ファイナルファンタジーXIV~その6~
βをプレイ開始してから初めてややテンションが下がったのだが、今はまた持ち直した。別に気をそぐようなことがあったというわけでもなく、単純に目的を見失っただけのことなのだが。
毎日かなり怒濤のプレイをしているが、
※とは言ってもダラゲーというわけでもないので、「3日連続で6時まで」とかそういうんじゃない。
たぶんMMO慣れFF11慣れしてる人だったら、僕よりも遙かに早くそして賢くレベルを上げ、強い武具を手に入れていると思う。それがわかるからこそさほど必死になったりはしない。適当に倒し、適当にやられ、適当にクエストをやったり、適当に遠出したりする。ただ、いくつかの足かせが僕を惑わしたりもするんだよね。
結論今の僕の話をすると、
いらないアイテムは全て店に売り払った。
今回もバザーとかリテイナー(売り子)のシステムはあるが、とにかく「売りたい」という人が多すぎて、買いたいという人は希。たまに「この値段で買ってくれるなら即売るよ!」という人もいないではないが、その人を探し出すまでが大変で、なんだかもうどうでもいいやって感じになった。
ただ、その前にはいくつかのエピソードがあるわけで、、、。商業区で「何か装備出来るモノはないかなぁ」と探していると、目の前に「なんとかコなんとか」というフードを売ってる人がいた。その時の僕は頭に装備をしていなかったし、装備可能になるレベルも今の僕よりも少し低いだけ。所持金は3万ほどで、その防具は2万もしたが、コレと言った使い道もないし、「えいや!」と買ってしまった。これで僕の防御力はかなり上がったはずだ。
が、見た目はかなりどころかデス下がってしまった。
以前の僕のルックスが超かっこいいイケメンだったと言うつもりはないが、っていうか実際の僕は「生きてる価値がある」「生きていてもいい」「どちらでもいい」「死んだ方がいい」「むしろ死ね」の5段階評価で2から1を行ったり来たりというレベル。っていうかここではゲームの話をしてるわけで、別にリアルな僕の事はどうでもいい。
だがそんな見た目でも「強ければ」がんばれる。モンハンでも友達から「その見た目はねぇよ」と言われてもスキルを重視するオレなのだ。そのフードがあまりにかっこわるく、その上ニオイがきつく、なんだかじっとりとカビが生えてる上に穴ががそこかしこに開いていて、たまたまその一つが自分の唯一ある十円ハゲのところにジャストミートしているほどの、、、そりゃさすがにイヤか。
勇んで戦いに赴く僕。HPも満タンだし、力一杯「槍を!」「剣」ではなく「槍を!」突き刺してみた。
別にコレと言って強くない。
そりゃそうだ。さっき買ったのは武器じゃなく防具だもの。クリスのおっちょこちょいめ。防具買ってもダメージが増えたりはしないよな!
死亡。
え!・・・な、なんで?今まで結構余裕で倒せてた相手だけど?
たまたま運が悪かったのかな?
乱数要素があるからそういうことだってあるさ。気を取り直してもう一度戦ってみればいいよ。僕はそういうところ、変に落ち込み過ぎないタイプなんだよね!さぁさぁ気持ちを切り替えて参りましょうっと!
またしても死亡。
なんでなんで!いくらなんでもそれっておかしくない?試しにさっきのフードを脱いでみる。
「空気が美味い!」
やっぱ中古のかぶりものなんて買うもんじゃねぇな。っとせいせいしたわ。とさっき煮え湯を飲まされたプークハックリング(相変わらず名前は自信なし)に剣を一降り。
一撃で変化がわかるわけじゃないので、戦闘終了までしばしお待ちを・・・。
無事勝利。
ふむぅ。また続けてフードをかぶって戦ってみる。
ギリギリで勝利。
脱いで戦ってみる。
余裕で勝利。
かぶって戦ってみる。
瀕死になったので逃亡。
脱いでみる。
返り討ち。
かぶってみる。
死亡。
脱いでみる。
死亡。。。あ、まだ衰弱(死んだ後で一定時間HPが半減。攻撃力も低い状態)中だった。
回復して戦ってみると今度も普通に勝てた。
こ、このフードは、、、「呪いが掛かってる!」
パラメータには見えないいろんなデータが今回のFFにはある(ことに今する)。きっとこれもその一つに違いない。「2万もしたのに・・・」。人は自分の出費を正当化したがる。無駄遣いだったと思いたくないと思いたがる。だがこればっかしは、、、。とりあえず手元のバザーリストに加えておく。一応買った値段で、、、。
ちなみに普通にフィールドでプレイ中にアイテムを選ぶと、上に「販売」ってカーソルが点くんですが、僕はずっとこれが「売り子へ転送されるもの」だとばかり思っていました。でも実は違っていて、「オレ、今売りたいモノあんだよね!」と、プレイヤーが自分で「売りたいリスト」に加えてるだけだったんだよね。リテイナーに売らせたいものは、リテイナーのところまでわざわざ行って、アイテムを預けて、そのアイテムをバザーに出させる手続きをしないといけなかった。
超面倒。その上売れない。
と思っていたら所持金が増えてるっ!何かが売れた!
