ボーダーランズ
新グラボ導入ということでかねてから気になっていたタイトルをプレイ。常日頃の僕の書き込みからすると、とてもじゃないが「合わない」と思われても仕方ないようなタイトル(洋ゲー+FPS)なのだけど、訴求するポイント(ハクスラRPG要素)もあったりして実はそれほど「合わなくもなかったり」。
どんなゲームかと言うと、まぁさっき書いたように、
基本はFPS。ただ、敵を倒せば経験値が入り、レベルも上がり、時にはレアな武器も落とすし、ショップで武器やら何やらを買うことも可能。ザコは基本無限に湧いて出て(経験値稼ぎ可能)、時折ボス戦。ボス(もしくはたまに出てくる強いザコ)を倒せばお約束のレアアイテム。
世界観は「西部劇風サイバーパンク」。誰もそんなこたぁ言ってないけど、画面茶色だし暗視ゴーグルみたいなの付けた敵とか出まくるし、スチームパンクというほど煙が出てる訳じゃないしって感じ。見た目は比較的新しいプリンスオブペルシャとか女の子のケツばっか話題になった気がするXブレードとかに採用された「パッと見トゥーンシェイドだけどよくよく見ると普通のテクスチャ?いや、、、やっぱトゥーンシェイド?」みたいなヤツ。表現的には新鮮みがあり、個性的なはずなのだけど、実際のところ出てくるヤツらがみんな
※人型の敵はほとんど全員マスクを被っているし、クリーチャー系の敵は「ブレイド」みたいな「口が巨大に開く」ヤツとか、T-ウイルスに侵されてそうなヤツとかみたいな
見たことがある感じなので、さほど衝撃はない。まぁビジュアルショックで言えばやっぱFF13の方が「何人か倒れてる」感じはするね。
さっき人型の敵がマスクを被ってる、って書いたけど、個人的にここがかなり僕の好みにフィットしたところなような気もする。要するに「顔が見えなきゃ殺すのも平気」みたいな?「ヤツら人間じゃないし」みたいな感触。アクション映画とかじゃ平気で人を殺すシーを見てるのに、いざ自分がゲームでプレイする談になると、
あまりにリアルなのはなんだか好きになれない
自分がいたりするわけで、こうした「配慮?」みたいな世界観の構築はやってて結構落ち着く。「エイリアンに侵された」とか「半人半獣」とか、「アンドロイド」とか「ロボット」「改造人間」みたいなヤツの方が相手をしていてもモチベが得やすい。
当然のように英語版で、正直最初どうしたらいいか途方に暮れたりもしたけど、ゲームが何とか軌道に乗ってくれさえすれば、さほど困ることもない。要は
●ミッションを請け負う
→目的地をマップで確認
→目的地にいる敵を倒したりアイテムをゲット
→依頼主のところにいって経験値とお金を貰う
この繰り返し。ホントこの繰り返し。序盤からずっと繰り返しなので英語とかほとんど読まない。
※ただし操作やシステムに関するところはがんばって「読もうとする」けど、まぁよくわからないことの方が多い。ちなみにWikiもあるのでこちらも(割とプレイしてからだけど)参考にしました↓
http://wikiwiki.jp/borderlands/
ちょっと特徴的なところとしては、
・死んでもお金が(多分所持金の8%くらいだと思う)なくなるだけで経験値は減らない(2周目もあるようなのでそっちではもう少しペナルティが上がるかも)。
・HPがゼロになったあと、一定時間「移動できずに攻撃だけできる(ズームも出来ない)状態になる」。この間に敵を倒すことが出来ると、シールド(一定時間で回復これがゼロになるとHPでダメージを受け始める)とHPが少し回復して復活出来る。
ことくらいかな。乗り物もあるけどHALOほど種類があるようにも思えないし、
※かなり強いし見た目も結構かっこいいので印象は○。
→ただし乗り物でひき殺すと経験値は少なくなるのだとか。
フィールドがそれなりに広いマップ単位なのもまぁ見たことがある感じ。ダッシュ(ゲーム中ではスプリントと表現)が左スティック押し込み(移動も左スティック)というのがちと操作しづらいのと、周辺マップを常時表示出来ない点など、多少気になるところがないではないが、弾は困らない程度に手に入る&購入も可能だし、ダッシュして息切れするということもないし、何よりコンピュータが賢すぎない→僕の攻撃が全然当たらないで敵の攻撃ばかりガンガン当たる、ということもないので、
FPS嫌いな僕でもダラダラと楽しめてます(^^。
正直な話「シューティング要素のあるハクスラ」というのは、とても美味しそうに見えるわけで、かなり前にやった「ヘルゲート-ロンドン-」でも自分はガンナー(呼称はマークスマンだったかな)でFPSライクなプレイをしたし、ついこないだ1回だけ触れたGreed: Black Border
