主要五教科についてふと思う
最近ゲームの、それもFFの話ばかりで辟易としてる貴兄もいらっしゃいましょう、甘いものを食べたら辛いものが欲しくなる、シチューにはご飯よりパンが合う、雨もたまにはいい、なんなら靴下4枚重ねでもいいぜ!?・・・というところなのですが、たまには他の話でも、、、。
ウチの長男の主要五教科、英数国理社の成績が全部5なら携帯を買ってやる、という話は一部で有名な話ですが、最近冬休みの宿題をやっていて苦悩してるのを見るとなかなか思うとおりにはいかないよなぁと思ったりもします。僕を振り返ってもとりあえず小6から中2くらいは全然勉強に困らなかったので余計にその苦悩が理解しづらかったりもするのですが、僕はそんじょそこらの親父さんと違って子供の教育に結構熱かったりするので、昨日など妙に真剣に首をつっこんでしまったりもします。
数学の図形の問題なので、相似とか合同とか平行とか角度がどうの内角の和がどうのというところ。
結局考えに考えた末に「多少光は見えた」くらいまでが精一杯で、結局はガイドと呼ばれるヒントを読んでようやっと理解できる始末。ああ衰えたなぁと思う一方で、長男がぶつかってる壁が見え隠れもしたり。
要するに出題の傾向に対するこちらの持ち手が少ないことに寄る長考なわけです(僕の場合は経年劣化による手札の喪失というところでしょうか)。RPGの経験値のように何度も戦っていれば相手によってマストな打ち手が見えてくる。懇談会の時に担任の先生とも話しましたが、とどのつまり文章題は数をこなす以外にない。逆に言えば苦しい長考を繰り返さなければ楽に解くことが出来るようにはならないし、長考しなければならないような状況に追いつめられているのはそれまでにセキュリティホールがあったからということになる・・・ハズ。
しかし長男の勉強を見つつ僕もエクセルでFF13の武器育成計算をしていたわけで、「数学的思考」というのは大人になってもかなり有効であり、
最も大人になって活躍する教科
かも知れないなぁと思ったり。そうでなくても僕のような小売業を営んでる人間は他の方より金勘定に近いところにいますしね。
でもふと考えると、他の教科でも結構役に立ってるなぁと思ったり。
国語は言うまでもなく漢字と文法、こうしてブログを毎日書いていられるのも、小学生のころからの作文好きが奏功したわけですし、物語への読解力の優劣はそのままドラマや映画、アニメなどの物語の理解力にも繋がります。理解力が優れているということはその物語の中に入りやすくなる一因でもありますし、より強い感動や共有を味わうことに繋がる。人生をより深く楽しむために国語は結構有効だということが言えるのではないかと思ったりするわけです。
※まぁ同じくらい「道徳」の授業も重要ではあるのだけど。
ただ、漢文や古文はどうかなぁと思う自分もいたり。確かに歴史を誰かが語り継いでいく必要はありますが、全員が全員やる意味が果たしてあるのかと。将来古文を読むことになる、漢文の知識が生きるケースってそんなに多くない気がするんですよね。それだったらむしろ「慣用句」や「ことわざ」、「金言集」とか「名言集」みたいなのを学んだ方がずっと将来的に意味がある気がする。つかそういうのに明るいヤツの方が社交性とか集団生活とかにも長けるように思うんだけど、、、僕だけかしら。
英語もかなり「やっておいてもよい」と最近感じる。
ネットの普及と共に、いろんなコンテンツ、ウェブをネットを通して見ることが出来るようになったわけだけど、簡単な操作説明すらわからないとやっぱり困るというか、悔しい。中には悔しくない、わからなくても平気という人も多いとは思うけど、
わかった方が絶対楽しいことが増える
これは絶対そう。ジョークだって日本語の冗談だけじゃく、外人のジョークやウィットがわかった方が映画を見るのだってより楽しくなるはずだし、直接外国人とやりとりをする機会がなくても、例えばソフトのインストールやエラーメッセージ、時にはウイルスやスパイウェアの通知が英語ってことだってあるかも知れない。英会話が達者に出来る必要はないかも知れないけど、ネットで普通に楽しめるくらいの英語力はあってもいいと思うし、必要不必要で語らなくても、チャットだって英語で出来た方が楽しいに決まってる。地味に英文が速くタッチタイプ出来るのってかっこいいし。つかほぼ全部英語のゲームが昔と比べてとても魅力的になってきたからこそ、ファミコン時代、アタリ時代と違って「今だから英語」って感じなんだよね。ディアブロ3も最初は英語版からだろうし。