でも何が売れたかわからない。いつ売れたのかもわからない。
相場より大幅に安く設定していたものがあったらしい。うーむ。それもなんだか悔しいなぁ。
意を決して値段を調べてみることにした。
持っているアイテムの店売却価格と、店売りの売価の違いがあまり差がないようなら、そんなアイテムはみんな欲しがらないし、僕も店に売ればいい。でも中にはクリスタルのように、「店に売ると1円。店で買うと100円」みたいなのもある。そういうのは人から買おうと思うだろう。あとは当然店で売ってないもので、レシピに不可欠な素材とか。
でもそのレシピがわかんねぇんだよな。
数時間掛けて調べられるだけ調べてエクセルに打ち込む。とりあえずあまりにおかしな値段はこれで付けづに済む。ふぅ。
手元のアイテムもほとんどマックス(80個中79個)だったのが65個まで減った。これなら冒険にも出られるってもんだ。
僕はリーブの傭兵クエストを三つ受けていたが、「ランク10以上が推奨」だったのでずっと先送りにしていた。今はランクも14だ。死ぬのはイヤだが、やってみる価値はある。
●畑を荒らすラット6匹を退治してくれ ・・・報酬6750円
「ラット?今さら?」と思いながらもとりあえず何も準備出来ることもないので、そのままラットを狩りに行く。スカルなんとかというエーテライト(ようやっと覚えた!っていうかホントに「スカルなんとか」だったかは自信なし)から南へラットを探しながら移動する。「ラットや~い」行けども行けどもラットの姿はない。いつもなら2、3匹は姿を見かけるはずなのに、、、。
はっ!これはもしやクエスト中だとラットが極端に少なくなるのでは!?
明晰にして聡明、流麗かつ華麗かつ美麗な僕の頭脳はまたも瞬時に答えを出す。かれこれ10分くらい歩いて来ちゃったけど、こっちじゃないのでは!?
試しにマップを開いてみると案の定、
今来た道と真反対に薄く緑色に光るエリアがある。
そこか!とぼとぼと来た道を引き返す僕。つか遠いよ。3分ほどで目的地に到着。え?なんで行きより帰りのが早いのかって?
行きはついつい通りすがりの雑魚を倒しながら移動しちゃったため。
全然クエストに関係なくても、美味しい雑魚は見逃せない。あなただってそうでしょ?メタルスライムやはぐれメタルがいたら、そりゃきっと攻撃しちゃうでしょうよ?
手近なラットから順に片付けていく。6匹中5匹討伐。「なんだ余裕じゃん」。ヘラヘラと薄ら笑いを浮かべながら最後の一匹にとどめを刺そうとしたら、、、
ヤツめ、恐れをなして逃げていきよるわ!
追う僕。逃げるラット。追う僕。逃げるラット。
「プークの攻撃 クリスは67.87のダメージ」
「67.87?」一瞬目を疑った。つかなんでプーク?プークって何?初めて聞いたんだけど。いつものヤツの無印版ってこと?
直前の5匹のラットは、今回のFFで初めての対複数モンスター戦。1匹なら余裕でも3匹だとこちらも痛手を負う。でもラスト1匹となれば、
「回復するまでもないわ!」
と追っかけてしまうのが人情。で、そこに現れたるは2匹のアクティブモンスター。
つか、え、え、ちょっと、え?待って!
剣をさやに収め(正確には槍を背負って)必死に逃げる僕。逃げながら今の状況を考える。「なんて運の悪いところにいやがるんだ」「ラットならラットらしく『サラッと』死ねよ・・・ふぅ・・・」。ある程度逃げたらいつもの通り立ち止まって回復する。
ガスガスッ76.60のダメージ
「ったく誰かが食らって、、、え?オレ?なんで?これだけ逃げればいつもなら、、、え?しっかり付いてきてる!!っだよオマエらしつけーなぁ。つかプークってのはしつこいキャラ設定なのかよっ!」
またも逃げながらふと気付く。
「これが6750円の種明かしか!」<今さら。
となれば話は別だ。一刻も早く最初のラットを見つけて倒さなければならない。僕は必死になって周囲を索敵する。
「あ、ラットだ!」
後ろからの攻撃に被弾しながらなんとか倒す。が、目的達成数の「5/6」は無情にもそのまま。「こいつじゃねぇ・・・」。
必死に探し回るが見つからない。制限時間はあと5分を切っている。「こんなことなら最初にのんびり狩りを楽しまなきゃよかった・・・」。こういうのを後の祭りという。
「こうなったらまず背中の連中をなんとかするしかねぇ!」
意を決して体力を回復する。攻撃されない距離を開けて、立ち止まる。近づいたらまた剣を納め、逃げる。この繰り返しで体力を回復していく。
ポタリ。
僕の背中から汗がしたたり落ちる。久しくなかったこの感覚。
僕は立ち止まって竜槍と気合を掛け、武器を持ち直す。「来いやぁぁぁぁ!!!」
よく見るとラットが混じってる。
ヤツめ「プークの威を借る狐」か。いやネズミか。クエスト失敗をほぼ覚悟していたが、ダメージはことのほかヤツらに大きく降り注ぐ。簡単に1匹、また1匹と倒し、残り時間2分ほどで最後のラットの断末魔を聞くこととなった。
「ふぅ」
掛け値なしの安堵が漏れる。つかクエスト、結構熱いじゃん。
・・・終わらないのだ。
●オーレイアを6匹倒せ 報酬6750円
名前は自信ないがこんな感じのヤツだったと思う。これもさっきと同じ報酬だから、ナメては掛からない。ナメること、それは同時に死を意味するのだ。
3匹を倒し、残り3匹もまた2匹倒した時点で逃げ始めた。今度はそうはいかない。こちらもHPを全開にして追いかけてやる・・・。
回復してる間にヤツめ、、、どこ行った?
