TORCHLIGHT~トーチライトその1~
いやはやどん欲に求めているといいことあるなぁという話。バブシカさんに久しぶりにメールしたら、
「面白そうなゲームがあるぜよギッヒッヒ」
というではないか。
「オレっちはヤボ用でできねぇがオメェさんやってみたらどうでぃ?」
というではないか。
●紹介ページ 4gamer
http://www.4gamer.net/games/040/G004096/20091111016/
なるほどディアブロクローンですか。グラフィックはちょっぴりバタ臭いアニメ調で嫌いではない。ただこういうゲームはプレイしてナンボ、バランスが良くて、遊びやすくてナンボでゲスからねぇ。でもこちとら飢えで死にそうな状況。一滴の水にもゴブリンの魂でさ。さっそくダウンロードしてやってみることにした。まずは体験版。
●オフィシャル
http://www.torchlightgame.com/
※中央上の「FREE DEMO」をクリック。ファイルサイズは400メガちょい。
昨今のゲームとしては破格に小さいことに一抹の不安がよぎるが、「だったらドラクエやゼルダは何メガだったんだよ言ってみろ!」と言われそうなので思考をフリーズ。つかぶっちゃけディアブロ1より容量が小さいと思うとやっぱちょっと不安。でも動画デモとか抜くだけで随分軽くなりそうだなぁ実際そうなのかもなぁと思うとまたも不安雲散霧消。レッツプレイ。
ちなみにオフィシャルにもデカデカと書かれているが、価格は19.95アメリカドルである。今のレートだと1780円ほど。なんとトライアルHDやシャドウコンプレックスより安い。もし面白ければ、あくまで「面白ければ」だが、レジストもやぶさかでない。
余談ついでに書き忘れると行けないので触れておくが、これは「ディアブロっぽい」ゲームだが「マネっこ」というよりは「本家の血筋」らしい。ディアブロとかヘルゲートロンドンとかを作っていたスタッフがちゃんと作ってるらしい。音楽とかもスゲェそれっぽく、4gamerにも書いてあったけど郷愁を誘うほど。
それと、僕みたいなプレイヤーには欠点にならないが、オンラインプレイがない。完全にソロ用で、要求スペックもCPUで1GHZくらいだったかな。あんまし高くないので、ラグとかも気にする必要はないし、あとゲーム内に「シェアできる箱」があるので、「今の自分が装備出来ないアイテムを別の自分のキャラへ移動」することも出来る。問題は何もない。
ゲームを起動すると一言も「体験版」の文字がなく、「まぁローコストで仕上げたダウンロードコンテンツだからな・・」という思いが去来するが、気にせずキャラメイク。3人のキャラ、戦士、召還師、アーチャー(女)からチョイスし、ペットを犬か猫かチョイス、自分とペットの名前入力、難度入力で開始。とりあえずハードだからってノーマルクリア後じゃなきゃ出来ないというわけでも「即死する」というほどシビアなわけでもないみたいだった。犬か猫かはお好みで。プレイ中に変更も「できなくはない」。つか猫かわいくない。犬は狼みたい。
ディアブロ2のインターフェイスにかなり近く、それをより良くした感じなので、経験者なら概ね問題なくプレイ出来ると思うけど、いくつかわかりづらいというか、ピンとこなかったというか、知ってた方が最初のハードルが心なしか低くなるような気がしないでもないということがあるので、
●WIKI
http://torchlight.wikispace.jp/
と併せて見ておいてもいいかも。っていうかWIKIって「その筋の人」用に書かれてるから、初心者にはちとハードルが高い気がするんだけどどうか。
・最初、街は西から入って順番に一言ずつ話を聞いてそのまま東へ抜けようとすれば勝手にイベント戦が始まってダンジョンの入口に辿り着く。他は一切必要なし。
・キー説明
左SHIFTキーを押しながら「その場で攻撃」。Iで装備。Cでレベルアップステータスの割り振り(キャンプ)。Sでスキル割り振り。Aでマップの表示切り替え。Qでクエスト確認。Pでペットステータス。数字キーの1から順にショートカット(デフォルトだと1がヒールポーション、2がマナポーション、0がタウンポータル)。数字キーの上でクリックするとそこに割り振れるスキルとかアイテムとかが表示される。TABで右クリックのサブアクション(魔法とかスキルとか)を入れ替え可能。左SHIFTはアイテムの売買やドロップ、ペットへのアイテム移動など、非常に便利なカスタムキーになっているので、ガンガン使おう。走るキーおよびスタミナのステータスはなし(走る為のスキルはある)。
・ザックリシステム
