サマーウォーズブルーレイ
結局僕が思案してるウチに友人Tが買って貸してくれたので無事見ることが出来ました。
っていうか、サマーウォーズ、本編とコメンタリーと絵コンテで3回通りまたも見てしまったわけですが(^^;、
さすがだな、
と。何だかんだ言って見てしまうな、と。面白いのはもうわかってるんだけど、家でゆっくり見られるということが、今までと違う視点というか、ディティールに目がいくというか、
ちっちゃい女の子がとてもかわいい(^^
赤ちゃん、と表現してよいのかとは思うけど、笑顔や仕草だけでなく、一回「勝った!」ってシーンで「高い高い」してもらってるとことか妙にかわいい。
コメンタリーもいろいろ面白かったけど、一番なるほどと思ったのは、
佐久間のアバターの体はどこに行ったのか
ってのはスゲェなと。確かに他の何億というアバターが全て「体と厚み」があるのに、佐久間のアバターだけが途中から顔だけで厚さがなくなってるっ!よく気付いたな>神木くん。つかやっぱ彼は天才だなぁと。2歳からこの業界で仕事してるってのも普通にスゲェというか、
声変わりしたんだなぁ
と改めて感じましたよ(^^。もう「ワシは魚嫌いじゃ」と言っていたマルクルではありません。つかリアルな方の神木君はちと細すぎるというか、子役だったころの「やわらかさ」が抜けちゃって、正直ちょっと魅力が下がった感じ。まぁ声優でもやっていけるのかなぁとは思うけど。
特典ディスクのインタビューで桜庭ななみちゃんが普通にかわいい子でちょっとニヤリ。神木君とリアルでも1コ上というのも物語を楽しむエッセンスになった感じ。
話が面白いのはもうわかっていたというか、言い換えればファーストインパクトほどの感動を得るのは不可能なわけで、見ていても気になるというかフックするのはそのディティールだったり演技だったり、ちょっとした裏方のエピソードだったりする。
見てない人は本編を見るべきだとしみじみ思うんだけど、こうした裏側に関してはやっぱりファンのものというか、好きな人がよりその作品の背景を知りたい時に触れるべきもので、化物語のコメンタリーみたいに、登場人物が話をよりおもしろおかしく楽しむ為に紡ぐ、「もう一つの物語」的な奥行きは正直なかった。
でも作品の持つパワーという点で言えば十分買うに値するとも思えるわけで、でもってせっかく買うならやはり高画質というか、正直オープニングのスタッフ表示なんかはぶっちゃけかなり小さいフォントを使っているわけで、細かなところを見ようとすればするほどブルーレイが生きるのも間違いないと思ったりはしたかな。
もちっと値崩れしたら僕も買うかもって感じでした(^^;。
余談だけど、僕の中では「夏の映画」っていうと「ジュブナイル」が凄く印象に深かったんだけど、気付けば「ジュブナイル」も「サマーウォーズ」も主題歌は山下達郎なんだよね。「クリスマスイブ」を歌うまでの山下達郎は「RIDE ON TIME」や「高気圧ガール」などの「夏の歌手」のイメージの方が強かったって聞いたことがあるんだけど、こうして「好きな夏の映画」を2本も手がけてると思うと、ホントに夏の歌手だったんだなぁなんて妙に納得したりしました。どちらもとても作品にマッチした主題歌でしたしね(^^。
それとコメンタリーで佐久間役をやってた子がセリフを少ししゃべるところがあって、それにかぶせるように神木くんと桜庭さんにもしゃべってもらおう、、ってな流れがあるんだけど、結局それが最後までフォローされなかったのが非常に残念だった。この作品のコメンタリーってなんかホントに雑談みたいで、友達同士で自分たちの作った文化祭の劇のビデオ見ながらしゃべってるみたいな空気があるんだけど、それが本当に自分が高校生や中学生だったころを思い起こさせるというか、何て言うんだろ、懐かしい?かな、「黄色い風の匂い」がするんだよね。だからそういう中で「本気になった才能のあるヤツ」の言葉みたいなのが欲しかったって思ったんだと思う。劇中のそれはもう「文化祭じゃない」じゃない?コメンタリーだけが「身近に感じる友達」だったんだよな。なんか支離滅裂でスマンです。
しかし雑誌とかでも凄くプッシュされてるよね。このDVD&ブルーレイ。確かにアニメ、それもジブリとかピクサー、ドラえもんでもしんちゃんでもケロロでもないポッと出のアニメがこれだけの結果を残したんだから無理からぬことだとは思うんだけど、
※時をかける少女はそこまでじゃなかったと思うし。
なんかこう、何て言うんだろ、やってるときからもっと押せよとか思わなくもなかったかな。
とりあえず細田監督の次回作には期待しますが、一方でサマーウォーズを越えるのは難しいだろうなぁと思ったりもします。しっかり作って欲しいですね。
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