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2010年8月27日 (金)

パーシージャクソンとオリンポスの神々

 ★ネタバレめいっぱい含みます★

「オリュンポス」だっけ?まぁいいやどうせ今さらって話だし。DVD見ました。感想は、

 思った通り過ぎてむしろビックリ。

どの辺が思ったとおりだったかというと、

1.主人公パーシーがマザコンでキメェ

2.強引かつ詰め込みすぎでところどころの演出や理由付けがおざなり

3.絵作りがハリーポッターみたい

もうこれ以上の感想は言いようがないくらい「見る前に思い描いていた感想」と見終わった後の感想が合致する。派手な映画なので、見た人の感想はそう悪くはなりにくいのだけど、やっぱり自分が思っていたとおり

 面白さより気になるところの方が多い

気はしましたね。繰り返しになっちゃうけど、

 ホントマザコン。

つかその母上が「もちっと美人だったら」また感想は変わってきたかなぁと思うのだけど、全然フツーというか、むしろヒロインを引き立てる為にワザと微妙な女性を配置したのではないかなぁというほど。

その分ヒロインはかなり美形なのだけど、しばらく見ていたら、

 なんだか藤原紀香に似てる・・・

とか思っちゃって、以降はそうとしか見えないというか、藤原紀香にカラーコンタクトさせたような、美人だけど魅力があるかどうかはまたこれ別の話というような、まぁそんな感じ。

劇中では途中で(CMでも出ていた)メデューサがかなり魅力的というか、

 誰だっけこの人、、、

って疑問がもう登場してからスタッフロールで明かされるまでずーーーーーっと沸いてた。どうしても思い出せないってのはこういう映画見ながら発生するとツライなぁと思いつつ。
※ちなみにユマ・サーマンでした。「ケとかキとか付いたような気がするんだよな~」<まぁ確かにキルビルには出てたけど。

展開に関しても、ほとんどのシーケンスで疑問がうやむやにされるというか、まぁテンポがいいと言えば聞こえは良いけど、ぶっちゃけ監督がやりたい場面とかネタをどんどん放り込んでるというか、原作にあったから入れてる、みたいな、どこか言い訳がましい展開が妙に鼻についた。「神々の雷を誰しもが欲しがってる」、という設定だけでモンスターをバンバン登場させるには、いくらなんでも無理がありすぎるだろって思ったし、何よりその「雷」が弱ぇぇ!!!てめぇこれ最強の武器じゃねぇのかよ!って引っ張り方をしてるのに、いざ手に入れてもあっさり横取りされるわ、横取りしたヤツには、

 普通に水を操って勝てちゃう

コレって「最強の武器」じゃないよね?っていうかまだ魔法をろくすっぽ使い慣れてないズブの素人(修行1週間)がゼウスすら一目置くような武器の使い手に一対一の正攻法で勝っちゃっていいの?って感じ。

 まぁヒーローってなそういうもの

と言ってしまえばそれまでなのだけど、主人公パーシーはセガールじゃないからね。見るからに貧弱で、意志が弱く、経験も浅い、背後に二頭身の青ダヌキがいるってんならまだしもそういう話じゃないみたいだし。

三つ目の「ハリーポッターライク」はまぁ監督がクリス・コロンバスだから当然っちゃ当然なんだけど、それにつけても「魔界の番犬」とか

 ハリーに三首で出しちゃったから3匹に分けてる

としか思えないほどビジュアルの相似性が高い。主人公チーム3人が並んで立ってるカメラワークとかもまんまハリーを彷彿とさせるし、多分に確信犯だとは思うけど、やっぱ一方では、

 それでいいのかなぁ

という自分もいる。

とりあえず誰に勧められるかと言えば、

 ハリーポッターのような映画で細かいことを「ツッコミつつ楽しめる」方

がイチオシかな。つか最後の最後までヒロインとのキスシーンがなかったり、「ラブフラグ」があったにも関わらず丸投げされたりして不完全燃焼になっても大丈夫って人にオススメ。クリス的には、

 期待通りの出来。でも★☆(3点/10点)。

って感じでした。人によってはかなり変わるとは思いますけどね~。

この調子だともうすぐ発売されるタイタンの戦いとかもあんまし期待しちゃダメなのかしらねぇ・・・。

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