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2011年1月31日 (月)

AKB48

ついに買ってしまいました。「AKB1/48 アイドルと恋したら・・・」。もうね、

 いろんな意味でヤバいです。

まずこの感想に入る前に、みなさんにAKBの印象を問いたいのですが、一言で言って好きか嫌いかで言ったらどうですか?

 僕は、どうやら好きだったらしかった。

という感じ。正直名前と顔が繋がるのも5人ほどで、好きな曲が3曲くらい。おニャン子クラブの延長という見方が中心だったのですが、

 さにあらず。

活動開始から5年。おニャン子がわずか2年の間にブレイクして沈静化したのと対照的に、時間を掛けて、わずか7人だった最初のステージのお客さんから、今の地位まで上り詰めた。賛否両論あろうとは思いますが、僕は秋元さん、全肯定ですから。だって、

 何一つ強制してないよ!?

「好きだ」っていう気持ちをお金で、お賽銭のように、お布施の如く投資するのは、別に好きなゲームを普通に買う、好きな服、着ないかも知れない服を買うのと何も違わない。体に悪いってわかっていたってタバコを吸う人は吸う。誰にも「吸え!」って強制されないよ?フィギュアを「観賞用」「遊ぶ用」「保存用」で3体買うのと、好きなメンバーにより目立って欲しいからCDを100枚買うのに違いなんてない。お金の使い道は本人が決めることだし、そこにその瞬間に後悔がなければ、誰に責められるもんじゃない。

 むしろ、自分が好きになれるような曲を提供し、女の子を表舞台に引き上げてくれていることに普通に感謝するくらい。

僕はまだ「AKB素人」だから、コアなファンの気持ちはわからない。でもこのゲームをプレイしていろんな見方が変わった。

まず、AKB48ってのはアイドルだけど、「身近さ」がある。松田聖子や安室奈美恵や香里奈や長澤まさみみたいな「雲の上の感じ」はしない。それは年齢的なこともあるだろうけど、演出として制服がベースなのも、ステージパフォーマンスメインで出てきたことも、基本グループ活動なことも一因だと思う。
※最近板野友美がソロ出したけど。つか今週の週アスの表紙が超かわいかった。

重要なのは最後の「グループ活動」というところ。女の子がたくさんいるというのが、最初ピンとこなかったんだけど、

 要はクラスメート

なのかな、と。「あんなにかわいいクラスメートがいた青春なんてないっ」って人もいるかとは思うけど、好きな子がいる、クラスに気になる子がいるという学生時代を過ごした経験は、多くの人が持っているはず。女の子達が何人も固まってしゃべってる感じ。「かわいい」という感覚は相対的なものだから、クラスで「好きになる子」は常に誰からもナンバー1だとは限らない。AKBのメンバーでも「僕はこの子が好き」という子がいて、制服で、他の女子と笑顔で話してる。

 そして僕にも歌いかけてくれる。笑いかけてくれる。

なくした青春、忘れてたときめきをAKBは演出し、そして彼女たちの上昇志向を刺激し、消費者を巻き込んで加速してきた。握手をするのも距離が近いのも歌の歌詞がくすぐったいのも、全部同じ方を向いている。「好きだったクラスメート」「話しかけられなかった友達」。想像と妄想の中では笑顔で話しかけてくれた。モテない野郎どもに直球で投げてくる。だからいろんな子がいる。

 でもどの子も凄く真剣。

なんかウソっぽくないんだよね。総選挙が全てじゃないけど、システム的に「本気にならないと続けられない」ようになってる。だから、

 ファンとの交流が凄くガチになる。

距離が近いのは物理的なだけじゃないメンタル面でも言える。そしてゲームでは、、、

 そんな子が告白してくれる。

それがゲームだとか、やらせだとかそんなことは何も問題にならない。中学や高校で好きだった女の子が、例えばそれが演技であっても自分に「好きだ」と言ってくれたらどうだ。一緒に話をしてくれたらどうだ。毎日のように会ってくれたらどうだ。48人の中には「ただのクラスメート」もいるかも知れない。でも「本気で好きになっちゃうような子」だっているかも知れない。

