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2010年11月 6日 (土)

合唱コンクール

休日の朝、かみさんが、「今日は子供(長男)の合唱コンクールだよ」と言う。地域のホールを借りて1学年6クラスほどが、各クラスの決めた歌を歌う。全クラス同じ歌ではないが、同じ歌を歌うクラスもある。

数年前も僕はそのホールに足を運んだことがある。が、その時はあまりにも気合の入らない生徒の練習風景に嫌気がさし、本番前にホールをあとにしてしまった。

が、今回は3年生。これが最後のクラスマッチという。みんなで一生懸命に練習して、何かに打ち込むというのはいいものだ。1年2年の頃はピンとこなくても3年になってテンションが上がるというのは良くある話。

長男は最後のクラスだというので、少し遅れて会場入りした。ちょうど歌ってなかった時だったのでホッとしつつ席を探すと、ステージから最も奥まった席のセンターが1つだけ空いていたので、「すみません」と声をかけつつ着席。

「なんでここが空いてるんだろ」と思ったらその正面にデジカメの三脚をババーンと設置して動画を撮影しているスタッフとおぼしき人が。さすがに邪魔だろと思いながらもとりあえず息子の番まではここでいいか、と歌に聴き入ることにした。

見始めてから思ったのは、「カメラを持ってくればよかったかな」ということ。せっかく中学生が精一杯歌っているのだから、そういう一生懸命なシーンを気兼ねなく写真に収めることが出来るのだから、、、。

ただまぁ歌を聴きに来たということを考えると、カメラに傾注してしまうのはむしろ良くないとも言える。卒業式の時に痛感したことだけど、人はやはり複数のことに集中は出来ない。聴くなら聴く。見るなら見る。撮るなら撮る。特に撮るをやってしまうと、見るも聴くもおろそかになってしまう。ファインダー越しでしか見えないものがあるが、ファインダーを超えることで失ってしまう鮮度もあるのだ。これからお父さんお母さんになられる方、その辺りよくご理解して頂きたいと思いますよ。ビデオに映せば何度も見れる。でもそれはその場で実際に見た景色ではないんです。生には敵わない。サーカスだって旅行記だって、テレビで見て100点ならその場まで行く必要はないわけです。その瞬間を胸に焼き付けるというのは、冗談抜きでかけがえのないものだと僕は思います。

来てから3クラス。生徒たちの歌は僕の知らないものばかりだったが、ところどころで気持ちの乗りというか、テンションの張りを感じてグッときた。なかなか最初から最後までフルテンションというのは、(抑えて歌うパートもあるから)難しいとは思うけど、やっぱ、

 後悔のないように歌って欲しい

とは思った。凄く思った。だってさ、大人になるとこんな風にたくさんの人と同じ歌を生のピアノと指揮で歌うことなんてほとんどなくなるんだよ。歌いたくても歌えない。チャンスはほんと数えるほどしかないんだよ!

 実はかなりうらやましい自分がいたりいなかったり。

サビの部分でトリハダが立つほど気持ちが乗ってきたクラスもあった。が、全体通して見ればもう少しソプラノががんばるといい、もしくはそのソプラノのパートにテナーを数人割いてでもバランスを取るといいのに、というところもあった。幼稚園では元気よく歌えば満点。小学生は自分のパートを間違えずに歌えばOK。中学以降は周りとのバランスも考えて、、、っていうか監督してた人間の資質にもよるかもな~。出来ないことを言うのもなんだけど、こういうの自分横にいてスゲェ口出ししたいと思ったね。「○○、もう少し強く」とか「○△、荒さをなくせ」とか。千秋先輩ってわけじゃないけどさ。

そして長男のクラスの番が来た。曲は「あ、これは聴いたことがあるぞ。でも誰の曲だっけ」という曲。まぁ知らない曲よりは入りやすいが、大曲に影響はない。

長男はちょうど真ん中、女子と男子の境目(男子のが多いのでホントに真ん中辺り)。昔からかなり歌は真剣に歌う方だったから、その点で心配はしてなかったが、声が聞こえなくなっていたのはちょっぴり寂しかったり。声変わりして、かつハーモニーの中の一人として歌っていたから、むしろ目立たないことは大切なことでもあるのだが、小学校の卒業式でも聞き分けられた声が聞こえないというのはやっぱちょっと寂しかった。

曲は徐々にテンションが上がっていき、女子も男子もよく声が出ている。こちらの体温も徐々に上がっていく感じがしたが、途中ちょっとだけ「男子のテンションに女子のソプラノが押されてる」ところがあったのが残念。
※具体的に言うとソプラノだけが「歌詞」があり、他のパートがララとかンンとかで押されちゃうと歌が聞こえなくなっちゃうんだよな。
数人、例えば長男ひとりでも歌詞を歌う側にさせればよかったんじゃないかとそこは思った。

 でも4クラスの中では一番良かったと思った。

たぶん後悔がない歌を歌えたんだろうと思った。

大会だから結果として順位というか、「金銀銅」が出る。自分が精一杯やったのなら、どんな結果が出てもきっと後悔はない。あとから聞いたら歌い終わったあとクラスの女子は大泣きしてたって言ってたから。きっとそれで十分だったんだろうと思った。

 が、

結果は、「見事金賞!」

全6クラス中で1位。最初の2クラスは聴いてなかったけど、やっぱりいいなぁと思ったラスト3クラスが金銀銅だったという。つかまぁ、

 よかったな!

でもって

 うらやましいぜ!

って感じだ。

次は卒業式か。受験もあるけど、まだもう一回みんなで歌うチャンスが残ってる。これもまた後悔のないようにやって欲しいと思うぜ!?

ちなみに誰の何という歌だったか、家に帰ってきた瞬間に思い出した。
http://www.youtube.com/watch?v=vauoxdJKcvk
※個人的に彼女はあんまし好きじゃないというか、「伊達メガネ」ってのがどうにも、、、お笑いかって思っちゃうんだよな(^^;。ファンには悪いけど。

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