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2011年3月18日 (金)

久しぶりにマイノリティーリポートを見た

憶えているのは、トムが腐敗した牛乳を飲むシーンと、目の手術のあと、蜘蛛型メカの追跡を逃れる為にバスタブの中に潜ったところだけ。

 原作がマイケル・クライトン辺りだったかなぁ

と思ってたのも間違っていたわけで、2003年のビデオ初視聴から8年ぶりに見たマイノリティ・リポートは、

 見事に本気で忘れ去っていた。

人間一度経験したこと、見た映画、読んだ漫画や物語は、大筋において忘れ去ってしまうとしても、そのキーとなる、例えば犯人であったり、例えばメインとなる登場人物であったり、時代設定などの「外殻」は忘れないものだと思っていた。しかし、僕の「忘却力」はその予想を遙かに上回り、

 いつの時代で、誰が犯人なのか、ラストでトムが生きるか死ぬかというところまで、綺麗さっぱり忘れていた。

監督がスピルバーグだということもスタッフロールを見て思い出したし(っていうか「知った」という表現の方が近いかも)、音楽がジョン・ウィリアムスというのも初めて見た気がする(たぶん当時も見ていたはずなのだが)。

見ていない人のためにあらすじをざっと書くと、、、

2054年の近未来では、プリコグと呼ばれる3人の予言者によって、殺人犯罪を未然に防ぐ機関が組織され、ワシントンの殺人事件発生率はゼロになっていた。しかし、ある日その機関のチーフをしていたジョンに、「人的ミス」の可能性をはらんでいると捜査局のメスが入る。時を同じくしてジョンは自らが加害者となる予言に直面してしまう。何者かに罠に掛けられたジョンは、一転追う立場から追われる立場になる。

毎回映画のあらすじを書くのって結構大変だなぁと思うのだけど、これはこれでなんか「文章力が鍛えられている気がする」ので実は嫌いじゃない。まぁ人によってはこれを読んで「ちょっとおかしくねぇか?」とか「そこまで書くのはネタバレなんじゃないの?」とか思うこともあるかも知れないけど、まぁ自分の為に書いてるようなものなのでさほどお気になさらぬよう。

話は当時凄く面白かった記憶があって、それを期待しつつ見ていたのだけど、いろんな角度からいろんな意味でその期待は裏切られた。

まず「思った以上に未来」だったこと。「どのくらい未来」だったのかの記憶はなく、漠然と「網膜スキャンが市民権を得る程度の未来」としか思ってなかったのだけど、車はなんか垂直の壁を上り下りするし、ジェットパックで警官が空を飛ぶし、変な植物がいたり、そのくせ普通に風船売りがいたりと、

 むしろ別の星のよう。

また、この作品は僕の中で「サスペンス」だと思っていたのだけど、ほとんどクライマックスまで犯人がわからず、

 むしろミステリーと呼ぶに相応しい仕上がり

だった。つかこの「サスペンスかミステリーか」は、ついさっき見た「犯人がわかってるのがサスペンス」という定義に勝手に基づいてるのだけど。

脳にアプローチして「見たい夢を見せる」シーンなんかは、こないだ催眠術の話でnoriくんと盛り上がったことを大いに思い出させつつ予想以上の「SF度」だったし、細かなメカや道具のデザインも思っていた以上に未来的だったりした。

奥さんが生きてるという記憶もなかったのだけど、出てきた女性(キャスリン・モリス)が「スゲェ美人」でかなり得した気がした。こんだけ美人なら当時でも調べたはずだと思うのだけど、、、僕の好みが変わったのかしら<どうでも良すぎる話。

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まぁそんな遠すぎて見えなくなっていた記憶と、今見た現実を照らし合わせてみたわけだけど、

 これだけ忘れていたにも関わらず、当時ほど面白く感じられなかった

のはなんでだろうって思った。派手なVSXと、大好きなトム・クルーズ、綺麗な奥さんに、近未来という好みの世界観。どこにも落ち度があるようには思えなかったのだけど、以前感じた「面白かったーーー!」って印象は残らず、

 こんなだっけか?

という何とも言えない居心地の悪さだけが残った。基本ハッピーエンドで、話を見失ったわけでもないのに、なんかこう、面白くない。

結局のところ、こうした近未来の映像ってのは、「その時その時の自分の摂取する技術背景」によって、その「濃度」や「インパクト」が変わるものなのかな、という気がした。わずか8年ではあるけれど、その8年の中で、3D映画が出てきたり、エアモニター(今勝手に命名した中空に映像を投影するシステム)や、スキャンや、携帯電話の形状に至るまで、

 こうなるのかな

という気持ちと、

 こうならないだろう

という気持ちのすれ違いが増していく。それがつまりは「リアリティの低下」であり、こうした映画の「面白み」を目減りさせることに繋がったのかなぁ、、、などと感じた次第。

ともあれ、話の骨格自体は決してつまらない物ではないし、もしチャンスがあれば、ブルーレイでもう一度見直したいという気持ちもある。それだけディティールに命が宿るタイプの映画だったし、むしろそうすることで見えなかった何かが見える気もするんだよね。

ぶっちゃけ★★くらいの印象になっちゃったのがちょっと残念ではあったかな。

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