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2011年2月 5日 (土)

AKB48~その2~

まぁ前回も書いたことだけど、「AKB素人」の自分の視点、感じ方、知識や常識など、その道のプロヘッショナルな、プロヘッショナルな方からしてみたら、ガキの戯れ言に過ぎないと思いつつも書いてしまう。なぜなら、

 今まさにハマっていく過渡期だから。

ネットで動画や写真を探し、出演番組をチェックし、ウィキペディアを読みあさり、今まさに在りし日のおニャン子クラブやモー娘。がそうであったように、濁流のごとく有象無象の情報が積層していくAKB48。商売としてどうのこうのという話を前回ちょっとしたけど、こうしてコンテンツを摂取すればするほど、彼女たちの歌や仕草や表情や言葉を聞けば聞くほど、

 いろいろ思うところが出てくる。

まず最初は大島優子について。

第二回総選挙でわずか数百票ほどの差で
※トータルは数万票だからほんとにわずかな差。1%くらいだもん。
前回1位であった前田敦子を抜き、トップに輝いた大島優子。今朝その「初センター」となった「ヘビーローテーション」のPVを見たのだけど、

 いろいろスゲェ・・・。

まず最初から最後まで「超大島推し」。カット数も時間数もダンスの構成も全てが「大島メイン」で、ともすれば他の連中(前敦含む)が全員バックダンサーじゃないかというくらいのプッシュ。

 でもこのCDは(今は知らないけど当時)AKBで一番売れたらしい。

要するに、「大島を1位にしようとした人」は、1位になったことで満足せず、継続して愛(とお金)を注ぎ込んだ。そしてこの秋本さんもその気持ちに応えるだけの「超過ぎる」ハイクオリティなPVを出してきた。

 スゲェエロくて、スゲェカワイイ。

ファンじゃない僕ですらこんだけのめり込めるんだもの、それまで推してた人の心境たるや筆舌に尽くしがたいものがあったと思う。モー娘。でも同じようなアプローチはあったと思うけど、やっぱり違うのは「彼女たちの真剣さ」。大島、、、大島って言うとなんか森三中の大島みたいだな。以後優子ちゃんで。優子ちゃんの「うれしさ爆発」の表情は、ハロプロのそれとは一線を画す。雑誌のグラビアページを飾る他のアイドルと比べ、っていうかAKBのビジュアルはむしろ静止画よりも動画でこそ強く輝いてる気がする。
※もしかしたら意図的な物なのかも。
※メンバー同士のキスシーンとかは写真にしちゃうとウソがバレやすいけど、動画ならごまかしが効くとかもあるかも。
→ウソじゃないのかも知れないけど、それはこの際あまり大きな問題じゃない。

 でも、僕の中で素直になれないところもなくはなかったり・・・

もしかしたらこれが全て仕込みの可能性だってあり得る。僕は秋本さんのやり方を全肯定してるから、仮にコレが仕込みだったとしてもそれを否定したりはしないけど、本当の選挙のように不正が極力出来ないような状況で決めたランクでない以上、どこかに「手」が入っていてもなんらおかしくない。そもそも、5年も続いている、それも加速しているこのムーブメントには、「普通じゃない」「鮮度の高い」テコ入れが幾重にも織り込まれているはず。でなければ最初秋葉原から、それも劇場スタイルで始めたりはしなかっただろうし、いろんな事務所からオーディション形式でメンバーを集めたりもしなかったと思う。

 彼女たちは最初からプロで、今もそれを承知している。
※承知出来ない連中が離れていく。まぁ当然ではあるが。

だから前敦から優子ちゃんへセンターがシフトすることに関しても、

 もしかしたら織り込み済みだったのではないか

と思ってしまう。というか、そう思わざるを得ないほどに「ヘビロテ」のPVの完成度は高く、実際に売上げとして数字を残している。重要なのはこの「数字を残す」というところなんだよね。

結局「AKB」というブランドをより強く高い価値へ持って行くことが、しいてはメンバー個々の価値を高めることにつながるし、ドラマのないありきたりな、「本来使い捨てだった無名のアイドル」を、長期的なスパンで育成、安定供給出来る「養成所」として機能させることにもつながる。言っちゃなんだけど、「元AKB」という肩書きだけでアダルトビデオの強力なセールスポイントになるという時点で、既にAKBは「一皮むけている」とも言えると思う。

 まぁ本人達には(もし仮に本当に仕込みだったとしても)伝えられてはいないだろうけどね。

ちなみに僕個人としては以前から前敦がセンターなのがよくわからなかったというか、ドラマを見ても、写真を見ても、ゲームでのボイスやエンディング動画を見ても、「この子が1位なのはなんで?」って思ってたので、
※確かに板野では大衆性が低いし、まゆゆは声優っぽ過ぎる。麻里子さまは年長者だし、たかみなには実質リーダー的なシフトをさせる感じ等、「適材感」はあるけど。でもって優子ちゃんがセンターになったときに「何とも言えない居心地の悪さ」を感じたりもしたんだけど、「座りがいい」のと「綺麗、かわいい」というのとはまた違う気もするんだよね。何つか僕個人としては、

 二人をフィフティで使う方がバランスは取れてるんじゃないの?

