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2009年12月17日 (木)

懇談会

あまり詳しく書くとプライバシーの侵害と言われてしまうので、重要なところには触れないようにしつつ・・・。

今日長男の3者面談に行ってきた。中学二年の2学期ということで、大事と言えば大事だけど、まぁ大事じゃないと言えば大事じゃないところ。高校に行くのは2年三学期だっけか。

学校に着くとえらくたくさんの乗用車が所狭しと止められていて、「ああみんな面談やってんだなぁ」などとのんきに構えつつ「え?ここ止めていいの?」というところに車を止め、校舎へ侵入。長男の通う中学校は僕の母校でもある。だが正直懐かしさよりも緊張感が先に立ち、、、っていうかまぁ長男の教室がどこかわからなくて時間もかなり差し迫っていたので焦っていただけの話なのだが、とりあえず足早に校内へ。

階段の手前に「女子中学生」をひとり発見。当然「」でくくる必要などないのだが、こういうところで多少変態性を演出しておかないとたんなる親バカになってしまう。それはクリスとしては本意ではない。ちなみにその「女子中学生」は決してビジュアル的に抜きんでた素質を持っていたわけではなく、普通の「女子中学生」であった。っていうか普通の「女子中学生」である場合、

 現時点で既にその子が体操服だったのかセーラー服だったのかもしくは何も着ていなかったのか

の記憶がない。もちろん三つ目の可能性は極めて薄いが、っていうか極めて薄いという表現がそもそもどうかしてるが、これまたクリスが世間一般のいわゆる中二の子供を持つ大人の分別のある男性だと「思われたくないが為の」ささやかな抵抗である。あくまで演出であり、決して僕の本性でないところは念を押しておきたい。おきたいったらおきたいのだ。

教室に着くと既に長男は中にいて、時刻は予定の1分前。さすがオレである。時間には正確なのだ。っていうかよく「5分前集合」という言葉を耳にするが、昔から割と「きっちり到着」が好きだった。結局のところ「5分前にいなければならない」というのは、

 信頼してない

ことの裏返しだと思うのだがどうか。相手が確実にその時刻を守る人間であるなら、別に5分前に着ている必要などない。仕事もプライベートも含めて僕は中学時代からほぼ100%
※一度だけ遅刻したことがあるかも、、、くらい。
時間には正確な男なのだ。

先生のヘアスタイルがアーシェス・ネイから黒執事くらい変わっていたので、最初「あれ?担任変わったか?」と思ったがよくよく見たら顔のパーツはそのままで一安心。人間ヘアスタイルだけで随分変わるモノである。まるで別人だ。っていうか別人だった。ああもちろんウソである。

早速成績の話に踏み込んでいくのだが、正直話し始めるまでは、

 「相応の覚悟」をしていた。

長男の学校は中間テストがなく、変わりにステップアップテストという成績に入る小テストがある。ぶっちゃけその時の成績もさほど良いという手応えはなく、
※順位が出ないので実際どの程度なのかはわからないが、とりあえず訊いた平均点に対し、長男の点&間違ったところをチェックする上で「こんなところを落としおってからにしてからに」と思ったりしたので、あまり期待は出来ないと踏んだわけだ。フンダワケダ。なんかゼンダアクダみたい。だからヤッターマン以外のタイムボカンシリーズは市民権を得てないんだってば。

期末もテスト週間に普通に(むしろいつもより早く)寝たりしていたわけで、「テスト週間くらいしか勉強しないんだからしっかりやれよ」と社会と音楽に関してだけハッパ掛けた身としては、かなりのレベルで

 下がるだろうな

と思っていた。というかもはや確信していた。少しくらい痛い目を見た方が良いのでは、成績が落ちて父ちゃんにしかられて、心機一転3学期からがんばればいいのでは!?、、、そのくらいの心持ちで懇談会に望んだのだが、、、

 意外とイイでやんの。

具体的な話は当然避けるが、正直言って親として結構追いつめられた感じ。つかもちろん彼より成績の良い生徒はいるわけだが、先生から、「かなりがんばったねぇ」とか「授業態度に関しては全く問題ないです」とか言われてはこちらとしては「そりゃよかった」くらいの味気ないリアクションしか取りようがない。つか先生ウチの息子に何か握られてる?