社会も二つのアプローチから有用かなって最近思う。要するに歴史が好きな奴が昔を思うと随分増えた。三国志や戦国時代だけじゃなく、NHKの大河ドラマだって、ヘタしたら女の子との会話のネタにだってなったりしちゃうんでしょ?まぁよくわかんないけど。何にしてもドラマや映画やゲームやマンガで「歴史物」ってジャンルが以前にも増してしっかり確立された昨今なら、「やっておいて損はない」って思うんだよね。歴史だけじゃなく地理だって旅行とかバラエティとかがより楽しめる。世界遺産が「凄い」って思える人生の方が「何ソレ?」って人生よりお得だと思うんだよやっぱ。
あと純粋に「世の中」に対する興味とかもたぶん大切なんだろうなって思う。自分はあんまし政治とかどうでもいい人間だけど、分別ある大人として当たり前の社会的責任とか立場とか権利とかって社会をしっかりやってた人の方が意識が高まるような気がする。ウチは自営だけど会社に入って「そういう話」になったとき、あまりにモノを知らないと絶対恥ずかしいし、低く見られると思うんだよね。そういうところは漢字や計算より社会の方が威力が強い気がする。
そう考えていくと理科だって結構なもんだ。家庭医学とか気象予報とかでんじろう先生のハピエネ見てるとホント理科って楽しいなぁって思う。科学って凄いって思う。技術科の授業とも絡むけど、自作パソコンとかってどこかに「学研の科学」のマインドが流れてると思うし、カーステの設置でプラスだマイナスだってのも理科っちゃ理科でしょ?蚊に刺されるとか蜂に刺されたくないとか「あぶない昆虫」とかも理科だし、水晶とか貴石、隼貴石にワクワクできるのは地学とか鉱石に長けてた方がきっと度合いも上だと思う。野郎は家庭科がほとんどないようなもんだけど、料理人に一番求められる素養は5教科の中じゃ理科な気がする。気がするだけかも知れないけど。
結局義務教育の時の勉強ってのは当たり前の話社会に出てから生きるもの、なくてはならないものを学ぶから義務なわけで、役だって当然だと言えばそれまでなんだけど、割と自分が普通に中学生だった頃ってのはそういうことをあんま考えないじゃん?「わかるかわからないか」「やりたいかやらなくちゃいけないか」みたいなレベルで、「必要か不必要か」ってのが視点に入ったりしないじゃん。でも実際40歳手前にして思うのは、
結構やっといてよかったかもな。
ってこと。先日褒めてもらったけど、英語のゲームだって面白そうならガンガン首を突っ込むし、「読めない漢字」で盛り上がることも出来る。エクセルを使って武器の必要コストを計算させることも、実験や研究や開発や進化にワクワク出来るのも、、、
※まぁ戦国無双や三国志には弱いけど。
やっぱその頃の慣性が今もなお生きてるからかなぁって思う。小学校や中学の勉強が今の僕の人生をより楽しく、充実したものにしてくれている気がする。っていうかたぶん間違いない。
「知っていれば楽しめる」ってことはいっぱいある。でも周りがお膳立てしてけしかけて、流されているだけで知識が蓄えられる状況ってのは実はそんなに長くも多くもない。いまこの歳で同じように勉強しようとしても、仕事があったり家庭があったり、お金が掛かったり結構遠くまで出かけなきゃならなかったりと、いろんな理由で「やめることが簡単に出来てしまう」。
勉強なんてやらずに済むならやりたくないって思ってた頃が僕にもあったけど、それはぶっちゃけ高校の話。高校の勉強は今でも「やんなくても問題なかったな」って思う。
※あと古文漢文ね。
でも中学ん時のは割と今でも生きてたりする。「図形の角度が!?」と思うかも知れないが、意外とそうなのだ。プラモとかポリゴンでのモデリングをするのに、立体とか平面の概念が理解精通していた方がやっぱり「楽しい」し「武器になる」のだ。
人生に無駄に出来る時間はない。
浪費していい時間は1秒だってないし、勉強ってのは割と無駄じゃないのだ。いやこれは説教じゃなくて本当の話。
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コメント
クリスさん どうも~(*^^)
FFのお話も結構楽しめてますよ。
来る日にプレイすることを思い馳せつつ読んでおります。
つーかセンター試験近い・・・
初めてじゃないにしても、結構焦ります。