 だから応援したくなる。お金を使うことでしか応援出来ないのなら、お金を使いたくなる。

純度は非常に高いし、どこにも詐欺臭いところなんてない。

たまたま週アスでタイトルが出ていた「SEVEN TEEN」という曲
http://www.youtube.com/watch?v=AhdOV-RF800

この曲を聴きながら書いてるけど、
※ちなみにスゲェいい曲。僕的にはポニシュに匹敵するほど。
凄く懐かしくて「学生時代にCDを借りて録音して友達にあげてた頃」を思い出してしまう。クラスメートにこんなにかわいい子はいなかったかも知れないけど、好きな子はいた。それを、クラスの女子が話していた教室を、登下校の時のちょっとした会話を思い出す。

 だからシステム上仕方ないとは言え、「振る」のが死ぬほどツライ。

ゲームは最初こちらから48人の誰かに連絡を取るところから始まる。その時は誰に電話してもいい。だが、ひとりに電話をし、ちょっとした会話をし、別れた次の日は、選択肢がグッと狭まって15人くらいの連絡先しか表示されなくなっている。
※これは何か法則性があるんだろうけど僕にはわからない。

 ツライのはその15人の中に最初に連絡した人がいないこと。

要するにひとりだけに絞って連絡をし続け、会って気持ちを通わせ続けることが出来ない。他のメンバーに会って、「いい顔」をするか「気持ちがないことを伝えて振る」かしかない。

「いい顔」をした場合は、まだ望みが残っているとして、つながりは完全には切れない。
※最初に連絡した子も切れない。
だが、振ってしまったらその子との関係は完全に切れる。そして何日間か連絡をシカトし続けた子も、自動的に完全に繋がりが切れる。
※一旦クリアまでプレイすればまた全員に連絡するところに戻る。クリアまでは30分程度と短い。

 僕の知らないところで切れる分には問題ない。

が、最終的に残った数人は、

 選択肢のない状態で連絡を強いられる。

順番に電話をし、会って、「好きか嫌いか」を伝えなければならない。ここで自分が「この子に告白したい」と思ってる子が最初に出てきてくれれば何も問題ないが、それ以外の子に好意を伝えてしまうと、

 そこで終わってしまう。

好きな子に告白するには、「絶対に何人か振らなければならない」。それが、「死ぬほどツライ」。モテない自分がたとえウソでもゲームでも好意を持って接してきてくれる女の子に邪険に当たるのがこれほど堪えることだとは(経験がないから)思いも寄らなかった。2次元じゃないから余計そう感じる。優越感とかそういうんじゃなくて、もうダイレクトに「その子の気持ちが痛いほど流れ込んできてしまう」。想像力が豊か過ぎなのかも知れないけど、

 どこかにいる女の子が、僕とは全く別の誰かを好きになって、告白して、振られるその場面に立ち会ってるだけだったとしても、僕には凄くツライ。だってその告白は、本当のその子もしてるかも知れないんだもの。ゲームじゃないところで、本気の本気で誰かを好きになって、一大決心してしてるかも知れないんだもの。

これがいわゆる雲の上のアイドルだったら、そういう想像も出来なかったと思う。でもAKBはそういうアイドルとは違う高さから僕たちを見ていた。僕たちもずっとそう見ていたんだと思う。秋本さんもそう見えるように彼女たちを作ってきたし、作られているのをわかっていても「そう感じ続けていたい」と思っているから支持している。

別にエロゲーのようにヒロインが5人いるなら、順番にそのストーリーを楽しめればいいじゃんって思う。峰岸みなみがカワイイと思って彼女のカードを集めたいと思うなら、彼女だけを集中的に選べればいいじゃんって思う。「ゲームだから」と割り切るのは、その展開に飽きたら他の子を選ぶってだけでいい。

 でもそれを許さないシステムが、逆にAKBに対する気持ちをブーストさせるロジック。

気持ちを踏みにじる行為がより強く「個人として」その子を認識させる。全然興味なかったはずなのに、今SEVEN TEENの動画を見ると、名前はともかく顔がわかる子がスゲェ増えてる。ジャケット写真に並んでる子の裏側が少しだけ見える。声が聞こえる。仕草や表情が流れ込んでくる。

いきなりだけど、今という時代は「好きだ」という気持ちこそが最もピュアで強い購買動機になり得ると思う。小売店でもそうだけど、安いとか品揃えとか以上に、「その店が好きだ」と思えば、他のマイナスを覆してしまう。「あばたもえくぼ」という言葉があるけど、AKBの手法が、これほど深く流れ込むように、綿密に、慎重に、情熱的に演出されているからこそ、ファンは投資をいとわないのだと思う。

