君の知らない物語~その2~
ただの歌の話なのに「その2」とは、、、どんだけ好きなんだよ!?って話ですが、仕方ありません今の僕の中にはこの歌が占める割合が最も高いのです。いつもならボーッとしながら運転するところを、必ずと言っていいほど口ずさんでいます。昔から思っていたことですが、歌が上手ければいいのにって好きな歌が出来た時はいつも思いますね。顔や身長や運動神経よりも歌の上手さが欲しい。人に聴かせられなくても、自分が自分に素直に酔えるくらいの能力が欲しいとしみじみ思います。
さて、今回何でまた2回目として取り上げたのかと申しますと、
衝撃の事実発覚か!?
というわけなのであります。あくまで「か!?」ですから発覚したわけではないのですが、、、。
昨夜ふと気になって「化物語 13話 感想」でググってみましたところ、そこにさらりと書かれていたある文章を見つけました。
最終話のオチに2番の歌詞を重ねてくるのでは?
「つばさキャット」は言うまでもなく羽川翼の物語・・・。2番の歌詞とは「あれはデネブアルタイル・・・」から始まる歌詞ですが、Bメロ以降は1番の歌詞を引用してエンディングでは使われています。実際12話のひたぎエンドではその歌詞の持つ雰囲気が暗くなりすぎず、「むしろこの構成にフィットするな!」と自分でもしみじみ納得したわけですが、
これが羽川の歌だと考えると様々な点で合点がいく。
物語の中で羽川は終始主人公暦くんに一定の距離を維持してきました。憑きものが取れた後の神原のようにベタベタするわけでも撫子のように最初からゾッコンというわけでも八九寺のように子供らしい?ニュートラルなじゃれあいをするでもなく、かと言って二人きりで文化祭の話し合いをするのを嫌がったり、参考書選びに付き合ったり、いや待てよ、、、最初「副委員長」に選ばれたのは羽川の意志だったか?参考書選びの時に「あと1秒」というところまでくちびるを近づけてきたり、13話では横座りでチャリに座ったにも関わらず「ギュッと」抱きしめてきたり、、、。
どう考えても好きなんじゃん!
ひたぎのあまりに強すぎる印象と輝きのせいで、この目立たない優等生の暦くんに対する思いにまで気が回らなかったことに気付きました!まさしく「君の知らない私だけの秘密」なのであります。
ここで今一度歌詞の怪しい部分を振り返ってみます。
♪本当はずっと キミの事をどこかで分っていた
見つかったって届きはしない
「だめだよ泣かないで」
そう言い聞かせた
♪強がる私は臆病で 興味がないようなふりをしていた
だけど 胸を刺す痛みは増してく
あぁ そうか好きになるってこうゆうことなんだね
♪どうしたい?言ってごらん?
心の声がする
キミの隣がいい 真実は残酷だ
♪言わなかった言えなかった
二度と戻れない あの夏の日きらめく星
今でも思い出せるよ
笑った顔も 怒った顔も 大好きでした
おかしいよね 分ってたのに
キミの知らない私だけの秘密
♪夜を越えて 遠い思い出のキミが指をさす
無邪気な声で
後半ほぼ全部コピペしてしまいましたが(^^;、どれをとっても羽川からみた「暦くん&ひたぎ」のことのような気がして来ます。
ひたぎのことが好きだと分かっているから、興味がないようなふりをして、君のとなりがいいって言いたいけど、言えない。笑った顔怒った顔、ずっと見てた。「友達として」君が無邪気な声で語りかける・・・。
ある意味セルフバーニング!ひとりで想像してひとりで切なくなってしまいました!(^^;。
思えば13話のエンディングのセンターは羽川。もっと言うと「つばさキャット」11話、12話のオープニングは「つばさキャット」なのに「ひたぎ」の歌で、むしろこのままだと羽川をフィーチャーした歌がない違和感が残る。しかしこの「君の知らない物語」が、その2番以降の歌詞が羽川視点のものだったとしたら、
スゲェしっくり来る。
アンハッピーエンドはあまりに似合わない化物語の世界観ではあるけれど、アニメとして泣かせに来るのはありえない話じゃない。暦くんのいろんな横顔をフラッシュバックさせつつ海外でひとり旅、、、「旅に出る」というキーワードも今思えば「鹿島みゆき」が傷心旅行をするシチュエーションとかぶる。このままここにいても二人の幸せな日常を見せつけられるだけだから・・・と自分の中の意識では認識してなくとも、深層心理ではありえるかも。
つか羽川に萌えてきた!
だから13話のエンディングが羽川センターなんだな!って感じ。でもってこの流れはそのまま「傷物語」へ続き、彼女の印象をより強く惹きにして視聴者のニーズを根こそぎ吸い取るつもりか!
・・・
ここまで書いてからふと気になって友人Tに電話してみた。ひとしきり化物語とベヨネッタの話で盛り上がったのだけど、
どうやら今後(原作化物語では)ひたぎはほとんど出ない様子。
やはり羽川の話で終了か。想像が当たったというか、まぁ誰でも思い浮かぶかも、というか。
でもそれはそれこれはこれという感じもしないでもないんだよな。だって実際問題、
いつの間にか羽川も結構好きになってる自分がいたりする
から。ああいう「片想いな感じ」ってのもそそられちゃうんだよな。中二病としては。
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コメント
こんにちは
1番がひたぎで2番が翼、という見方もありますが、
「星空を見るというひたぎのシチュエーション」
プラス「想いが届かない翼の心象」というイメージで
できてる歌なのかな、って思いました。
投稿: わおん | 2012年3月17日 (土) 10時54分
はじめましてわおんさん。クリスです。
もう随分前の話なので、ほとんどスッキリ忘れてしまっていましたが、これを書いた時は原作を読んでなかったんですよね。
続きが配信されてあまりにも自分の妄想とかけ離れてたので、かなり恥ずかしい気持ちになってしまったりしました(汗。
ばさ姉は実際の所本当に暦くんのことを好きなのかなぁって
僕的には思ってしまいます。西尾さんの胸先三寸ですが、何かこう、ラブコメにありがちな「フリ」がなくて、どうももっと達観した視点から二人を見てる気がしたりもするんですよね。わかんないですけど。
投稿: クリス | 2012年3月17日 (土) 22時07分