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2010年10月 3日 (日)

MADWORLD

まぁ「衝動ポチ」して数日すりゃ届くわけだけど、ぶっちゃけFFもポケモンもあるので全然ほったらかしにしていた。ただ、このままだとホントに永遠にやらないかも知れないと思ったので、重い腰を上げつつプレイ。

 つっても数行で終わるほど淡泊な感想しかないのだが。

マッドワールドは、プラチナゲームス開発、海外ではセガ販売、国内はスパイク販売のWiiタイトル。黒く輝くパッケージには「Z指定(18歳以上)」の文字があり、その流血表現のキツさから、

 任天堂よく許可したな

とされる内容、、、らしかったのだが、やってみたところの感想としては、

 流血うんぬんよりファイナルファイトじゃん

って感じ。確かに、

 まずAボタン長押しでタイヤを持ちます。

 その状態で敵の正面へ行きリモコンを縦振り

 次に標識の前で同様にAボタン長押ししぶっこ抜く。

 さっきのタイヤをかぶってる敵キャラの前でまたもリモコン縦振りでブッスリ。

 あとはそのキャラをA押しっぱなしで引きずり、壁面のトゲに向けて、

 リモを振るべし!振るべし!振るべし!ブスリブスリブッスリ!

こんな感じでモノクロの、っていうかほとんど白と黒だけの(灰色すらない)画面に
※正確には自分のHPゲージが黄色だったりするのだが。
真っ赤な血がドバッとバシャッと飛び散りまくる。

でもやってることはファイナルファイトやアンダーカバーコップスと大して変わらない。雑魚をまとめて使用制限のあるチェーンソーでザックリ切ったり、中ボスクラスの敵が出てきたり、フィールド上におもむろにアイテムがあったり、確かにボスは派手で、ミニゲーム的なお遊びもあるが、

 やってることはファイナルファイト以上でも以下でもない。

だから、

 ファイナルファイトが好きじゃない僕の好みでもない。

って感じになっちゃうんだよな。

絵的には派手とか地味とか個性とかより、

 指が直方体。

というポリゴンの少なさを如実に感じさせるビジュアルが何より気になっちゃって、なんつか、

 この人ってロボットなの?

って思ってしまった。タバコとかかっこつけて吸うシーンでかなりアップになっちゃうんだもの。せめて断面が8角形になるくらいはポリゴン食わせてやってもよかったんじゃねぇの?っていうか白と黒だけという縛りがあるからあえて直方体なのか?

まぁファイナルファイトライクな最近のゲーム、それもカプコン系プラチナゲームスのタイトルと言えば何はなくともベヨネッタさんが思い浮かぶわけですが、

 あっちのがいろいろ派手。

特に、というかマッドワールド最大のつらいところは、

 キャラが強くならない。

ベヨネッタが強化する成長要素を織り込むことで何とかモチベーションを維持させてくれたのに対し、マッドワールドはさすがに主人公が男の子(年齢40歳過ぎ)だけあって、そゆの一切なし!最初からそれなりに強くていろいろ出来るし、武器とかもゲーム中に「どこにあるかわからないアイテムボックスに支給されたりする」けど、
※っていうかホントにこの辺りがツライ。白と黒だけなので、アイテムボックスを見つけるのが「難しいのではなく出来ない」。偶然目の前にあればそりゃ取れるけど、ホント偶然じゃなきゃ無理。

極力「白、黒、赤」のコントラストを強調させたいから、わかりづらい面もどうしても出てくるし、それを何とか伝えようという努力、アバウトに見えてその実そのアバウトさを吸収する作りにはなっているものの、

 ベースがファイナルファイトじゃどうしても古いんだよな。

複雑にしたら絵が付いてこない。単純にしたらゲームとして古くさいというジレンマ。

あと、プレイヤーは何カ所かセーブ出来る反面、ゲームとして選べるのはストーリーモードだけ。
※マルチプレイモードだとたぶんシングルプレイで見つけたミニゲームを二人で遊べると思われる、、、がやってはいない。
1つの面の制限時間は30分で、クリア出来なきゃ「コンティニューするかやめるか」しかない。別にミニゲームがどんどんアンロックされていくわけでもないし、
※ミニゲームはあくまでマルチでしかプレイ出来ないのだ。
デフォルトで使える武器が増えるというわけでもない。

相変わらずリモとヌンチャクの操作は疲れるし、
※ただし、ここはとても重要なので書いておくけど、「微妙な操作にイライラさせられることはない」。リモでターゲットする場面もなければ、振る角度がマズイと難癖付けられることもない。この辺りはプラチナゲームスらしい丁寧さが見える。
疲れるし、疲れる。両方振りまくりでふりほどくとかつばぜり合いみたいなのとか、、、ホント疲れる。あ、でも引きずってる敵がふりほどきそうになったら、

 ヌンチャクを振って頭突きを食らわし、再度気絶させるってアクションは好き。

全体的に丁寧に作られてはいるモノの、あんまし藤原得郎兄ぃのシビアだけど高密度なニオイも、松野泰己のオリジナリティ溢れるカオリもしない。

 Wiiでベヨネッタを作ろうとしたらファイナルファイトになっちゃった。

そんな感じのゲーム。ミニゲーム集みたいなのかと思ったけどそゆんじゃなかったな。評価は甘くも辛くもなく★。ミニゲーム紹介のお姉さんがクールでイカスのが1点。Wiiリモなので疲れるけど、イライラはさせなかったので1点。計2点って感じ。つかホントに、

 よく今の日本で発売する気になったなスパイク。

って感じです。ゴア表現とかじゃなくて、このゲーム性で。どう考えても360+海外市場向けだと思うんですけどねぇ。もうやらないな。

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