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2009/12/greed-black-bor.html
とか、4GAMERに載ってた
http://www.4gamer.net/games/051/G005121/20091127001/
メタルブラックオルタナティブ、古いところではカプコンのガンスパイク(これはハクスラじゃないけど雰囲気が他のに似てる)とかも、
要は2Dフィールドの、、、そもそもアクションシューティングが嫌いじゃないという話。
メタルスラッグみたいなサイドビューだとまたこれはこれでニュアンスが変わってくるんだけど、3Dのポリゴンフィールドを自由に移動出来るタイプだと、
※バーチャコップやタイムクライシスみたいなオートスクロールじゃないヤツ。
移動しながら狙って撃つ
という感じになるじゃない?ああいうのがたぶん好きなんだと思う。書きながら思ったけど、
ガントレットレジェンドとかスゲェ好きだったし。
つか
ガントレット(メガドライブ版)もスゲェ好きだったし。
※アーケードは情けないながら天野博物館で1回やっただけ。
ダンジョンエクスプローラーなんかはまさに「ガントレットからディアブロ(アーチャー)になるちょうど真ん中辺りのタイトルだよね。つか自分がFPSが嫌いな理由、ボーダーランズみたなゲームが好きな理由がわかった。
要は3Dで狙うのが苦手だからそこを救済して欲しい
わけだ。2Dのアクションシューティングが好きなのは「狙うの自体は好き」。でもそれは「右か左への撃ち分け」程度だからまだついて行ける。3Dになるとそれが上下左右になって疲れちゃうんだよな。
昔PS2で「エクスターミネーター」というかの藤原得郎(魔界村を作った男)さんの作品があったんだけど、あれとか敵をオートエイミングしてくれる機能があったんだよね。あと有名な話ではバイオハザードも「ターゲッティングが近くまで行けば当たって欲しい」という希望をちゃんと具現するチューンに仕上げられてる。
もちろんスキルがあれば「きっちりエイムするのが楽しいんじゃん!」ということになると思うので、そちらの方を否定するつもりはさらさらないんだけど、自分としては「ちと厳しいかな」と。でもやろうとしてること(避けつつ狙って撃つ)自体の楽しさは知ってるわけだから、あとはそれをフォローしてくれるシステム(オートエイムだったりホーミングだったり買い物だったり、経験値とレベルだったり)さえあれば、
普通に楽しめる
ってことなんだな、と。まぁボーダーランズの場合は世界観がやっぱちとクセがあるので(18歳以上だったんじゃないかな。手とか首とか平気で落ちてるような感じだし)、みんなにはオススメ出来ないし、昨夜4、5時間くらい遊んだけどこのままずっとモチベが、っていうかモチベ自体はさほど強いもんじゃないんだよな(^^;オイオイ)。でも強い武器とかシールドとか出るとちょっとテンションが上がる。例えばショップの品揃えも、TORCHLIGHTとかだとかなりたくさんの「どうでもいいクズレア」ばかりが店にならんでいて、結局は自分で手に入れないとイイモノはない、みたいな感じだったんだけど、
ボーダーランズではタイムサービスで結構イイモノが出る。
20分限定で所持金1000円のところに14000円のモノが売りに出されても、とは思うけど、でもやっぱ魅力的なアイテムを「金でも買える」余地があるのは嬉しい。あああと、FPSの名残というか「らしさ」を残す要素として、(さっきも少し触れたけど)体力がシールド+HP制なのも気楽でいい。
※最初はシールドがないのでかなり緊張します。念のため。
常に「体力の残り」を気にしながらプレイしなければならない通常のハクスラと比べて、ボーダーランズは「弾薬の残り」を気にする感じ。まぁRPGで体力を気にする程度の「気に仕方」で十分だし、強敵に際してはもちろんそうもいかないんだけど。
※体力を任意で回復するアイテムもないではないが、全部で12マスしかない装備品(武器、シールド、グレネードなど全て合算で)の枠を使う上にメニュー中も敵は攻撃してくるので、ほぼ使えない。たまたま敵が落としてくれれば、とか装備でゆっくり自動回復、とか。
今気付いたけど、FPSにRPG要素があればいいってことになると、案外フォールアウト3とかも楽しめるのかもな~。ああでもあの「退廃しすぎた感じ」はちと抵抗があるか。
とりあえずみんなにオススメ出来るかどうかはともかく、クリス的な評価では★★★。最近狭いフィールドのゲームばかりやっていたので、この広々とした荒野がとても心地いいです(^^。
| 固定リンク
コメント