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2010年10月15日 (金)

ナイト&デイ

「キャメロン・ディアスしかなかったのか・・・」

トム・クルーズとタメを張れる、作風からしてブロンド必須、年齢的に若すぎては絶対ダメ(最低でも32歳くらいには見えないと)、もちろんおばさん(クリスタルスカルでのインディの奥さんとか)は論外。当然魅力的で、それなりに動けるし役者としても必要十分なポテンシャルがある女優・・・

 キャメロン・ディアスしかなかったのか・・・

正直序盤はユマ・サーマンの方がいいんじゃないかと思ったりもしたけど、ちょっとゴツ過ぎる気もするし、ジェシカ・アルバでは童顔過ぎる。キーラ・ナイトレイではおしとやか過ぎだし、ニコール・キッドマンなら似合いだけどさすがにそれは無理ってもんだろうし、、、

 やっぱりキャメロン・ディアス以外になかったんだろうなぁ

って感じ。正直キャメロンもちょっとだけ惜しい気がしたりしなかったりだったんだけど。

まぁそんなヒロインに関する感想はともかくとして、

 かなり面白かった(見終わったあとの感想)

正直見ていた最中は、

 「スゲェ面白れーー!!ブラボー過ぎるぅぅぅ!!マジ満点か!?」

って感じだったりもしたのだけど、トータルすると

 ★★★★☆くらいかな?

それでも十分高いのだけど、何というか、やっぱり個人的に今ひとつと感じたところも何カ所か。

まず最初に書いたヒロインの件。トムに関してはもう完璧過ぎてウットリしまくれるというか、「アンタいったい何歳なんだよ?」っていうか「処女の生き血でも飲んでるんじゃないの?」ってくらい若さというか「不変さ」が維持されていて、もう彼に関してだけ言えば満点以外付けようがない出来。

ただ、キャメロンは正直序盤から「年相応」なビジュアルが見え隠れしちゃって、たとえて言うなら、「トゥルーライズ」でシュワルツネッガーの奥さん役をやった人みたいな?笑顔はメチャキュートなんだけど、アップにしたときにシワが目立っちゃう、みたいな。
※トムのアップはシワとか全然なかったのに、、、まぁキャメロンの場合は笑いジワがあってこそのキュートさでもあるからその辺難しかったのかなぁとも思うけど。

それと、ややネタバレになっちゃうけど、トムが夜間に逃走するシーン。正直長すぎ。他の部分のテンポが完璧だっただけにここの冗長さが全体のクオリティをワンランク下げちゃった気がする。

アクションシーンはかなり「気持ちいい」出来で、どちらかと言えば「派手ではない」感じ。とにかく主役二人が「何よりのオカズ」なので、全体的に遠景を絡めた「大がかりな演出」はしづらいんだよね。彼らが小さくなっちゃうから。結果個々のアクションはとても気持ちいいんだけど迫力に欠けるというか、

 テレビでもよかったかな

という作品になった気がする。

ただ、念のために書いておくけど、

 映画館で見た方が絶対イイ!

理由は凄く単純。「面白かったから」。

例えばテレビでもいい作品と映画向きの作品があるとして、もしその作品が「スゲェ面白かった場合」、どっちで見たいですか?って話。それはもう考えるまでもない。

ただ、逆に言えばテレビで、もしくはDVDやブルーレイで見ても、この楽しさは相応に味わえるのは間違いないところ。笑いありドキドキあり(なみだナシ)でストレスを感じるところはほぼゼロ。トムのかっこよすぎるキャラクター、、、つかこのヒーローはホントちょっと凄すぎ。ただ立ってるだけでも100%かっこいいのに、上乗せで「気配りが出来る」「料理もする」「反射神経と運動神経抜群」「お金も当然のようにある」「夢もかっこよすぎ」「笑顔がキュートすぎる」「話も上手」「体つきもキレイ」「実はスパイ」・・・

 なんだか「いい男」の条件を全て書き出していった感じ。

身長がそれほど高くないのは人によってはマイナスかも知れないけど、僕的には全然OK。っていうか、やっぱりトム・クルーズはクリスが考える「一番いい男」だとこの映画を見てシミジミ確信した次第です。つか「まだいい男」だったのがビックリだったけどね。前回見た時(たぶんコラテラルかMI3)から何年経ってるんだよ!?って感じなのに。

監督のジェームズ・マンゴールドって人は全然知らなかった。他にコレと言ったメジャー作品を撮ったわけでもないのに、よくもまぁここまで仕上げたなぁってくらいいい仕事してる。以下瞬間ネタバレ反転。

