コンピューターのこと
最近は仕事がやや忙しく、娘とマジすか学園を2話も見たらPCの前でバタンキュー。モンハンもほったらかしで、1日ひとりずつAKB1/48をクリアするくらいが精一杯。
そんな中、かみさんの誕生日プレゼントにしよう、、、と思ったけどやっぱり止めた
外付け2TBのHDDが到着。それまで使っていた640GBのHDDのデータを移行し、そちらをトルネ用にあげることにした。「誕生日に中古かよ」とも思ったので、他にも「三徳包丁」と「研ぎ器」を用意。包丁はこないだ自分でリンゴ剥いたときに、ビックリするほど斬れ味が悪かったから。
どこらへんがコンピュータのことなのか。
到着したHDDは当然のように「FAT32」でフォーマットされている。詳しくは知らないが、とりあえずこのフォーマット形式だと動画などの巨大なファイルの扱いがしづらいらしい(1サイズ2GBまで?)。また、転送するにもそれほど速くない。
※ただ、つい最近知った話では、FAT32の方が静止画の読み込みは速いという。言われてみればNTFSになってから大量の画像があるフォルダの閲覧に結構待たされるようになった。まぁ「待たされる」のと「扱えない」というのでは、どうしても後者の方がウェイトが高いわけで、勢い僕の使うHDDは全てNTFSフォーマットということになる。
FAT32からNTFSには、いつもOSの「フォーマット」でフォーマットしているのだけど、ぶっちゃけ「信じられないくらい時間が掛かる」。「HDDをフォーマットしてから使用する」という感覚は、ライトユーザーには馴染みがないのではないかと思うが、今の2テラバイトのHDDの前の1.5TB、その前の1TB、その前の640GB、その前の250GB、、、この頃から既にNTFSのフォーマットには「猛烈に待たされる」印象があった。
250GBで猛烈に待たされたのが、2TBではいかほどのものなのか。
ご存じの方なら「だよね~」というところだと思うが、知らない人には全然ピンと来ないだろうと思う。
進捗バーの最初の1ドットが増えるまでに、40分くらい掛かった。
当然この40分の間にはいくどとなく「ホントに機能してるのか?」と思うわけで、HDDのフォーマット経験の浅い人だったらまず心が折れてしまうのではないかと思う。
フォーマットは最終的に25時間ほどで終了した。
経験上この作業はマシンパワーを食うというか、あまり派手に他のことをやると「フォーマットが失敗するのではないか」という懸念がよぎる。25時間をやり直し、等と言うことになったらたまったモンじゃないので、割とこの間はおとなしく待たなければならない。
かなりキツいが。
そしてようやっとフォーマットが出来たら、今度は640GBのHDDの中身(約550GB分)をそのHDDに移動する。中にはプログラムもいくつか入っていて、ドライブ番号やドライブ名をそちらに合わせてリネームしても、動かない可能性も十分考えられはしたが、まぁ最近使ってるものでもないし、ということで全部移動。
終了までどのくらい掛かるかの表示が、
「1日」
と出た。「1日」って何時間だよ!?と思わずつっこまずにはいられなかったクリスだが、果たして「1日」は24時間の意味であった。
ただ、フォーマットと違いファイルの種類や数によってこの速度は変動する。実際には20時間ほどで終了してくれた。よくがんばったな。
移動したファイルが見られるか、プログラムが動くかをいくつかチェックし、概ね予想通りの手応えを得た後、640GBのHDDを今度はトルネで使うためにFAT32のフォーマットを掛けるのだが、
エクスプローラー上の「フォーマットメニュー」からは、「FAT32」が表示されない。
正確には「exFAT」とか表示されていた気がする。正直僕はそのフォーマット形式を初めて見たので、そう言うときは慎重に対処。ちなみに、HDDを複数取り回しする人なら周知の事実だとは思うけど、知らない人は絶対知らないHDDの管理について、ついでなので少し触れておく。つってもPCに「詳しい」と言えるのは「僕の周りのド素人」に関してだけなので、ここの常連さんたちには釈迦に説法を承知で書いていくわけだが。
コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理→ディスクの管理
これで、現在PCに接続されているドライブが全て表示される。たとえばそれはデーモンでマウントしてある仮想ドライブであったり、USBで接続しているメモリーカードリーダーであったり、まだフォーマットされていない(エクスプローラー上では視認することが出来ない)ものであっても、ここには表示される。言い換えれば、エクスプローラーで見つけられない場合は、ここをたどってドライブを見つけ、フォーマットしなければならないし、カードリーダーを付けたり外したりの課程でドライブ番号がズレたりした場合も、ここで変更出来る。「名前の変更」ではなく「ドライブ番号(たとえばDドライブとか)」であるのがミソだ。
まぁこの話は以前もしてるとは思うけど、久々なので書いてみた。
で、ここでそのドライブを見ても、フォーマットの種別にFAT32がない。理由はわからないが、
どうやらNTFSからFAT32にはやすやすと出来ない様子。
当然諦めないので、ネットで探すと、「ディスクフォーマッター」なるフリーのアプリを発見。ドライブを誤らないように慎重にことを進め、いざフォーマットするところまでたどり着いたのだが、、、
「物理フォーマットの場合、80GBのHDDで30時間ほど掛かりますがよろしいですか?」
との表示が。「80GBで30時間」。「80GBで30時間・・・」。80GBで30時間だとっ!?、、、えーともし2テラバイトのHDDをフォーマットするとしたら、2TBは2000ギガバイトだから、2000÷80=25倍。30時間×25倍=750時間。750時間÷24時間=31.25日。
はは~ん。わかったぞ!「これは時間が掛かる」。
っていうか、
「年月が掛かる」
今から始めるとだいたい3DSの潜水艦ゲームが発売される頃にはフォーマットが完了する(かも)ってことか。
あっさりクイックフォーマットを実行。数分で完了。
機械のことはわからないが、この差は一体何なんでしょうか。数分と1ヶ月って、、、光ファイバーとメガモデムくらい違いますよ?
一応適当なファイルをD&Dして試してみたら普通に読めた。
まだトルネでは試してないので、実際に認識してくれるかどうかは未知数なのだけど、一旦は落ち着いた。
PCのファイルは膨大にして甚大にして巨大にして莫大なので、っていうかどう違うかよくわからないけど、とにかくいっぱいあるので、「一生見ることがない」ものも多い。っていうかそっちのが多い。いやむしろほとんどがそうだ。なんなら全部と言って良い。だったらいらねぇじゃん、PC・・・。
人によってはそれらを全てミラーで複数バックアップを取ってる人もいると思うし、僕も絶対消えて欲しくないものは(2年に1回くらい)バックアップしたりもしてるけど、データが多くなればなるほど、管理するツールやハードにも進化がないとつらくなる。「80GBで30時間」と記述した頃は、きっと「80GBのHDD」が一般的なサイズだったんだろうと思う。でも今じゃ現実問題(少なくとも同じフォーマット方式では)不可能だ。よく「買った方が早い」というが、これこそまさに「買った方が異常に早い」。
新型PSPにはこれまでとは別のメディアが搭載されるらしい。っていうかFAT32だって出来た当初は、「まさか2GBなんてクソデカイファイルを扱ったりしないでしょ?」って思ってたんじゃないかと思う。SDカードだって2GBまでしか使えない規格が出来た頃は、きっと音楽プレイヤーの容量も128MBとかだったんじゃないかと思う。
データ量やハードの進歩、進化は足並みが揃うわけじゃない。
いつかは、「1TBの転送に3秒」って未来が来たりするんでしょうかねぇ。
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