9ナイン~9番目の奇妙な人形~
ギリ終了間際、アイアンマン2と悩んだあげくこちらを見てきてしまった。HDDのケーブルを買いに出たついでではあったが、これで約3000円ほど出費。早くも計画にズレが、、、。
ぐつさんのブログで「アメリカではドラゴンボール改3DS」の発売予定日が11月19日というリークが載っていて、もしそれが本当なら、3DS予算をかなり切り詰めて確保しなければならないなぁというところに、つい3000円ほど出費してしまった。ローソンでチキンも食べちゃったし、ジュースも飲んじゃったし、、、まるで小学生のお小遣いのようにピリピリだ。
ちなみについさっき任天堂に電話して「この話はホントなの?」と直接訊いてみたところ、「こちらでは一切情報がないのでなんともわかりかねます」との回答だった。心の中ではちょっとだけ否定して欲しかった部分もなくはなかったのだけど、まぁ予想通りの回答。来年3月までには発売します、という以外の新情報はないみたいだった。
閑話及第
「9ナイン~9番目の奇妙な人形~」(以下ナイン)は、(うろ覚えながら)インディーズで作られた短編映画「9」を見たティムバートンが金を出してその監督に長編として撮らせたCG映画だ。もともとの作品は11分で↓こちらにアップされているので見ていただきたいと思うが、
http://www.dailymotion.com/video/x1jl41_9-nine-shane-acker-short-animation_creation#from=embed
正直印象的には「いかにもティムバートンっぽい」ダークな臭いがしまくりのファンタジーというところ。CGではあるが、その登場キャラクターたちはまるで本物の布と糸で作られたようなマペットを模していて、人間たちが死滅したと思われる荒廃した近未来世界も、リアルではあるが、どこかアニメ的。物語を別にすれば比較的日本人にも受け入れやすい世界観だと思われる。
※北斗の拳の世界でリトルビッグプラネットを遊ぶような手触り。
短編時はセリフが一切なく、
※音声はある
正直よくわからない部分を引きずったまま展開する。ぶっちゃけラストまで見ても「よくわからない」ままだったりしたのだが、
実はこれが長編になっても同じようにわからない。
もちろん全部が全部わからなかったわけではないが、なんかこう、スッキリしないというか、納得できないというか。
基本9と背中に書かれた人形が、自分たちを食い殺そう
※正確にはちょっと違うけどニュアンス的にはこんな感じ
としてくるビーストたちに立ち向かうというとてもわかりやすいヒロイックなストーリーなのだけど、「なぜ人形?」とか「なぜ食い殺す?」とかのエッセンスが多少厚みを持たせ、結果「よくわからない」という感想を引き出してしまった。
ただ、
じゃあなんで見に行ったのかということになるのだけど、
そのデザインがとてもカッコイイから。
ビーストもそうだし、マペットたちもそうなのだけど、最初はピンとこなかったんだけど、短編やトレーラーを見ていたら、なんだか僕らのアラフォー世代のDNAに訴求する、古き良き東映まんが祭りの遺伝子をかぎ取っちゃったんだよね。アングルとかアクションとか、
映画館で見てこその映画なんじゃねぇか。
と。
あとまぁアイアンマン2に関してはnori君が「映画館じゃなくてもいいかも」みたいなことを言ってたので、テンションが下がっちゃったってのも大きいんだけど。
ナインに関しては、果たしてその通りであったというか、
話はよくわからないが、絵作りはとてもよかった!
ハリウッドのビッグバジェットタイトルと比べたらそりゃ尺も短いし、メリハリも薄いんだけど、何体か登場するビーストたちのデザインはとても、とてもかっこよく<これ重要。僕の好みにジャストミート。ぶっちゃけ「ルイスと未来泥棒」に出てきた敵メカに似てると言えなくもないけど、赤く光る単眼、まるであり合わせの機械を寄せ集めたような構造、スピード感のあるカット割りと、ツボを抑えた(要するに主人公たちがかっこよく見える)立ち回り。
ある意味アドベントチルドレン。
あっちみたいに美男美女は出ないが、CGで見せる退廃した世界に「布と機械」の殺陣はとてもよく映える。
もうすぐ上映は終わってしまうと思うし、
※こちらでもユナイテッドシネマズくらいしかやってなかったし。それも1日2回だけ。言われてすぐ見に行こうと思うにはフックが弱いかもしれないけど、
楽しめる人には楽しめる作品
だと思います(そんなの当たり前っちゃ当たり前だけど)。キーワードは、アイアンジャイアント、ルイスと未来泥棒、リトルビッグプラネット、CG映画。ぶっちゃけ子供向きの映画とは言いづらい描写もあるので、
※ちょっと怖い感じに仕上げてある。ティムバートンっぽいというか。
親子で見に行くという映画ではないけど、僕的には映画館で観てよかったと思うような、
※アイアンジャイアントは映画館で観なかったことを後悔した作品だったから。
そんな映画でしたよ(^^。★★★☆ですかね。
| 固定リンク
コメント