経験値とゴールド以外に「FAME」というポイントがあるんだけど、最初何か全然わからなかった。要は「スキルの経験値」みたいなもので、これが貯まるとスキルポイントが得られるらしい。ただスキルは例によって上げちゃったら元には戻せないので(ステータスポイントもキャンプウインドウを閉じちゃうと確定しちゃう)慎重に。ただこれまでのハクスラと違って「レベルさえあれば弱いのから順番に覚えなくてもいきなり下の方のスキルも習得出来る」。例えて言うならライトニングボルトを覚えてなくてもチェーンライトニングを覚えられるということ。あと「スキルの経験値」とは言ってもスキルを使えば使うほど強くなるわけではない。
ペットは勝手に行動するが、HPは結構高いのでほっといてもマズ死なない。またペットはペットで別のリュックを背負っているらしく、「左SHIFTを押しながらアイテムをクリックすると」勝手に拾ってきてくれる上、満タンになった状態で街に戻すと、時間を掛けて売却してきてくれるらしい(まだやったことない)。装備もリング二つとネックレスが可能で、マップ中の「池」などで釣りをして得た魚を食わせることで、
いろいろ変身する。
ぶっちゃけ敵と同じ格好になったりして紛らわしいので僕は好きじゃないけど、まぁ攻撃力とかスキルとか変わりそう。変身は2分から30分まで魚によってさまざま。中には犬を猫にする(もしくはその逆)ものもあり、その効果は無期限だったりする。
基本SHIFTと数字の1キー辺りに指を置いて、ガンガンクリックしていけば問題なく進む。ノーマル(白文字)、マジック(緑文字)、レア(青紫文字)、ユニーク(金文字)、セット(赤紫文字)の5種類のアイテムを拾ったり装備したり、ソケット穴の空いているところに宝石をはめ込んだりして強化する。
→ソケットにアイテムをはめた場合、街の一番西の方にいる双子に、「装備を壊して宝石を残す」か「宝石を壊して装備を残すか」の選択も可能。これは結構嬉しいシステム。
→宝石は同クラス同種を二つ合成すると1ランク上の物になる。合成屋も街にいて「4つマスが表示される」のがその人。ユニークを4つ入れるとそこそこいい宝石になったりもするらしい。指輪4つで下から2番目の宝石になったりもするらしい。
→アイテムはディアブロ等と違って鎧だろうとハルバードだろうと1マス。お気軽である。
魔法に関してはスキルとは似て非なる扱いとなっていて、「アイテムを入手して装備」する感じ。ただしそのレベルはスキル側で管理してるというやや分かりづらい仕様。まぁ序盤はあんまし気にしないでもいい気がするな。
っていうか「序盤」って言ったな!
結局僕は0時頃始めて、「6時くらいまでぶっ通しでプレイ」してしまいました(^^。途中でいきなり画面がデスクトップに戻り、「バグか!?」とマジ焦りしましたが、
「体験版終了のお時間がやってまいりました」
ってヤツだったらしく、マッハで、本当に一切のためらいもなく、速攻でオフィシャルから「BUY NOW」をチョイス!PAYPALを使ってクレジットカードで送金。メールアドレスとか住所とかを入力するけど一切ためらわない。つかこのまま「続きではなく最初からになったらどうしよう」などということは一切考えず、当然のように今の続きからプレイできるものだと思って入金したのだが、、、
「N O 問 題!!」<叫ぶトコ
つかここまでマッハで送金したのには理由があるというか、
直前に強力なレア武器ゲット!!!
もうこれは仕組まれたとしか思えない状況で、こうなったらレジストするしかないでしょ!っていうか2000円しないってどんだけ安いんだよ!?ってくらい面白いですぶっちゃけ。特別な新しいシステムがあるわけじゃないんだけど、とにかく遊びやすくて意外と肩も凝らない。久々にやったディアブロ2は結構疲れたのに、トーチライトは平気。正直★で評価すると★★★★くらいでそんなに高くはないんだけど(でも8点!?それで高くないってどゆこと!?)、絵も最近のタイトルと思えば普通だし、スキルもまだケチって一つも割り振ってないけど、ボリューム的にもそれほど(全35階なんだとか)多くないみたいだけど、
面白いのは本当に面白い!
ディアブロを未経験な若者も多いとは思うし、英語に対するハードルも低からずあるとは思うけど、、、「やってから否定してくれ」とスゲェ思う。
●海外の評価
http://gs.inside-games.jp/news/209/20971.html
ちなみにMODを使うといろいろ強化出来るみたい。僕的にはあんまし「なんかズルみたい」でそういうのはやる気になれないけど。あと街の中にある「付加効果を付けてくれる店」も「安いアイテムにガンガン付けるとユニークより強いのが出来ちゃうらしい」ので、本当に詰まるまでは使わないでいくつもりだけど、
普通に遊ぶ分には10~20時間たっぷり濃密に過ごせそうな予感。
最初は飛び道具大好きなのでアーチャーで始めたけど、他のキャラも(ある意味当然か)面白いみたいだし、来年発売予定のパッケージ版では新しいキャラも出るのかな?
