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2010年10月18日 (月)

娘と

マジメな話。

先日小五の娘に意を決して「梨を剥いてくれない?」と頼んだ。まぁ大抵の場合の答えは「嫌」なのだが、気持ち的に結構、こう、何というか「お願いだから」というニュアンスを込めつつ頼んでみた。答えは即答で

 「ヤダ」

人間何がトリガーになるのかわからないとこういう時思うのだけど、その言い方、あまりの早さにカチンと来て、

 「今後一切オレに何かを頼むな!」

と切り返した。まぁ大人げないと言ってしまえばそれまでだが、誠心誠意頼んでいる相手に対して、あまりに侮蔑的なリアクションであったことが、まぁ勘に障ったのだろう。正直今でも全くその時のリアクションに関しての後悔はない。

そして1週間ほど経ち、その間、娘からのコンタクトにはかなりいい加減な返答をした。いつもならサクサクやってあげることも、「さぁ」とか「わからないな」とか。体中から「絶対にオレに何かを頼むなよ」というオーラを出して牽制した。

たぶん娘的にも非常に居心地が悪かったに違いない。

我が家はかみさんがかなりゴーイングマイウェイな人なので、機嫌が良ければ娘につきあったりもするが、基本一緒に遊んだりはしない。まぁ僕自身もせいぜいネットでアニメやおもしろ動画を探したり、一緒にゲームをしたりする程度だが、最近は長男がオンのメタルギアばかりやっていて、娘的に僕まで避けちゃうのは結構つらかったのではないかと思うのだ。

だが、やはりそれは自分で身にしみて感じる必要がある。

相手の気持ちを無にするということがどういうことなのか。人に頼むというそのときの気持ちや、受け入れてくれたとき、否定されたときどう感じるのか。自分がひとりで生きているわけではないこと。もっと言えば家族ではなく友達同士だったらどうなるのか。

最近ちょっと仕入れた話に、「断らない生き方」みたいなのがあった。断ってしまったら全てそこで終わってしまう。そこから先にどんな関係も構築されない。もちろん関係を持つことがなんら自分のプラスにならない相手もいるだろうが、そうじゃない相手もいる。

それを知って我が身を振り返ると、自分が割と「断らないタイプ」だったことを思い出す。何かをしよう、どこかへ行こうという局面で僕が及び腰になることは、あんまし記憶にない。さすがにお金が絡むことだと難しいこともあるが、
※以前友人Tに誘われたワンフェスなどは往復4万くらい掛かるからね。本音はスゲェ行きたかったけどさすがに「無い袖は振れぬ」だ。
基本はYESなのだ。正確には、

 「しょうがねぇなぁ」

という言葉が結構好きだったりするのだが。

「しょうがねぇなぁ」はいい言葉だと思うんだよね。「しょうがねぇけどつきあってやる」「しょうがねぇけどやってやる」。一見嫌々のように見えて、その裏には相手に対する負担を軽くする機微が見え隠れする。本当に嫌々な場合は、むしろその気持ちを押し殺して返事はもっと短いはずだ。なぜならその話をする相手がそもそも長時間コンタクトを取りたくない相手だろうから。

そして昨日、たまたまパソコンをさわる娘と、その横でFFをプレイする僕がふたりだけになったので、

 「重い話をするよ」

と切り出した。要はさっきから書いてるような、「相手の気持ちを思いやる」「考えて答えを出す」「頼みを聞いてくれる人と聞いてくれない人がいたら自分はどちらにどういう印象を抱くか」などなど。友達だって話を聞いてくれる人と、即「ヤダ」という人がいたら、後者にどういう印象を持つのかは、振り返ってみればわかるはずだ、と。

僕の娘は正直ちょっとわがままというか、あまり周りに対して気を配ることが出来ない。見た目は真ん中よりちょっと上くらいだと思うが、
※まぁ太り気味ではあるが
もう少し性格が磨かれ、「優しくなれば」きっともっと同性にも異性にもモテるはずだと思う。「心が渇く寂しさ」をしっかり自分に置き換えて周りと接することが出来るようになれば、もっとずっと周りも自分も幸せになれる。

 これから幸せになるために、相手の頼みを無下に断ってはならないのだ。

どうしても嫌なことなのか、がんばれば訊いてあげられることなのか、もしかしたら気軽に聞ける話すら断ってきたかも知れない。自分の友達ではどうか、たとえば今自分と話をしている友達ではなく、隣の子達の話を聞きながら、「もし自分だったらどうか」を考えてみる。そしてその子達の会話の答えから、自分がどういう気持ちになるかを考えてみる。

正直性格やリアクションを変えるのは一朝一夕にはいかない。でも、娘に話したのは、

 この話は20年後も覚えていて欲しいレベルの話

相手がどう思うのかをかみしめる。自分がつらくても、それ以上に相手が幸せになってくれれば、相手の幸せは自分もきっと幸せにしてくれる。

娘が最後に、「ありがとう」と言った。結構嬉しかったが、たぶん本当に感謝するのはあと数年先だろうな。もっともそのときまで今日のことを覚えていてくれたら、の話だけどさ。

長男にはかしこくなって欲しいと、頭が良くなって欲しいと思うが、娘には気持ちよく笑える子でいて欲しいと思う。女の子だしね。

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