« 牙狼RED REQUIEM | トップページ | 久々ボーダーランズ »

2010年11月19日 (金)

大切なモノを捨てられたら、、、

ネットでこんな記事が。

“ガンプラ”捨てられ激高 自宅へ放火!あなたが、裁判員なら・・・
http://alfalfalfa.com/archives/599860.html

読み進めるとわかるけど、まぁこの事件自体は当事者が精神的に未成熟で、感情を制御しきれず、後先考えない行動に出てしまったことによるもの。母親に大切なガンプラを捨てられたと思って「一緒に死のう」というのは、怒りや絶望に駆られたとは言え、いくらなんでも短絡的すぎる。僕ならまず「どこに捨てたのか」「いつ捨てたのか」「どうやって捨てたのか」を問いただし、探す為に奔走する。もちろんそれも「命より大切」と思っていた場合だが。

ただ僕が今回ブログで取り上げたのは、その「ガンプラ放火」の話ではなく、そのトピックに寄せられたこの書き込みにフックした為。さっきのリンクを読んでる人は当然目を通してると思うけど、全文引用する。

------------

上にコレクションについての話がありましたけど
私は夫のコレクションを捨ててしまって後悔した立場でした
鉄道模型でしたけど

かなり古い模型がまさに大量(線路も敷いてて一部屋使っていた)という感じでした
結婚2年目ぐらいから「こんなにあるんだから売り払ってよ」と夫に言い続けたのですが
毎回全然行動してくれずに言葉を濁す夫にキレてしまい
留守中に業者を呼んで引き取ってもらえるものは引き取ってもらいました

帰ってきた夫は「売り払ったお金は好きにしていい」「今まで迷惑かけててごめん」と謝ってくれました
残っていた模型も全部処分してくれたのですごく嬉しかったです

でもその後夫は蔵書をはじめ自分のもの全てを捨て始めてしまいました
会社で着るスーツとワイシャツや下着以外は服すらまともに持たなくなり
今では夫のものは全部含めても衣装ケース二つに納まるだけになってしまって

あまりにも行きすぎていて心配になり色々なものを買っていいと言うのですが
夫は服などの消耗品以外絶対に買わなくなってしまい
かえって私が苦しくなってしまいました

これだけ夫のものがないと夫がふらっといなくなってしまいそうですごく恐いのです
こういう場合ってどうしたらいいんでしょう

-----------

自分ならどうするか。自分のものが(度合いの大小が重要であるとは思うが)、再三かみさんに「いくらなんでも多すぎる」「もう少し整理したらどうか」「一部でも売りはらえるものはないのか」と数年にわたって小言を言われ続け、きっと「うーんそうだねぇ」とか「もうちょっと考えさせて」とか言葉を濁し続けるリアクションをし、最終的に「もうどうなっても知らないからねっ」と吐き捨てるように言われた翌日、家に戻ったらごっそりそれらコレクションがないシチュエーションに遭遇したら、、、

 自分ならどうする?

例えば僕ならレゴ、ゲーム、マンガ、パソコン関係、プラモデルなどが所有物としてあるわけだけど、それら全てを処分されちゃったとしたら、もっと言うと「それらを処分したくなるほどかみさんを追い詰めていたとしたら」・・・。

旦那さんの「今まで迷惑かけててごめん」の言葉が凄く胸に突き刺さる。なんていうか、「そうだろうな」って思う。そこまで追い詰めていたんだな、その「暴挙」に出ざるを得ないところまで、ギリギリのところまで苦しめてしまったんだなって思う。

でも、

そこから先が自分に「ない」事に対して、ガンプラバカとは違う自暴自棄になってしまうのもわからなくもない。「いくら追い詰めてしまったからと言って大切なものをそんな簡単に処分されてしまうなんて・・・」という気持ちがふつふつとわき上がり、「追い詰めた」と「無下に捨てられた」という気持ちが、それこそ一生残る傷として葛藤したと思う。

で、

とりあえず「買うのが恐くなっている」のもまたわかる。「買っていい」と言われてもそこからのほころびが以前以上に「リバウンド」してしまうかも知れない。

ただ、何度も読み返して強く感じたのは、この奥さんが旦那さんのことを凄く好きだってこと。もし本当に「どうでもいい関係、どうでもいい相手」であれば、たとえ旦那さんの収入で家が回っているとしても、たとえば自分で働き口を探して自立できる可能性を模索したり、実家に戻ることを考えたり、どんどん「生気のない同居人」から距離を取るはず。でもそうしない。

