セイクリッド2
と言ってもやったのはPC英語版Sacred2。オクで安かったってのもあるけど、聞くところによると結構なマシンパワーを要求するらしいので、GTX285を活かす意味でも。日本語版は高いんだよな。ぶっちゃけ。
※聞くところ↓
http://www.4gamer.net/games/021/G002175/20100409080/
軽く、ごくごく軽くセイクリッド2を説明するとするなら、
最近のディアブロ。
何と簡単か。ほとんどこれで9割7分6厘くらいフォローできる。実際はまぁいろんな違うところもあるのだけど、まぁ概ねこんな感じ。で、感想は箇条書きに、、、
・敵が少ない
こちらのレベルによるものらしいけど、割といない。距離にして50mくらい全く敵が出ないこととか普通。まぁまとめて出られても貫通や複数攻撃があるわけじゃないので(スキルで覚えるかも知れないけど)困るっちゃ困るんだけど、正直ちょっと寂しい感じ。ダンジョンの中とかでも「クモが3匹しかいない酒蔵」って、、、ただこちらのレベルが上がると増えるらしいことがWIKIに書いてあったりもしたので、ある意味嵐の前の静けさなのかも知れないけど。
・操作性に違和感がある
WSADキーがFPSのそれと同じなので、俯瞰でプレイするとどうしても違和感が拭えない。
※カメラを寄せて主観視点に近づけると操作上の違和感は薄くなるが、ADキーが移動ではなく視点移動でかつスムーズではないので、FPSとしても見た目の違和感は残る。
バックパックはディアブロやトーチライトと比べてかなり大きいが、その分カーソル操作がデリケートになってしまって気持ちよく移動が出来ないことも。SHIFTを押しながらクリックで即売却が出来なかったり、「立ち止まって撃つ」キーを変更出来なかったり。
ただ、
どれも致命的ではなく、周囲のドロップアイテムを一気に拾い上げるオールコレクトや、ショップまで行かなくても不要アイテムを換金できる機能、特に換金は高額品を換金しようとすると、
オマエマジでコレ売っちゃうの?バカじゃねぇの!?
と教えてくれたり、マップも俯瞰の縮小マップ状態で移動出来たりするのは凄く良い。正直移動出来ないエリアとの境目がわかりにくかったりもするけど、これもマップが広いのであんましナーバスに細かなところを攻める意味が薄いと気付いた時点でおおらかに許せるようになった。わかりやすいところだけ移動していても十分というか。
普通に移動出来るところをどんどん進んでいっても、、、ちなみにこのセイクリッド2、ディアブロと違ってフィールドもかなり束縛されているというか、移動できるところが限られている。中には砂漠のようにあてどなくさまよえるエリアもあるのかも知れないが、開幕直後の森、湖畔、山周辺は、ホントにちょっとした段差や柵で移動が妨げられ、「そのくらいジャンプで越えろよ」と言いたくなったこともしばしば。
その分構造的にはとても丁寧に作られているとも言え、同じようなマップの繰り返しを自動育成していたディアとはダンジョンの構造に関して目指しているものが違うのだろうなぁという感じ。視界も結構妨げられるのはどうかと思うけど。
・確かに重い
見た目にもリンクする話だけど、ALLハイにして解像度フルHDにすると、GTX285でもところどころでコマ落ちが感じられる。ただ、
その分、絵は超綺麗!