って思った。まぁファンじゃないから言える事なのかも知れないけど。
あと(センター大島に)慣れる可能性も高いけど。

ただ二人共に言えるのは、たぶんだけど「この二人が一番真剣」ってことかな。AKBとファンを大事にしてる感というか、そりゃ週刊誌に色恋沙汰をすっぱ抜かれることもあるでしょうけど、他のメンバーと比べるとやっぱ気迫が違う気がする。気がするだけかも知れないけど。

ちなみに優子ちゃんはまだAKBに入る前はいわゆる「チャイドル」としても写真集とか出してたみたいで、
※芸歴も7歳からとかなり長い。

 こちらが引くくらいかわいかった。

今でも大概かわいいし、凄いなぁと思うけど、たとえて言うなら浅田真央の今と昔を比較するような。子役から芸能界入りしても大成する人は少ないって言われるけど、これだけオーラを纏ってたらそりゃビッグにもなるわなぁというほどだった。っていうかこの当時のファンも今結構支えてたりするのかも知れないけど。

あとテレビ番組について、凄く恥ずかしいことを恥ずかしげもなく書くけど、

 ゲームから入った自分にはみんなの言動や行動、扱いに抵抗がある。

いや、当たり前の話ゲームでの彼女たちが本当の彼女だなんてことはこれっぽっちも思っていませんよ!?ただ、声優や俳優がその役のイメージで視聴者から見られるのと同じように、たとえば言葉遣い、たとえば衣装、ヘアスタイル、、、。今でもAKBの選抜メンバーに選ばれている子たちは、プロジェクト立ち上げからのオリジナルメンバーが何人もいる。5年も仕事してればそりゃ汚いところや納得いかないこともたくさん経験してきてるはず。僕ら40歳の5年と、13、4の5年は全く意味が違う。そして、その5年はたぶん「普通の女子中高生」の5年とも全く違うと思う。

だからテレビでの言葉や仕草は、それ自体全てがやらせであり、演技の可能性もあるわけだけど、頭ではわかっていてもどこか心が納得できないというか、進行芸人の「今時の女子高生」に対するようなキツめのアタリや、粗野で乱暴な言動やリアクションに違和感が残ってしまう。幻想だと言われるかも知れないが、

 彼女たちはそんなガキじゃないハズなんだよ。

自分達が商売道具であり、プロであり、お客様を神様だと思えるような連中が今選抜メンバーとしてファンを獲得している純然たる事実を「わかってないわけがない」。それはモー娘。が「モーニングコーヒー」を自分達で売って
※まぁこれもやらせの一種ではあったろうが、企画当初は決して「こちらメイン」ではなかったはずだ。
自分達の努力もあって登っていったのと同様に、何つかもっと「やらせれば出来る」んじゃないかと思った。あんな「昔のアイドル」のような安い扱いじゃなくて。本気のショートコントやミニドラマでも。まぁ当然ダメな子もいるんだけど。
→コレ書いてからしばらくして「マジすか学園」のサワリを見たんだけど、なんか「良く出来て過ぎてて」ちょっと笑った。特に板野と麻里子様。

ともあれ、基本は「かわいいくてちょいエロい歌って踊れるアイドル」ではある。どうしてもそういう露出が多いのもわかる。ただ、やっぱ自分としては、「そういう扱い」に微妙な違和感が残ってしまう。ネ申とかAKBINGOとかって秋本さんがプロデュースしてるのかね。まぁ正解もしくは正解に近かったから番組が続いてるんだろうけどさ。

ちなみにそんなクリスの「今日の」推しメンは、

・静止画 板野友美
・PV 大島優子
・ボイス 渡辺麻友
・MC 峯岸みなみ
・本気で応援 高橋みなみ

というところ。正直言う。

 ヘビロテのオープニングでソロでアクションする優子ちゃん見て、ちょっとトリハダ立った。

トニー・ジャーが車飛び越えるのと同じ感じ(ホントに)。キレが良くて凄く練習を感じさせるし、着地して顔が下に向いてるそのうつむいて見えない表情を想像してゾクゾクって来た。

ただPVでも番組でも、あんまし長時間は見てられない。なんか恥ずかしくなって来ちゃうんだよな。テレるというか。でもライブ系の動画の最後に深々とおじぎするのは凄く好き。単なる教育だろうけど、今時の女子高生が(バイトとかでも)あそこまで深く頭を下げることって「普通じゃ絶対ない」ってわかってるからね。

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