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2010年3月17日 (水)

近未来のゲーム業界?

※流れ的には昨日の続きだけど、内容は結構違う。

さすがに世界中で気を吐く360陣営だけあってダウンロードコンテンツの充実度は目を見張るものがある。軽くカテゴリーに分けただけでも、

・パッケージタイトルの体験版
・パッケージタイトルの廉価版(2940円でバッドカンパニー1とか)
・ライブアーケード
・旧XBOXタイトル
・インディーズ
・テーマアイコンとか
・追加コンテンツ

などなど。体験版だけじゃなく、HDDから普通にゲームを選んで遊ぶ感覚は、ぶっちゃけ非常に手軽で、AMAZONのように家にいながらにしてショッピングをするように、座椅子にもたれたままコントローラーだけ持って電源を入れ、ゲームを選び、プレイし、そして電源を切ることが出来る。

市販のパッケージタイトルをNOディスクで起動出来るようにするにはまだまだハードルがあるのかも知れないが、価格的なメリットは結構あるし、今後の流れ的には間違いなくこっちだと思う。パッケージ版との差が1000円程度では心が動かないけど、ズバリ最初から半値くらいでリリースされるなら話は別かな、と。ディスク交換の煩わしさや、HDDにインストールする時間、手間がなくなるのも大きい。
※まぁ最初に落とす時間は必要だけど。

パッケージそのものの魅力うんぬんに関しても、昔と比べて随分下がってきてる気もする。理由は明確で、

・ゲームだけで十分イラストや世界観をフォローし切れるようになった
・ゲームだけで遊び方を教えてもらえるようになった

別にパッケージを見てドット絵から想像力をふくらませる必要なんて、今はもうないんだよね。遊び方とかもオンラインヘルプがかなり充実してきてむしろ本当に知りたいことが出てきて説明書を見たところで載ってることの方がまれなくらいだし。

i PhoneやWiiウェア、DSiウェア、プレイステーションストアのコンテンツなど、今後ノンパッケージのソフトがどんどん増えていくのは間違いない。保存用のメモリーカード系メディアも小さな小さなマイクロSDカードに十分すぎる容量が確保できるし、転送するにもUSB3.0ならあっという間に大量データを送れる。売り切れの心配もなく、寒い中並ぶこともない。
※まぁ発売開始直後はアクセスが集中する怖さがあるけど、ダウンロードとレジストを分けてやらせれば問題もかなり軽減出来るはず。

メーカーだって「今の形態が儲かる」からそうしてるだけであって、出来ることなら流通や物理的な原価、もっと言えばパッケージのデザイン料とか、「オンライン専売になることで削れるコスト」はかなりあるはず。それによって利益率を上げるのか、それとも販売価格を下げて本数をさばくのかは経営判断だけど、

 コピー問題がクリア出来る魔法の呪文さえあれば、明日にでもそうしたいメーカーは多い気がする。

そう考えるとPSPGOのコンセプトも十分理解出来るんだよね。たぶん本音としてはメモリーカードスロット(メモステスロット)も取っ払いたかったはず。ディスクシステムの頃の任天堂のように、メーカー専売でしかメディアが流通しないようにして、ネットから落とした物は本体にのみ入れられるような、友達に貸せないかも知れないけどその分値段は下げますよ、的な戦略。

つーか、

PSPGOの場合は本体がそもそも高額なんだから、

 PSPGOでダウンロードする場合に限ってダウンロードコンテンツの価格を半額にする

くらいのことはしてもよかった気がする。でもってユニット交換で内蔵メモリを大型化するロードマップを敷いておけば、手狭になっても逃げ道はあるし、認証でヒモ付けしておけばコピーされることもないし、ユーザーからもメリットがある。

こんな僕でも考えるようなことは当然偉い人たちはとっくに視野に入れてるとは思うけど、っていうかまぁ問題がいっぱいあってなかなか単純なもんじゃないんだろうな。メリットとデメリットは表裏一体な部分もあるし、そのために「裏切らなければならない人たち」もいっぱいいるだろうからそう簡単にはいかないんだろうけど、

 今のこの流れはたぶん止まらない。

携帯電話が出来て、インターネットが出来て、光通信、HDDやマイクロSDが出来て、ヤフオクやAMAZONや価格ドットコムが浸透した今は、もう10年前に予想出来た今じゃない。ビデオテープがHDDレコーダーになり、ハンディカムが普通にデジカメやヘタすりゃ携帯電話に取って代わられる進化の中で、車は空を飛ばないし、宇宙旅行は僕が生きてる間に実現しそうもないけど、

 CD、ゲーム、DVD(映画)、ヘタすりゃマンガも、

 「店頭から消える」可能性はある。

キンドルみたいな電子ペーパーの技術とインフラとニーズとバランスが取れていけば、新聞や雑誌なんかも全部なくなって、

 本屋ごとなくなる

可能性も捨てきれない。

インターフェイスも、今でこそ液晶だプラズマだって言ってるけど、「大きさ、綺麗さ、反応速度」なんかがどんどん進化するのと足並みそろえて、ポインティングデバイスとかタッチスクリーンとか、本体の重さ、形状、価格なんかも同時に進んでいく。個人的には、

 何もない空間に平面映像を「向こう側を透過させずに」映し出す

技術とか出来たら面白いのにって思う。そうすりゃモニターの概念そのものが変わる。
→まぁそれは電気屋的には総スカンかも知れないけど。
 →ニーズだけでは進化は行われないしね。

ロールスクリーンのように巻いてあって、伸ばしてタッチモニター。本体は今のスマートフォンくらいの大きさで、メディアもマイクロSDサイズに10テラバイト。

 こういう未来は生きてる間に来る気がするんだよな。

そんな未来の画面にどんなゲームが映し出されているのか、、、

 案外メタルスラッグは生き残ってる気がする(^^。

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