一部数学に関して(担任が数学教師ということもあり)いくつか具体的な話も出たが、それとて1学期からすれば些末な事象に過ぎず、むしろ、

 テングにならないか心配

という状況。つかこう書くとさも自慢してるように見えるかも知れないが、それはあくまで高校大学に受かった人間が言う話であって2年の2学期ではただの「一過性」である可能性を重々理解した上であることを汲んで頂きたい。っていうか、

 僕自身2年の2学期は良かったような記憶がある。

 でも、高卒である。

だからやっぱり油断はして欲しくないわけだが、こと授業以外でも、たとえば学校行事に関しても彼はそれなりにがんばってやっていたはずだ。僕がそうであったように、僕がそうして自分なりの「価値」を見いだしたように、彼も彼なりに自分の中で正しいと思える選択をしたはずだ。っていうかもしそういうスタンスで対峙してないとするなら、

 家庭内でももっと派手に思春期ングしてるだろう。
 ※「思春期」のing形は「思春期ング」であってたよな?

まぁ仮に結果としてクラス全体にその意志が波及しなかったとしても・・・。

スタンスは絶対ではない。何かの拍子に簡単に崩れてしまうし、逆により強固なものにシフトすることもある。ただ、人生は一度しかないのだ。こればっかしは間違いないのだ。中学生活も一度しかない。2年の2学期も、2年の3学期も一度しかないのだ。後悔だけはして欲しくない。僕が後悔の少ない人生を送ったように、(父親にどうこう言われるのはともかく)長男にも後悔の少ない人生を送って欲しいと思う。

親の敷いたレールにそって歩く人生は面白くないかもしれないが、親が敷くレールは、

 後悔しないように歩け

ということなのだ。まぁ僕が失望するような選択を彼が取ることで彼が後悔しないのなら、という事にはなるかも知れないが。

余談だけど、僕は彼に「悪かったテストは見せなくていい」と言った。当たり前だけど悪かったテストを見せても褒められない。自分から進んで凹みたいほどMッ毛が強いわけじゃないし、僕が逆の立場でもたぶん気が重くなるだろうと思う。まぁそこで気が重くなったことを次回「気が重くならないようにしたいな」と思って貰えればそれで上等なのだ。っと、まるで理解ある父親のようなフリをしてみたが、

 結果成績が悪くないとなると僕としてはいかがなものかと思う。っていうか道化だろコリャと思う。
※本人も決して満足の出来ではなかったようだったし、むしろ内申に疑念が沸きかねないっていうか、、、

 スゲェ油断しそうで怖い。

調子に乗るなよ!・・・長男は調子に乗ってないのである。調子に乗ってるのは父ちゃんの方なのである。つか親バカここに極まれりというか、

 娘の勉強ももっとしっかり見ろよ

と自問自答しなくもない。しなくもないのだが、、、正直言うと娘はかなりワガママで僕の言うことなんざほとんど聞かないので、まぁ仕方ないのだ。かみさんにがんばって貰うしかないかな、とか思っているのだ。とりあえず長男は、、、少なくとも中学の間くらいは、僕ががんばってたきつけようと思う。

ちょっと話が重くなるけど、ぶっちゃけ今の志望校に行けなくても本人がそこに行きたいという意志を持って受験するのであれば、それはそれでいいと思ったりもする。このまま3学期、3年と成績が落ちてしまってランクがどんどん下がってしまっても、「そこで楽しめる」と思えるなら、それはそれでアリかな、と思う。正直僕が今の志望校に行って欲しいのは「僕は楽しいと思うよ!?」というレベルを逸脱しない。あくまで僕やかみさんのビジョンに過ぎないのだ。

今の世の中学歴だけあっても幸せになれるかどうかわからない。もっと言えば中学高校と「辛くて辛くて仕方なかった」みたいな人生を送ってしまうのは、ちょっとなんか怖い気がするのだ。だって

 『中高楽しかった』けど残りはつまらなかった。

という人生と、

 中高つまらなかったし、残りの人生もつまらなかった。

だったら、絶対前者の方がいい。少なくとも楽しかった思い出がある人生ということになる。それを糧に明日に希望を持てる生き方が出来る気がする。なんつか、「楽しくない人生の先が楽しくなる」なんてなかなか思えないと思うんだよ。

もうすぐ3年。僕個人としてはピリピリに勉強しつつガンガンに盛り上がって遊んで、気持ちよく志望校に入れるのが一番だと思う。もちろん理想だけど、重要なのは、

 のらりくらりと遊んで

ではなく、

 ガンガンに盛り上がって遊んで

であることだ。

僕は中三にはいい思い出しかないくらい、、、否、中学三年間にいい思い出しかないくらい楽しかった覚えがある。今長男の中学は結構荒れてるって話も聞くけど、何つかもったいねぇなぁと思う。楽しく生きる方法もあるんじゃねぇの?って思う(長男とは別の子にね)。長男には長男のコミュニティがあるからみんなと仲良くなれなんてことは言えないけど、とりあえず自分はクラスに嫌いな奴なんて一人もいなかったし、嫌われてるともあんま思わなかった(事実はわかんねぇけど)。勉強も大事だけど、ゲームも楽しいけど、、、

