ビッグバグズパニック
いかにもなタイトルで、期待度30%未満で観たところ、
清々しいほどそれに添う内容。
まぁ僕も普通にクリーチャー系の映画が好きなわけです。エイリアンやディープブルー、スターシップトゥルーパーズ、、、ヘビなら大抵ハズレがないと言うか、ワニも虫もチャンスがあればどんどん観ます。子供の頃TVで観たアメーバみたいなのも本音は是非とももう一回見たいのだけど、タイトルは失念してしまったり。
そんな僕なので、このタイトルを観ただけでもうある程度は満足するのが確定してるというか、スパイダーパニックほどの傑作性はなくとも、ルーインズくらいは楽しめるんじゃないかなぁと見始めたわけですが、
開始直後から既に虫に襲われている状況って、、、
もう根拠とか経緯とか全然ガン無視。虫だけに!みたいな。主人公はもう最悪に最低で、近年見た作品では2012の主人公の下を行く見た目&情けなさ。ヒロインは、まぁ「こいつはスゲェ」ってなミーガン・フォックス(トランスフォーマー)やジェシカ・アルバ、ジェシカ・ビール、デスレースのナタリー・マルティネスみたいなオーラはないものの、っていうかナタリー・マルティネスはスゲェ美人だったのに、あれから音沙汰ないな~。どうなっちゃったのかしら。キーラ・ナイトレイ(パイレーツオブカリビアン)やケイト・ベッキンセール(パールハーバー・ヴァンヘルシング)よりずっと美人だったと思うのに、、、つかやっぱブロンドじゃないからダメなのかしら。
閑話休題。
まぁそんなボチボチ魅力的なヒロインと、ちょっとだけポロリのある脇役
※こういうB級クリーチャーホラーには付きものと言ってしまえばソレまでだけど、ちゃんと用意してくれているところに嬉しさというか「お仕事ご苦労様」というねぎらいの言葉を捧げたい感じ。
がいて、あとはそれなりの個性とそれなりの風体のメンツたち。
ストーリーはもう見て貰った方がいいんだけど、よくわからないウチによくわからない巨大甲虫
※毒があるようなないような、、、とりあえずマユにはされちゃう。
に町中が「沈静化」されてしまい、でもそのマユを剥がすとちょっとしたゲロのあと普通に復活したり、っていうか、以下ネタバレだけど気楽に書いちゃう。なぜならみんなも最後の最後まで絶対「ヒモがほどけない」だろうから。
主人公のほっぺに虫が刺したのは完全スルーかよっ!!
もうホントよくわからない。っていうかそれに関するシーケンスも途中まではあったけど、なんだかどうでもよくなってはしょられてしまった感スゲェ強し。っていうか親父さんに会うところも、「出会いとかそういうのって面倒だし、テンポも悪くなるし、、、だったら切っちゃわね?」みたいな勢いとしか思えない展開ではしょられてる。
もう潔いとしか言いようがない。
でもちょっとここはテンポ悪いなぁと思えるところがないでもなかったりして、まぁ名作や傑作とは一線を画す内容というか、
B級を期待したらダメ。でもC級を期待したらホントに期待に応える内容。
そう考えて貰ってほぼ差し支えない。そのくらい見事なC級クリーチャー映画。
虫たちは結構な大きさがあるが、
※1mちょいくらい?
モップの柄で刺されて死んじゃうくらいの固さだし、別に顔にべっとり体液が掛かっても拭けば大丈夫。っていうか吐息すら聞こえなくなるくらいがんじがらめのマユ状態にされても、
剥がせばすぐ蘇生
って時点でどんだけご都合主義か、と思う一方で、結局最後まで拾われない伏線があったり、
どう考えても好きになるきっかけなんてなかっただろっ!
とつっこみたくなる主人公に対して思いを寄せる流れとか、
もうイイ意味でバカ。
エイリアンクイーンばりの巨大な女王や、安っぽいとしか言いようがないようなCG、ラジオの届く範囲が全滅っぽいくだりがあるのに、6階建てのビルくらいしかない巣がひとつで、全てをフォロー?みたいな?
面白い(^^
たぶんこれだけネタバレを書いても、「観て面白さが目減りすることはまずない」と思います。むしろいろんな意味で「期待を裏切られまくりながら観る」のが正解なのではないかとすら思うほど。
もちろん褒めてます(^^・
褒めてますが、評価は★★☆かな。でも★★☆です。そんなに悪くはないです。っていうか誰か観ないかなぁ感想とか聞きたいし。っていうか、
最悪だった
とか人によっては言うのかなぁ、僕的には結構面白かったんだけど。主人公が超情けなくて殺したくなるほどだったってことを除けば、死んで欲しくなかったキャラは死ななかったし、死んじゃいそうだなぁって思った人はほぼ期待通りに死んじゃったし。
個人的にはクリーチャー系自己最低記録「コモド」を思えば全然許せる作品でした。つか「ホラーコメディ」みたいな肩書きはあながち間違いでもない感じでしたね(^^。みんなも期待せずに観よう!そして思い切りツッコミまくろう!
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