見失った。もしやヤツめ遠い星へと宇宙船を使って逃げたな!・・・発見だ。このハッパで木っ端みじんにしてやるぜ!
※注:FFにダイナマイトなる武器はありません。
援軍登場。その数約5000! ウソ5匹くらい。
うーむ。さすがに数が多いなぁもう。でもまぁやるしかない。つかこういうときコマンドがわかりにくいのはツライが、そこは槍使い。貫通属性のある攻撃を活かして(初めて活かして)奴らを屠っていく。っていうか、
どいつが死んでるのかわかんねぇよ!
ラグのせいで「討伐数5/8」とか表示されてもどいつが死んでるのかわからないのだ。
が、
まぁそれでも何とか全滅。さっきのを思えば余裕だった。僕は現れたゲートをくぐって三つ目のクエストを開始した。
●バットとなんかとボギーを倒せ! 報酬2950円+サークレット
さっきのを思えばかなり安い報酬。ということはクエスト自体も容易いモノに違いない<ナメるなと言ってるそばからナメくさった態度を取る辺りが、クリスのクリスたるゆえんだ。
しかし気になるのは「ボギー」という名前。コイツはFF11の時にあまりに怖すぎる存在だった。っていうか実際に見かけたのは1回だけだったけど、文字通り背筋の凍る思いをしたもんだ。
が、
まぁ今回はそんなに強くはないだろう。しょせんランク10からのクエストだし、こんなはした金報酬だ。ナメて掛かるのも無理からぬ事よ。
だが今回はコレまでと違ってミスは許されない。なぜなら、「追加報酬のサークレットがとっても欲しい」から。今の僕にはピアノがない。君に聞かせる腕もない。心はいつでも半開き。昨日の僕のズボンのチャックも半開きだ。・・・そんなミスをしたらしばらく同じクエストは受けられないと聞く。油断は禁物だ。
モンスターの半数は気持ちよく見つかり、気持ちよく討伐。つか最初の一匹など一撃で倒してしまった。弱い、、、弱すぎる。まさかこのときのクリスにはこれが大いなるワナの序章に過ぎないことに気付くよしもなかった・・・。
残り3匹をしばらく探すも見つからない。とりあえずうす緑色のサークルの中にはドードーと戯れる他の冒険者がいるだけである。
うーむ。
思案することわずか2秒。きびすを返しさっき倒した奴らの近くにあった洞窟へと足を踏み入れる。
ここかっ!
ターゲットを示す赤いマーカーが表示され、僕はそれを頼りに洞窟の奥へと歩みを進めた。そしてそこで僕が見たものは!!!
他の雑魚と絡んで10匹ほどの集団になってる!
ゴメンウソ。ホントは7匹くらい。でもまぁ緊張する。とりあえず他のヤツらがアクティブじゃないことを祈りつつ、ボギーに一発。
ヤツの体力はゴソッと半減する。
なんだよ雑魚かよ!
拍子抜けすると同時に安堵の吐息が漏れ、残りのバットも倒す。フゥ。ミッションコンプリートだぜ!
・・・持ち物がいっぱいで持てませんでした。
ん?僕は左下に表示されたわずかなメッセージを見逃さなかった。「持ち物がいっぱい?」
まさかぁぁぁぁ!!!
僕の所持品の中にお目当てのサークレットはなかった。っていうかよもやこんなブービートラップが仕掛けられていようとは、、、。思いも寄らなかったぜ。
意気消沈しつつも、僕はひとつの決心をする。
もうアイテムで泣くのはこりごりだ!
持てないなら持てないで最初から言ってくれよ!っていうか、
もういらないものは全部売ってやる!
っと、冒頭の状況に繋がるわけです。あ、そうそう今回こ3つのクエストでもう一つ気付いたことがありました。
手元に「なんとかコなんとか」のフードが二つあるんですけど?
これってクエストの報酬だったの?
売却価格1029円。迷わず決断。
2万円で買って1000円で売る。何事も勉強。学習。経験。
とりあえず僕の所持金は105000円オーバー。大抵のモノは買える。
▲▲▲かな。
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