※残念ながら日本語版の発売予定はなく、日本語化MODも今のところない。ただまだリリースされてから1ヶ月経ってないブランニューなタイトルなので仕方ないことなのかも。っていうかそもそも「それほど英語力が求められるタイトルでもない」と高卒で学のない僕が思うんだから、「日本語じゃないから」という理由だけでスルーするのはもったいないと思うんだよな。
あ、書き忘れたけど、もし死んじゃうと、
・その場復活で経験値とFAMEの一部を失う
・そのフロアの入口復活でお金をちょっと失う
・街から再開。ペナルティはなし
※これは一応ハードでのこと。ノーマルではまだ死んだ経験なし。
から選択可能。ちなみにゲームを進めていけば何面かに一度街からのポータル(無期限)ポイントが出てくる。難度による違いがなければ、まめなタウンポータルと併せて経験値をドブに捨てるような場面は少ないかもしれないね。
ちなみに難度選択の時に「死んだら即終了」チェックボックスを入れることも可能だけど、、、まぁよほどのマニア向けって感じかな。
しかしバブシカさん、ホントありがとうございました(^^。非常にお値打ちで面白いゲームをご紹介下さって感謝感謝です。ぜひともご自身でもプレイしてみて欲しいと思いますです。全体的に力みのないリラックスしたダウンロードゲーという感じがいかにも僕が求めていたモノって感じでしたよ(^^!!。
あとはいくつか補足的に箇条書き・・・
・武器のステータスは「DPS(ダメージパーセカンド)」表示になっていて、重くて振りが遅いけどダメージが高いものと、軽くて高速で攻撃出来るけどダメージが低いモノを同じ尺度で比較出来るようになってるのが分かりやすくて良い。
・おっぱいが見えるMODも出てるらしい。
・チートを使うと不具合が出ることがあるらしい。
そうそうついでに書いておくけど、ヘルゲートロンドンにもその後の情報があり、現在は「ヘルゲートリザレクション」というネットゲーが完全無料でテスト運営中らしい。
※正式には12月から稼動&アイテム課金体勢になるらしい。
また来年3月には完全な続編の「ヘルゲート東京」も韓国からリリースされる予定らしく、こちらもちと興味が沸く。
ただヘルゲートはトーチライトと比べてキャラがグロすぎて雰囲気が怖いので、あまりお気楽な感じはしないかな。ゲームとしては「トーチライト」が文字通りライトなディアブロであるのに対し、ヘルゲートはそれぞれの要素をより濃密に煮染めたような感じ。奥深さややりがいは後者に軍配が上がると思うが、それ故問題も多かったらしいし、今の僕には「軽さが正義」という面もあるので、一概にどちらが素晴らしいかとは言いづらいかも。
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コメント
お気に召していただけたようでマンモスうれPです。
近い内に私も遊びたいと思っています。動画を見る限りでもかなり面白そうですし、クリスさんがはまったと云う保険もあるし。
ディアブロ3が出るまでは行けるかな?
投稿: バブシカ | 2009年11月22日 (日) 09時43分
お気に入りましたよ~(^^。どもですバブシカさん。
ただ、
あまりに一気にプレイしすぎて、
肩が超痛くなりました(^^;
PCのマウスゲーだと大概この症状に見舞われてしまうのですが、今回もそれに漏れず、、、結局今は頓挫中だったりします。
あと、「ディア3が出るまで」に関しては、ちと微妙かも。僕的にとても面白いのですが、そこかしこに「軽さ」が散見されて、正直持ちは今ひとつな気がします。MODを使いこなせる方なら延命もアリでしょうけど、自分はあんましそういうタイプじゃないですし、何より「その軽さを評価してる」きらいもございますし。
気負わずに軽い気持ちでプレイする、「ライトなハクスラ」という位置づけでよろしいのではないでしょうか(^^。
投稿: クリス | 2009年11月23日 (月) 00時32分
はじめまして、いつもブログ読ませていただいてます。
さっそくデモをダウンロードしてやってみましたが、超ライトゲーマーな私はこのゲーム、かなり気に入りましたよ。課金も即しました。
ゲーム的には目新しくはないと思いますが、このグラフィック、というか、絵的に素晴らしいですね。
また、サクサク進めれるんで、何時間でもいっちゃいます。(普段は1時間もやれば、あ~疲れた、ってなるんですが)
大変面白いゲームを紹介していただき、ありがとうございました!
投稿: りゅう | 2009年11月23日 (月) 13時29分
まぁ先走りの過ぎるブログですから、さほどコメントを頂戴するケースってのは多くないわけですが、それでも「いつも読ませて貰ってる」と言われると嬉しいですね(^^。どもですりゅうさん、はじめまして。
トーチライトのグラフィックは最近だとXブレードとかが近い印象かな。アニメっぽさがあるから日本人の感性に馴染みやすいですし、遠景の割と丁寧にごまかさず描いてるから見ていて安心感がありますよね。操作も熟成が進んでるというか、かなりいい意味で煮詰まってますからストレスがほとんどない。こういうところは最近のタイトルに特に求められ、かつどのタイトルも洗練されて来てるから結構見る目もシビアになってきてるはずなんですが、それでも良くできてると思います。
人づての紹介でしたが喜んで頂けて幸いです(^^。コンゴトモごゆるりとヨロシク!
投稿: クリス | 2009年11月23日 (月) 21時12分