今までFPSやレースゲーなどの主観系視点のタイトルはいくつか見てきたけど、こうした俯瞰視点の、ともすれば「綺麗さをアピールしづらい」タイトルであってもそれが感じられるというのは、なかなかだと思った。
まだそれほどやってないというか、途中で、メインPC(6400+GTS250)にシフトしちゃったのでそれほど「綺麗なセイクリッド2」を見てないのだけど、高低差と打ち寄せる感じがわかる「波」や、草原の中を移動してくる小動物(動物そのものは草を抜け出てくるまで見えない)。かなり遠景までしっかり描画された風景など、ちょっと笑っちゃうくらい綺麗。ある意味「ファイナルファンタジー6」の「同じ2Dドット絵なんだけど、それまでの作品とは全然違う手ざわり」があった時を思い出したりした。
ただ、
これを前述通りGTS250のメインPCでやろうとすると、、、っていうか適当にエフェクトを抑えた状態でもそこそこは綺麗なのだけど、
いかんせんファンが凄い勢いで回りまくる。
なんか熱暴走が怖くなるくらいの勢いで回ってくれちゃうので、結果、
全ての設定を最低にして、解像度を1280×960に。
これだと静か。でも見た目は、
ディアブロに毛が生えたレベル(^^;
遠景どころか近景すらもガンガン育成しながらのプレイで、遠景なんてグレーアウト。何から何までしょぼい。例えば「晴れの日すら曇りに変える」ほどで、これが同じゲームなのか!?と思うほどなのだけど、
ウチの設置場所的に遊びやすい
という理由だけで、こちらでプレイを進めることに。つか絵が綺麗なのは悪くないんだけど、熱で逝っちゃうのは困るし、遊びづらい体勢で継続プレイするのもツライ。ぶっちゃけフルHDだと背もたれにもたれた距離で小さな文字が読めなくなっちゃうんだよな。高解像度も善し悪しあるというか。
つかGTS250だってそれほど悪いグラボじゃないはずなんだけど、285と比べるとファンの音は明らかに大きくなると言うか、285だって重たいタイトルにはフル回転することになるんだろうけど、、、その辺が余力の違いみたいなもんなのかしら。
※CPUサイドからのサポートもあるだろうし。
・英語はやっぱちょっと辛かった
基本はボーダーランズのように「?」の付いた人としゃべって、文章も読まずにYESマンを繰り返すだけ。あとはログからクエストを選べば目的地が表示されるので、そこへ行って敵を倒すとかそう言うヤツ。報酬が結構大きいので、面倒でもやってかないと強くなりづらいというか、
スキルとか丁寧に説明してくれているんだけど、英文なので読む気力が・・・
つか面白かったら日本語版を買ってもいいかなぁと思うほどなのだけど、今の時点では、
まだ1ポイントも割り振ってない
状態。つか「割り振り直し」が出来ないらしいけど、ボーダーランズでも結局一度も割り振り直してないし、まぁこれはこれでいいかな、とも思ったり。
ただ長男も少し始めているので、ある程度は二人三脚で、、、って長男は受験生だろっ!親父がゲームを推奨してどうする!とも思うんだよな。正直言って。
まぁディアブロもトーチライトも最初は英語だったわけで、今度出るディアIIIだって日本語化される前に英語版から買うのは間違いないとも思うわけで、それの予行演習だと思えばコレはコレで努力のしがいもあるかなぁと思わなくもないんだけどさ。
・最初のロードが結構長いけど、それ以外はダンジョンくらいしかロードが入らない
360版だと街中とかでもロードが入るんだとか。この点は非常にいい感じ。マルチプレイはやるつもりがないのでわからないけど、とりあえずプレイ時間比でのロード時間は全然許容範囲かと。最初のロードは結構長いけど。最初のロードは結構長いけど。
・レベルアップによる取得経験値の下落が激しい
ザックリだけど、40くれてた敵がレベルアップして20になり、10になり5になっていく感じがした。もうメキメキくれなくなる。つか適当に足を伸ばして雑魚のレベルが上がってくれればやる気も出るのだけど、結構広範囲でレベル2のヤツが出るというか、レベルが低い連中の周囲にあるクエストをやり逃すとそれをあとからやろうというモチベに大きく欠けるというかむしろやる気にならない。
ただ、そんな重丹爆撃(重箱の隅を丹念につつくようなプレイスタイル≠絨毯爆撃)をしなくても(2つ3つクエストをほったらかしでも)、あんまし問題じゃないというか、日本のRPGだったらそこでの経験値やお金の積み重ねが後々重くのしかかってきたりするのだけど、このあたりはイイ意味でアバウトというか、気にしなきゃ気にしないでも大丈夫そう。理由は、
・リスタートするとフィールドの雑魚は少なくとも復活する
→レベルのちょうどいい相手と戦えば経験値はどうとでもなる。
→たまにドロップする武具で序盤クエ程度の礼金のフォローは十分出来るようになるはず。
・経験値とお金以外は大した物をくれなさそう
→まだわかんないけど序盤からそれほど価値の高いモノ(コンバットアーツとか)はくれないだろうと。わかんないけど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
正直それほどガッツリやったわけじゃないので、あくまで暫定だけど、やっぱり強い武器を手に入れるとモチベが上がるハクスラらしいチューンとプレイフィールなのは間違いなさそう。僕は狼男で始めたんだけど、遠距離では自動的に飛び道具になり、近距離では剣なり斧なりで攻撃する。
