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2009年11月 2日 (月)

化物語~その3~

※本日二つ目。

ほぼ続けてアップされているけど、実は「その2」は10月31日の夜書かれたもので、11月1日の夜は大阪に出張中なのだ。で、この「その3」はホテルで残りの数話を見て、そして書いたものなのだ。なのでこの「その3」は、

 ネタバレがあるので本編を見終わってない人は読まないように。いやマジで。

・・・で、感想。

「やられた。」

12話まで見終わったあと「よかったな~」と思いトイレに行き、お菓子を食べ、トロピカルKISSを少しプレイし、その後もう一度最終話のいいところから見直してみて気付いた。

 「君の知らない物語」の真実。

「真実」とはちとオーバーな表現だが、あの歌詞がこの最終話にリンクするには、ちょっとしたワザが使われていたのだが、元になった曲を聴き過ぎていた僕はそのトリックに全然気付けなかった。

 アニメのエンディングは(最終話に限らず)歌詞の1番と2番を掛け合わせている。

最終話星空を見ながら流れる歌詞をかみしめると、その詩が片思いの歌ではなく、やはりひたぎの歌であったことがわかる。もともとそういう意図で作詞されたものなのか、もしくは「ひとつの曲として」成立させるために片思いのエッセンスを加えてフルの形になったものなのかはわからないが、

 なんとも綺麗なマッチングではないか。
※「まいっちんぐ」ではない。注意。

「あげられる全部」がいい。片手で足りるほど少なくて、その精一杯の気持ちが乱暴な言葉遣いの裏側に満ちあふれてるのがいい。歌の詩に違和感がないのもいい。ひたぎのセリフはほんのちょっとのさじ加減でこちらに与える印象をガラリと変えてしまう。聞く方も凄く真剣だし、作り手もそれがわかるこのラストシーン。

 まさに入魂の演技だったと思う。

感動したり涙を流したりはしなかったでも、マクロスの時に感じた「慌ただしさ」「詰め込みすぎな感じ」は全くせず、これが妖怪やモンスターを扱った「化物語」というタイトルであることも忘れさせ、ただただ戦場ヶ原ひたぎという女の子の告白の重みを際だたせるために、その為だけにこの物語が紡がれたのだなぁと感じさせるシーンだった。

 なるほどこれで終わるのもいい。

僕はノベルを読んでないが、一応上下巻の終わりまでを全12話で描いたと聞いている。これならとても納得できる終わりだと思うのだ。

蛇足を承知で書いてしまうが、「ゲスな男にされたこと」の中には「体に触れる=手に触れる」というのもあったのではないかと思うが、車から降りる際ひたぎは暦くんの手を取る。それはとどのつまり「暦くんの体」を求めている行為を深層心理で抱いていて、もし例えばキスのあと抱きしめられたとしたら、彼女はそこに最高の幸せを感じたのではないかと思うのだがどうか。最終的な行為に臨めずとも彼女も彼のぬくもりが欲しかったのではないか。学校の先生が「変わった」とする彼女は既に襲われたときとは変わっているのではないか。でもそれはあくまで深層のことで表層ではやはり怖さが先に立ってしまう。失ってしまうことが何よりも怖く、不安。そんなことを思うと、

 あのあとやっちゃった方に一票

と僕的には思う次第です。

「体だけが目当てだったと言っても肩を抱いたり、頭をなでたりもしなかったわね」



あと今日気付いたことだけど、暦くんのヘアスタイル&アホ毛はゲゲゲの鬼太郎へのリスペクトだったんだな。探せば他にもそういうネタが見つかるかも知れないな。

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