特に捕まった時に宙づりになりながら「大丈夫すぐ助けるから」と一瞬表示されたかと思ったらもうその次のカットでは水着でビーチって、、、上手すぎるっ!(^^。

スタントも全体通して凄いと思わせるところが何度も何度もあったんだけど、それもそのはず、

 総勢50人以上のスタントマンが起用されてた!
 ※スタッフロールにて

別に僕的には役者本人が危ない橋を渡ることはないと思ってるので、グラサンを掛けた時点で冷めたりはしません。つかトムはグラサン似合うし。

要所要所で当然CGを使ってるんだろうけど、それも「かなりわかりづらい」上手い使い方で、その面でも「最新作なんだなぁ」と思わせたりもした。

全部でいくらくらい掛かってるのかわからないけど、
※主演二人のギャラだけでも数十億だよね?もっと?
これだけ面白ければ十分だと思う。

最初前田さんの超映画批評
http://movie.maeda-y.com/index.html
※読まない方がいいです。見るまでは。

で「97点」だったのを見るまでは、タイトルくらいしか知らなかったし見るつもりもなかったのだけど、

 トム・クルーズで97点なら行こうかな

という気になったって感じ。ちなみに僕も点数以外は読んでいません。前田さんの批評で先入観が入るのは良くないと言うことに最近気付いたんだよな(^^;。

かなりハリウッドの文法に則って作っているので、つじつまとか伏線とかも「必要十分」に拾っているし、
※もうちょっと奥があってもよかったかとは思うけど、それでテンポを悪くしては本末転倒だからバランス的にはこのくらいでちょうど良かったと思う。
正直、

 もっともっと見たいっ!

ってくらい短く感じた。それくらい加速感があり、同時に「疲れない映画」だった。

とにかくトムがかっこよすぎるので、恋人と見に行くのはもしかしたら躊躇われるかも知れないけど、意外と子供達と行くのはアリな作品かも。ウィットに富んだ会話にメリハリのある展開とアクション。僕が子供の頃見た007やインディジョーンズに感じた気持ちを今の子供達が感じてくれるんじゃないか、そんな気にさせた傑作でしたよ!

あ、一応スタッフロールのあとには別段コレと言ったおまけはありませんでしたので、気軽に席を立って大丈夫です。
※スタッフロール冒頭にはちょっとだけ食い込んでますが。

余談だけどずっと、「NIGHT & DAY」だと思ってたら「KNIGHT & DAY」だったんだね。まさにトムはナイトだったなぁとシミジミ。つかこの映画は、

 30代中盤くらいの女性が女性友達と見に行くのが最適な映画かも。

そう考えるとヒロインのキャメロンがそれほど綺麗に撮られていないのも納得かな。

以下予告に関するコメント・・・

今作の前の予告は5本ほど。気になったところをちょっとだけ触れておく。

・トロンレガシー

素直に絵がかっこいい。3Dにも映えそう。初代トロンをリアルタイムで経験した者としては観に行かざるを得ない感じがするけど、

 たぶんそれほど面白くはない。

期待度は★☆くらい。

・ハリーポッター

「ついにフィナーレ」と言いつつ二部作のあとの方は来年夏という、なんだかオイオイなCM。絵的には回を追うごとに暗くなるテイストをどう取るか。正直僕は最近の2作ほど見てない気がする。だって、

 ほとんどホラー映画なんだもの。

フワッとした不思議系の女の子は好きだったけど、いつの間に?って感じで出てきたハリーの恋人は

 全否定。

なんでハーマイオニーとくっつかねぇんだよ!と吐き捨てるように言ったら、

 どうやらついに二人のキスシーンが!
※予告で一瞬だけ映った。

ちょっと見て見たい。

音楽に関してはさすがとしか言いようがない。世界ではジョン・ウィリアムス。国内では田中公平か。

・ウォールストリート

シャイアが出るのは興味深いけど、どうやら僕の好みでない金融関係のお話なようで残念。彼はSFの方が合うと思うんだけどなぁ。

・アンストッパブル

暴走列車を止める話。今回の予告の中ではダントツに興味を引かれた作品。今のこのテンションを覚えていたら確実に映画館に行く。これと言ってメジャーな俳優は出てなかったと思うけど、画面からかなり高純度な緊張感が流れ込んできた。期待度★★★★。

・ナルニア国物語その3

まだ3つ目だったの?って感じのシリーズ3作目。個人的にはロードオブザリングから始まったファンタジーの映画化にはやや懐疑的なので(ハリーを含め)、これもまだひとつも見てない。見た人はそこそこ楽しかったって聞いたけど。

たまたまこのシリーズは3作全て映画館で予告を見ているのだけど、SFX的にこれと言ったインパクトがあるわけでもなく、相変わらずライオンが出てるなぁという感想しかなかったかな。

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ホントはレッドラインとどっちを見に行こうか(昨日までの時点では)かなり悩んでいたのだけど、(レッドラインは)近場でやってるところがなく、半自動的にナイト&デイを見るハメに。もちろんこれっぽっちも後悔していないんだけど、レッドラインはレッドラインでまだ心にフックしてるのも事実。正直かっこつけた監督や絵柄など、

 手書きだとわかってなければ絶対見に行かない雰囲気

だけど、手書きという点を大きく評価して見に行きたい感じ。正直言って期待度は☆くらいで「まず間違いなく面白くない」と
※絵の迫力だけで見せる映画だと
思ってるんだけど、どうなんだろう。少なくともトレーラーを見た限りではそんな感じだったんだよな。

しかし空いてたなぁ。僕を入れて6人?5人?いくら平日のモーニングショーだからってこれほど面白い作品にこんなに人が入らないなんて、ちょっと切なくなる。ちなみに今回久しぶりに「いつもの席の一つ前の席(通路挟んで)」に座ってみた。画面の大きさはここで問題なかったんだけど、角度的にややきつかったかな。通路は人が通ることがあるから、一長一短って感じかも知れない。あ、でも「センター」はちょうど画面の真ん真ん中だったので、その点はよかったな。

みんなも行こう!

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