※代わりに両手武器や盾は装備できない。
命中が低いと切なくなるが、攻撃力の上昇は数値として明確に表示されるので、強さが実感しやすい。その点はボーダーランズ同様「日本人向け」っぽいチューンと言えるのかも。
ただ、序盤なためか攻撃スキルであるコンバットアーツにコレだ、というものがなく、戦闘そのものにメリハリが薄い。パラメータが多いのは悪くないが、それらの意味まで希薄になってしまうのは本末転倒。つか英文をもっとしっかり読まない自分が悪い可能性も極めて高いが。
何にしてもハイスペックなマシンで悠々と遊べる環境にあるなら、コンシューマではなくPCを選択するのも有りだとは思うけど、正直パッドで遊べるなら遊びたいゲーム性であったと思うし、日本語はやっぱ偉大だなぁとも感じた。
オープンワールドであることはあまり意識する必要はなく、、、というかオブリビオンを俯瞰視点にしたというニュアンスともちょっと違うんだよな・・・。今のところプレイしたエリアがとにかく狭いところばかりだったからか、「広大なフィールド感」がとにかく薄い。強いのはむしろ「ジオラマの中のような箱庭感」か。
全体的に文字はかなり小さいので、正直23インチのフルHDや21インチの4:3CRTでは、かなり近くから見ないと文字が読めない。D端子以下の接続でのブラウン管ではたぶんお話にならないと思う。
通常時BGMもなく効果音も今ひとつ。カメラを離せば小さいキャラは非常に地味で、カメラを寄せれば視界が狭く情報量が減る。通常攻撃は単発でコンボがあるわけでもなく、
※コンバットアーツを組み合わせるとコンボになるみたいだけど。
移動もさほど速くないからテンポも今ひとつ爽快感に欠ける。プレイフィールとしてはトーチライトの方がやれることがかなり少ないけど、かなり遊びやすい感じで、遊んでいて楽しく感じたかも。昔ちょっとだけやったウルティマオンラインのフィールドみたいな手ざわりかなぁ。
ALLハイの絵はバリバリ最新なニオイがするけど地味な展開は古くささすら感じさせる。
ちなみにキャラはオンオフ共用で、同じPC内のキャラにアイテムを渡せる「共有倉庫」もある。
・・・つかやっぱ日本語版にした方がよかったかな(^^;
って感じです。評価は英語が出来ないクリスとして★☆とさせて頂きます・・・。せめてパッドが使えたら印象はかなり変わったんじゃないかと思うのだけどな。
| 固定リンク
コメント
クリスさんこんばんはです。
セイクリッド2、360でボーダーランズとどちらを買おうか悩んだゲームでした。実際に遊んでませんが動画サイトやクリスさん評価を見るとボーダーランズで正解だったかな、、、て気にはなってます。
ところで、自分が今までクリスさんのネタで読んでいて一番楽しかったのは「体を張ってプレイしていたゲームの日記」なんですよ~。ネタじゃないかもしれませんけど(^ ^;)
ドラクエIXなんてかなり「ヤバい」と感じました。仕事あるのに朝方までプレイとか、、、この人、体は大丈夫なのかと(良い意味でですよ)笑
自分は15時間程で辞めちゃったんですがFFXIIも楽しく読ませてもらいました。モンハン2ndGの記事も「すげぇ頑張ってる感」が伝わって来て好きでした。
ボーダーランズ進めたいんですが今日発売のオブリビオン拡張版とケツイにしばらく浮気予定です(笑)
投稿: かず | 2010年4月22日 (木) 00時39分
ちすかずさん、クリスですコメントどもです。
セイクリッド2は日本語だったらもっと評価が変わってきたかもというか、むしろかずさんにはこちらの方がよかったかも知れません・・・。結構オブリビオンに似た手触りがありましたので。
でもそれを踏まえてなお自分はボーダーランズを推したくもあります。僕がオブリをちょっとだけプレイしたのはもう随分前のことですが、その時感じた「操作感」は正直何か違和感が残ってたというか、ああでもやっぱプレイ時間が長くなれば変わるのかなぁ。でもあれってお使いクエスト一つとっても凄く遠くまで行くのか、それともすぐそばでコトが足りるのかがよくわからないというか、何かこう、
凄く広いし何でも出来るんですよ!
っていうことに甘えてる気がしちゃったというか、、、。
僕がボーダーランズで好きなところはいっぱいあるのですが、中にはクエストをくれる人が、もうこれ以上依頼がない場合、「全く口をきかない」というのもあります。要するに無駄なことはしゃべらない。それをよしとするかどうかはプレイヤー次第ですが、そういうチューンも含めてアクション寄りというか、テンポを重視してくれているというか、、、
要は自分が、自分の耐久力が、自由度の高い世界に付いていけなくなってる
だけなのかも知れませんね(^^;。案外高二とかだったらどっぷりやりまくっていたかも知れませんし>オブリ。
昔のネタに関しては僕自身ああいうテンションで書けたらなぁと思うことしきりなのですが、いかんせん琴線がかき鳴らされないことには始まらないというのが実情ですかね。
買う予定だったモンスターズジョーカー2も発売日当日が休みじゃないってだけでなんだかどうでもよくなってきちゃってますし(^^;。
※AMAZONやコンビニで買えないのかなぁとか。
何かが乗り移るとテンションも上がるんですけどねぇ>他人任せ・・・なのか!?
投稿: クリス | 2010年4月24日 (土) 00時13分