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2010年4月10日 (土)

ボールペンの話

たまにはこういう日もある。

100408bolpen_2 前回の大阪仕入れの最中、唐突にボールペンがつかなくなった。それまで普通に書けていたのに、文字が急速に薄れ、書けなくなった。

普通こういう時は「インクが切れたのかな?」と思い、ねじをゆるめるように中のインクを確認したりするものだが、このときは割と必死に振ったり書こうとしたりした。

 なぜか。

それはこのボールペンを買ってまだ1ヶ月足らず。さして間もなかったからだ。

 みなさんはどのくらいでボールペンを使い切りますか?

受験生の頃、かみさんは誰に教わったのかシャーペンや鉛筆の代わりにボールペンで英文を死ぬほど書いていた。疲れないのか書きやすいのか、、、その程度の理由だったと思う。さすがにそのときは結構なペースで消耗してるんだろうとは思ったのだけど、

 普通「いつどのようなロケーションで買ったか」忘れるくらいは書けることない?

最近特に忘れっぽくなり、メモをとる機会が増えたとは言え、いくらなんでも1ヶ月でボールペンを使い切るなんてことはないと、このときは思ったのだ。

 が、

 果たしてそのボールペンは空であった。

思えばいつにも増してよく書いたとも思ったが、それにしても早すぎるとも思った。ただ、よく考えればそのボールペンは「ジェルインク」タイプのもので、普通のインクよりそもそも消耗が早かったのかもしれない。インクの入った筒の太さも通常より遙かに太いものだったが、それとて「ただでさえ激しい消耗」をゆるめるため、定価を上げてもそうすべきという判断がさせた気もする。

 ぶっちゃけそのボールペンが結構おすすめだという話。

みなさんはボールペンに何を望みます?

 「値段」

帰れ。

いろいろ使ってきましたが、特に僕の場合は「筆圧」が低いので、

・よく着く<漢字合ってる?

当たり前だが「着かないボールペン」や「切れないハサミ」や「穴の開いたナベ」や「かわいくない上に仕事ができない上に愛想が悪い上に口も悪い女子高生アルバイト」なんかは、全く持って使い道がない。まぁ普通の100円前後で市販されているものなら、まずこの条件は満たされる。だがそれも、

・段ボール箱の側面にも書ける

となると条件はグッと狭まる。ちょっとした拍子にペンの角度が天地逆になると、急に着かなくなったりするものは結構多い。というかボールペンの構造上、正直仕方ないと言えば仕方ないのだが、

 三菱パワータンク

加圧式で、天井に向けて書いても普通に書ける。確かにこれならインクが途切れ途切れになるいらだちはない。

 が、

実際はそのインクが乾きにくく、結構な頻度で手や紙を汚してしまった。

ちなみに僕はそのパワータンクを使う前は主に「楽ノック」とういやつを使っていたのだけど、まぁ100円なりの使い心地というか、

 芯の出入りする穴が傷つきやすい

のが欠点。ちょっと落とすとすぐに出入りに支障が出る。もちろん加圧でもなんでもないので側面には向かない。ただ書き味は悪くなかったので、長きに渡り数十本は使ったと思う。

さて、話を戻して始めにおすすめしたボールペンの話。

 ぺんてる「ENERGEL」

ジェル系のインクの最大の欠点はそのインクが乾きにくいという点だ。サインペンのようにベタッとした水性ジェルは定規を使った時なんかに如実にその乾きづらさが出る。だが、かといって油性にすると今度は乾き易くなりすぎて「キャップ」を使わなければならなくなる。いくら何でも仕事でバリバリ使うボールペンに「キャップ」はない。なくしてしまったらすぐに使えなくなってしまうし・・・。

 そんな二律背反を実現したのがこのENERGELなのだ。

パッケージに「速乾」が謳われていて、購入直後はペン先に丸いゴムのカバーがはまっている。乾きやすそうなオーラを放っているし、事実ほぼストレスなく乾いてくれる。ジェルタイプなので筆圧を掛けなくてもガンガン書けるし、太さも自分である程度調整できる感じだ。ボールペンだから複写でもちゃんと下に写るし、クリップの部分が金属で折れない点もいい。

 なんでペン先がほったらかしで乾かないかはわからないが。

強いて言えば少し重たいのが僕的にはマイナスだが、この重さが好きな人もいるだろうしね。

で、

これを使って非常に気をよくしたので、今度は(ENERGELも買いつつ)もう一本150円クラスのを買ってみた。
※これが写真の白い方のやつね。

 三菱JETSTREAM

このペンの特徴はとにかく「速乾」だという点だ。先ほどのが「ほぼストレスなく乾いてくれる」とするなら、こちらは「全くストレスなく乾いてくれる」。書いてすぐ指でなどっても全く着かない。それでいてインクの着きも非常によい。

ただ、文字は非常に細い。ENERGELもJETSTREAMもどちらも0.5mmのペン先のものを使っているのだけど、太さは全く別物。これも好みかとは思うが、個人的にはENERGELの方が好きかな。思わず赤も買っちゃたくらいだし★★★☆ってとこで。

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コメント

クリスさん、こんにちは。
 僕は筆圧が高いので、ボールペンに求める最大の要素は、『握ってシックリくるフィット感』ですね。
 同じくPentelの『ERGoNoMiX』(旧型500円)を愛用しております。本体が高いので、通販で変え芯のみ大量に買ってあります。
 太いので携帯には不向きですが、それでも鞄の中に入れているのは、握りやすく腕が疲れないから。
 欠点は、取り寄せ以外では手に入らないことです。

投稿: じあんとー | 2010年4月10日 (土) 09時29分

ご無沙汰してます;前回書き込んだのはいつだったやらw

ENERGELいいですよねー、0.5でもペン先が詰まらなかった気がします。

個人的な意見ですがキャップさえ気にならないのであれば僕はsignoの0.38か0.5をおすすめします、上向き筆記や側面の筆記には向いてませんが平面に書く分ならかなりいいと思いますよ。

ただ超極細とキャップにかかれているものはペン先が詰まりやすいみたいでインクが十分にあってもかすれることがあったのでお勧めしません;

記事を読んでいてペンの名前を見るとだいたいどのペンだったか想像できた僕は変態ですかねw

投稿: Uma | 2010年4月10日 (土) 23時51分

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