 その気持ちが旦那さんに多かれ少なかれ伝わっているから旦那さんも家を出て行ったりしないのではないか。

奥さんは旦那さんのことを(少なくとも今は)考えていて、旦那さんも奥さんの気持ちが伝わっているから、(不安にさせるとわかっていても)度を過ぎた「買わない病」を発症しつつもキレたり家を出たりしない。

しかし、「買わない病」の内側には当然多かれ少なかれ捨てられたことに対する抗議的「仕返し」が含まれているわけで、問題はお互いの相手を思う気持ちがどのくらいなのかってことに行き着くだろうと思った。

最後に奥さんが、「すごく恐い」と書いているが、本人の意図せぬ中に「自分が旦那さんを拒絶する可能性」が実は少なからず含まれている。そしてそれこそが旦那さんが家を出るトリガーになるだろうことが、たぶん空気としてあるから恐いんだろうって思った。

要は「奥さんが旦那さんを好きで居続けられるかどうか」が、時間が掛かっても関係を修復する最も重要なポイントだと思う。少なくとも今この書き込みをした時点ではまだ奥さんの気持ちは旦那さんにあり、(その心理的葛藤を知らない旦那さんではあるが)僕から見たら「結構幸せ者」み見える。タガが外れるのにどのくらいの猶予があり、捨てられた傷が癒えるのにもこれまたどのくらいの時間が必要なのかは、その思い入れ同士のぶつかり合いによるが、今の状態ならば、旦那さん側が「折れれば」、十分以前の「苦しさのない関係」に戻れる気がするな。

ただ、

この文面からは子供がいるかどうかがわからない。上の仮定や推論はあくまで「二人だけ」のもので、もし子供がいたらこれはかなり事情が変わってくると思う。っていうかそもそも、「奥さんが旦那さんの方を向き続けていない」気がする。ということは逆説的に子供はいないということになり、もっと言うと子供がいたら「捨てる捨てない」という些末なジャッジに奥さんの気持ちはそれほどはそがれなかったはずで、ただ単純に旦那さんとの距離が広がっていくだけ(捨てる捨てないに関わらずね)だった気がする。

やはり今の二人の状況は「意外と幸せ」。ただし薄氷の上だが。

って感じだな。

ちなみに僕がもしこうして大切なものを捨てられても、実は結構平気な人だったりします。ぶっちゃけレゴやプラモやマンガ、あとゲームもだけど、「お金で買えないもの」はほとんどないわけで、「捨てる」が「オークションで現金に換える」であって欲しいとは思いますが、
※さすがにもったいないから。
そのお金も別に家族にフィードバックされれば問題ありません。僕にその分け前をくれ、とも言いません。
パソコンだってHDDのクラッシュを何度か経験しているわけで、本当に消えて欲しくないようなデータは、

 実は存在しない。

んですよね。子供の小さい時の写真とか大切っていう声を聞くし、自分も複数のバックアップを取って有事に備えてはいますが、実際自分の子供の頃の写真ってほとんど見なかったし、残っているかどうかもわからない。強いて言えば中学の時仲の良かった男女7人くらいのグループの写真と、高校の時のかみさんの写真の2枚は残っていて欲しかったって思いますが、その2枚も今はどこかにいってしまっているわけで、、、。

これもまた子供がいるからこそなのかも知れません。昨夜も「父ちゃん漢字見て」と娘に言われ、漢字の書き取り宿題を横から見ながら、「『業』の字は”ボン、キュッ、ボン”ってなるように書いた方がかっこいい」とか、「『成』の字のバランスは上を軽くして下をググーーッと書いた方がいい」みたいな話をしながら教える。
※ちなみにこの4、5日こうして漢字を教えているのだけど、昨日ついに先生から「花丸」がもらえたと喜んでいた。こういう関係はとても気持ちいいと思うんだよね(^^。
大切なものは「物」ではなく「者」。

まぁうちのかみさんは捨てたりしないけどね。いろんな意味で。
※実際小説関係はかみさんも結構な量持ってるし。

|

« 牙狼RED REQUIEM | トップページ | 久々ボーダーランズ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/50053859

この記事へのトラックバック一覧です: 大切なモノを捨てられたら、、、:

« 牙狼RED REQUIEM | トップページ | 久々ボーダーランズ »