの輝きを失わず、今後も磨き続けていって欲しいと思う。つか「TVアニメ化」って書いてあったけど、最近のアニメってとどまることを知らねぇよなぁとシミジミ思うね。「ささめきこと」でも思ったけど、「コカンと乳首さえ出さなきゃ何でも許される」のかと。キスシス5巻★★★★。甘い生活37巻★★★☆。

余談だけど、こういうエロいマンガを読むとどうしても過去のエロマンガが喚起されるね。よしかわ進先生、弓月光先生、みやすのんき、遊人、江川達也、森山塔、最後のはともかく、いわゆる青年誌や少年誌に載るような漫画の方が個人的には直接的じゃない「心理描写」や「表情」「物語」に関する仕事が丁寧で好感が持てる気がするんだよな。まぁ中にはえびはら武司みたいに勢いだけでブレイクしちゃうケースもあるけど。
※ウィキペ見たらまいっちんぐマチコ先生280万部も売れてたんだって。スゲェな。まぁ僕もその一翼を担っているわけだけど。っていうか隣に住んでた友達に何冊か盗まれるほど当時の熱量は高かったっていうか、「普通の子は買うのをためらうんだろうなぁ」とか今になって思うよな。まぁ僕は平気だったけど。

あ、そうそうこれも余談だけど、最近西尾維新の「偽物語」を読んでるんだけど(今「下」の半分くらい)、まぁこれもかなりエロい。で、ちょうどこのエロさが「キスシスに近い」かもって思った。「絵がない」だけで作者の内側に見える(気がする)妄想の翼は、色とか材質とか大きさとか結構ぢたま某氏のそれに近い気がする。あくまで気がするだけだけどスゲェそんな気がする。媒体がマンガとノベルで違うから気付きにくいけど、

 もしかしたらこれって「来る」かも!?

と思うほど。今でも十分人気だけど、「直接的じゃないエロ」というジャンルとして加速度的に市民権を得ていくかも!みたいな?つか偉そうなこと言ったところで所詮はムッツリなだけってウワサもなきにしもあらずなのだが。

でもこれってさじ加減が難しい気もするんだよねぇ。これよりライトでもディープでも違う、みたいな。ただまぁ「ライトでもディープでもニーズがある」からいいのか。何も問題ないのか。っていうか「これよりディープ」ってイマイチ想像付かないけどね。つか今回ホント思うがままに書き殴ってるな。もちろんNO問題であり、あるいみ僕らしいとは思うけどさ。気持ちよく正直に自分の内側を吐露できたので▲▲△付けとこ。

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