高校の勉強は、確かにあまり要らない気もします。
中学校までの内容を、それ以上深く突っ込んでもねぇ・・・
みたいな部分はあると思います。
大学で勉強したいがために、全然関係ない高校の勉強をしなきゃならないってのもどうかとおもいまs・・・
ただの愚痴みたいになりそうなので閑話休題。
総括して、私も英語とか数学とかの主要教科は、まさに大人になってからも活きる教科だと思いますよ。
英語に関しては、学校の勉強だけで映画を聞き取るようになるまで上達するは至難の業ですが。
他はホントに中学課程で十分かな、とか。
ちょい前の記事ですが、ちょうど液晶買おうと思っていたので後日談は私にとってもタイムリーな話題でした。
PCのモニターと兼用にして、デュアルスクリーンにしようかとも模索中なので、21~23型くらいで迷い中です。
最近はホントに安くなりましたしね。
モニターだけ買うよりもお得な感じがしたり。
PS: 多分、札幌で靴下4枚は暑くて死ねますね~。
部屋は建物と外気の温度差30℃は結構ざらなので・・・
温度調節はコートやマフラーがベストでマストです。
札幌旅行の際は是非(笑)
地方は別ですよ。軽装だとホントに凍死しますから(^^;
投稿: orugan | 2009年12月31日 (木) 00時23分
ちすoruganさん、クリスですまいど。油断して風邪気味に。やはり乾燥した部屋でファンヒーター入れて寝るとダメですね。喉がやられてそのままズルズルと鼻水も・・・。お気を付け下さいませ。
FFの話はテンション次第という感じです。自分が乗ってる時はいいのですが、ネガ入ると読んでる方もつらいだろうなぁとか。正直さっさとクリアして他のタイトルにシフトした方がいいんじゃないかという思いもあったり無かったりなんですよね。クリスアワード書いてる時に、「シュタインズゲート」「デモンズソウル」辺りを買うのもいいかなぁとか思ったりして。ただまぁFFは生ものですからね腐る前にやるのが「クリスらしい」かとも思うんですよね。
「大学で勉強したいがために」というのはなんだかかっこいいお言葉。自分高卒なんですが、友人でそういうことを感じさせたヤツは一人もいなかったんですよね。決してバカばかりの高校ではなかったんですが、誰も「学びたい」という意志が見えなかったというか。
正直今なら大学で学びたいことがあるのもわかるし、実際僕も知りたいことはいっぱいあるんですが、たぶん記憶がついてこないだろうなっとも思ったり。身になる内に学ぶことに意義があるように思います。偉そうなことを言える立場じゃないんですけどね(汗。
>PCモニター
普通考えたら常に正面にいるから視野角はあまり重要じゃないような気がするかも知れませんが、さにあらず。少なくとも今まで使ってたCRTと比べたら、
まだまだ移行する気になれない
のが正直なところです。たまたま買った三菱RDT231WM-Sがそうだったからかも知れませんが、
動画には強くてもテキストには弱い
というのと、
動画とゲームは違う(特に2D系)
そして、同じ体勢で居続けられるわけではないので、やはりちょっとした角度の移動で見方が変わるのはツライ。もっと言うと、「角度が全く変えられないモニター」もあるようなので要注意です。
正直30万とか50万とか出せるならより良い選択肢もあるみたいなんですが、
※RGBカバー率とか。
低価格は低価格なりのスペックというのが現時点での見解ですかね。
ホントは居間のレグザでPCを映してみると、より向き不向きがわかったりもするんでしょうけど、あっちのレグザは解像度が低いから実際にPCに使える(最低でもフルHDレベル)地デジテレビになるとどうしても10万超えちゃう感じなんですよね~(まぁインチを抑えればそんなことはないんですが)。
つか書いてて気付いたけど、「液晶」ってレグザの方か!だったら解像度だけですよ!重要なのは。あれは確か1366×768ドットしか出ませんから、PCモニターとしては正直狭すぎです。視野角と大きさは十分何ですけどね~。あ、でも応答速度は遅そうだからやっぱりゲームに向くかどうかは微妙なのかも・・・。
なかなか「マスト」と呼べるモニターってないですよね(^^。
札幌、、、遠いですし、寒くて死ぬと思うので行けません・・・。たぶん札幌に行く途中で死んじゃうと思います。かみさんたちは車で行きましたけど、夏でしたし。
投稿: クリス | 2009年12月31日 (木) 02時58分