 もっとみんなで遊んで欲しいかな、っていうか父ちゃんも一緒に遊びたい(言っちゃった本音(^^;

と思う次第です。栄おばあちゃんも言ってたでしょ?「一番いけないのは、お腹がすいていることと、ひとりでいること」ってさ。▲▲▲△。

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コメント

クリスさん どうも~(*^^)

なかなか読み応えのある文章で、個人的にはヒットでした。
まぁ私も少しだけ過ごした職場を辞めて、来月大学受験を控える身なので偉そうなことは言えませんが(笑)

やっぱ油断する危険性があるとはいえ、悪いよりは良い方がそりゃ上々な気もしますよ。
成績がどうであれ、不安になるのは変わらないですし。
と、ひしひしと実感している今日この頃です(ーー;

少し遅めの朝ごはんにしようと思います。
ではではβyё βyё...φ(・ω・ )

投稿: orugan | 2009年12月17日 (木) 09時09分

ちすですoruganさん、クリスですまいど。▲を付けてる話ってのは要は自分のお気に入りということで、お気に入りの話を気に入って貰えるというのはイコール価値観が近いということになるので、そういうところにフックして貰えるのはとっても嬉しいです(^^。ありがとうございます。つってもまぁ自己完結型の僕のことですから、なかなか内容につっこむのは難しかろうとは思うのですが・・・。

悪いより良いのはもちろんいいのですが、親からするとやっぱテスト週間くらいはマジメに勉強(フリだけでも)して欲しいと思ってしまうんですよね。自分の時にも視線が痛くてさっさと寝てしまったわけだから、

 同じ行為に及ぶ長男をとがめたりはしませんけど。

やっぱり子供は親を見て育つわけで、いかにして操縦するかは親の手腕だと思うわけです。ぶっちゃけ今回の話も「つぶやきに見えて長男に語りかけている内容でもある」のがミソだったりして
※本人に「アップしてもいい?」と訊き、「読んでから」って言うのを期待したのが、それに反して「いいよ(即答)」。信頼されているなぁと誇らしい気持ちになる反面、「おまえに読ませたかったのに」という気持ちを空振りさせられたわけでもあり、、、まぁ読ませましたけどね。でもって結構好評でしたけどね(^^<手前みそ。

なんにしてもモチベの高い文章が書けたときは楽しいです。それを認めて貰えるとより嬉しい。ありがとうございました(^^。

投稿: クリス | 2009年12月18日 (金) 15時34分

油断して思いっきり転んだ私が通りますよっと
ご無沙汰してます; 
『なんだか似てるなぁ』
と思わず思ってしまったのでコメントした次第です、2年生はなんとなくいい感じでそして思いっきり3年でこけましたorz それはもう盛大にこけました とったことも無いような点数を出して思わず泣きそうになりましたorz 長男君はそうならないでと思うばかりです; 
ちなみに志望校も親が『行けたら絶対面白いと思うよ』っていうところですw 正直まだ5%くらい悩んでいるんですがもう願書出しちゃったので頑張りたいと思います!

ではでは。 (´・ω・)ノシ

投稿: Uma | 2009年12月18日 (金) 22時16分

ちすUmaさん、クリスですまいど。

やはり油断しちゃうんですよねぇ(^^。中三は高三ほどクラス内に緊張感もないし、
※学力幅が広いですからね。
最上級生になって目の上のたんこぶがないぶん校舎内でも(勉強面以外でも)油断しやすい環境になる。

それでも時間は無情に過ぎていくわけで、気付けば全て過去になっているわけで。
自分がどうすることが一番後悔しない道なのかってことに尽きますよね。その選択肢の中にはもちろん「なるようにしかならない」と開き直って遊んでしまうというのもあるとは思いますが、、、。
※それを選択させないようにするのが親の手腕だとも思うんですよね(^^;

4月にまだウチのブログを覗きに来てもらえるような状況であることを影ながら祈らせて頂きます。FIGHT!<安っぽいけど「がんばれ」より好きな言葉です(^^。ストIIみたいで。

投稿: クリス | 2009年12月21日 (月) 00時02分

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