僕はそこまでは(まだ)気持ちを注げないけど、プレイしてやっぱ総選挙でトップ10に入るような子たちは違うなぁと思った。会話の一つ一つが、凄く重いもの。振る時はボタンを連打したくなるもの。目を背けちゃうもの。

1プレイは短く、30分ほどで終わる。最後には動画によるデモがあり、それ以降のエピソードはない。何度もプレイして同じ子を選べば、見たことがないエピソードや写真がアンロックされ、リストが埋まっていく。それがその子への気持ちの強さかと思える分、どこか意地になってしまう自分もいる。「なんでこの子の写真のが多いんだよ!」とか。

「推しメン」がいる子の方が絶対楽しめる。他の子に対して毅然とした態度を取れると思うから。でもそうじゃない「AKB素人」の僕には、女の子を振るという行為が、エロゲーではない実写で、それもテレビとかで普通に見かける
※AVみたいに一期一会じゃない
子たちを振ると言う行為が、スゲェ「来る」。でもそれを踏まえて、

 良く出来てると思う。

ソフトも、AKB48というプロジェクト全体も。

こないだ「ジャニーズ1/48」を出せばPSP2も売れるだろうに、って話を書いたけど、これは本気でそう思う。っていうか、

 男の僕でもやりたいかもって思う。

娘がこのAKB1/48をよくプレイしてるのと同じ感覚かも。ジャニーズじゃないけど、福山雅治と向井理と瑛太に告白されるゲームとか、、、

 マジ最高。ヤバ過ぎ。

逆に言えばAKBが好きな人には、このソフトがそう評されることになる。ゲームとしての評価は★★★くらいだけど、エロ抜きのギャルゲーとしてはある意味頂点を極めてると言ってよいと思う。ちょっと「風のリグレット」を思い出したりしたよ。

以下余談。つか個々の感想。

渡辺麻友がスゲェいい。知らなかったけどキャラが立っててイイ意味でゲーム的。「2次元だったらよかったのに」って言われた時は結構吹いた。

峰岸みなみは僕的に推しメン。リストに名前があったら絶対選ぶし、振らない。エンディングもかわいくて好き。つか顔も結構好き。っていうか関根麻里っぽい。

大島優子はさすがの貫禄。「ドラマの主役としてヒロインと恋に落ちる妄想」をしたとしたら、この子の指数はバツグンに高い。物語が短いからいいようなものの、普通のエロゲー並に展開があったら、結構廃人になれる。

柏木由起は見た目ちょっと変かと思ってたけど、ゲーム中ではかなりかわいい。まだクリアしてないけど、エンディングが見たい気にさせる。

板野友美もさすがにオーラ爆発。しゃべり方と言い、表情と言い、ファンならこの子ばっかやっちゃうのは間違いない感じ。個人的にAKBで一番ツラがいいのはこの子だと思うし。

前敦は正直写真写りが悪くてスゲェ損してる。この子はもっとかわいいハズなのだけど、、、。クリア時のデモも正直肩すかし。ファンには悪いけどなんでこんなに人気があるのか今ひとつピンとこなかったな。

篠田麻里子は娘がクリアしてエンディングだけ見せて貰ったんだけど、「もう背中がかゆくなる」くらいドラマの主人公な感じで、エンディングでは一番いい。絶対振れない。ショートカットだし。

宮澤佐江はあんまし知らなかったけど、とってもボーイッシュで他のメンバーとはちょっと雰囲気が違う。つかこの子を振った時のリアクションが前向きすぎて逆にスゲェ泣けてきた。もう恐くて返信できないよ。

高橋みなみも宮澤佐江に近いというか、この子は優等生過ぎてそこまで行く前に恐くなって避けてる。でもAKB全体の中では「スゲェがんばって欲しい」。リアルでは推しメンかな。背が低いし。超がんばれ!

小野恵令奈は舌足らずな言葉遣いがかわいくて、「こりゃイイか!?」と思ったのに、エンディングでは「少々ウェイトアップ」&ヘアスタイル超変更&まさかの引っ越しエンドで萎え萎え。無念。

他のメンバーは名前を覚えるほどやってないというか、「ちとこの子は厳しいなぁ」と思うのは、主に「棒読み」だから。もう少しその子にあった脚本を用意してあげればいいのにって思った。

でも基本みんな「友達になりたい」って思わせる演出なのは間違いないと思う。僕はおニャン子にハマらなかったんだけど、
※その当時はアニメとゲームとリアルのグループ交際で100%埋まってたから。
今傾注してる子の気持ちは痛いほどわかるな。

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