マインクラフト~その5~
昨夜の娘のプレイの話。
赤い花を求めてどんどんどんどんリスポーンポイントから歩いて行ったという。赤い花はウールと合わせて「赤いウール」になる。名前は「赤いウール」だが、使い方としては地面に敷き詰めてカーペットのような使い方も出来るし、黄色い花で「黄色いウール」、赤と黄色をブレンドして「オレンジのウール」と、おしゃれ心を刺激するブロックを作ることも出来る。こういう「見た目」に対する意識ってのは曲がりなりにも女の子だなぁと思う。
だが、
そんな「花の色香」に誘われてどんどん遠くへ行ってしまうことが、どれほど恐ろしいことだったのか、彼女は知らなかった。
っていうか「ピースフル」でモンスターが出現しないモードになっていることがより油断を誘発させたのかも知れない。
案の定迷子になった。
それも、ゲーム内時間で三日三晩歩き続けて迷子になったということは、スタート地点にもし高い塔があったとしても、完全に視認出来ないレベルの距離まで来てしまったことを意味する。
僕がウンコから戻ると、長男の判断で「コンパスを作ろう」というプランが持ち上がっていた。鉄もレッドストーンもないが、木は大量にある。どんどん掘り進み、コンパスさえできれば生きて戻ってくることも出来よう。
娘が面倒そうだったので、僕が交代して掘り進んで行く。途中で何度も鉄を発見し、「絶対戻りたいな」と思うもレッドストーンは出ない。何度かの失敗を経験している分慎重に歩みを進める。
だが、突然のフリーズだけは避けられない。
再開後果たして僕は、「石の中に実体化」してしまった。
HPがどんどん減っていき、肉を食いながらあがこうにもジャンプも掘削も出来ない。
娘が風呂に行ってる間に結局僕は彼女を見殺しにしてしまった。
まぁそういうこともある。
常に生還出来るとは限らない。モンスターが出なくても、慎重にプレイしていても、「そういう時」は唐突に訪れる。今にして思えば迷った先に高い塔を作り、その基部にチェストを置いてアイテムを全部入れたあと死ねば、すぐには見つけられなくとも、いつか見つけられる日が来るかも知れない。いきなりのフリーズでもさほど焦ることもなかっただろう。
何事も学習だ。
娘が就寝したので、交代してプレイ開始。手始めに石切場に行って石を大量に採掘する。本宅を強化するにも、潤沢な素材は必要だ。ついでに鉄が手に入れば言うことはない。
鉄は手に入らなかったが、500個以上の石が手に入り、いよいよ本宅2階の建造に着手する。
まずは外壁。というか、「そこそこ天井の高い部屋にしておいた方が都合がいいかな」。何を作るか一切決めてないのに、なにが「都合がいい」なのか。まぁ高さを6ブロックほどにしてガシガシと外枠を組んでいく。一度に届かない高さに組むのは一旦足場を作る必要に迫られ、かなり面倒だが、そういうことを言うヤツは作らなくていい。がんばれる子だけ付いてきて下さい。
2階で終えるつもりはなかったので、階段も設置。1ブロック幅だとせこい感じがするという理由で二マス、それも6ブロックの天井へ向けての階段となると、それだけでかなりのスペースを要する。
っていうかあまりに階段脇のスペースが広すぎて途中でロフトを作ることに。
ほぼ全て木製で仕上げていたので、なかなかいい感じにロフトが出来る。合わせてその下には簡単なベッドやテーブルを置いた「REST ROOM」を設置。かなりいい感じだ。
ただ言ってもそれは階段のスペースに過ぎないわけで、メインの広間は別にある。
とりあえず外壁にジグザグ模様の岩を並べたり、適当にたいまつを灯したりしたが、これだけじゃやっぱ物足りないということで、
マッドマウス(小型ジェットコースター風トロッコ)を作ることにした。
ネットで「坂を登らせるギミック」は既に習得していたので、それを参考にしてとりあえずスタートのブースターを作り、実行してみる。
おおっ登った!
「小さな事を楽しめ」はゾンビランドにも出てきた世界を生き抜くルールの一つだが、それはこのマインクラフトにも言える。ちょっとした遊び心がより世界を満喫させる一助になるのだ。
手持ちの鉄はそれほど多くなかったが、言っても設置する場所は屋内である。部屋一つ分のジェットコースターくらいなら十分作りきれるだろうとタカをくくっていたのだが、、、
結果最後の一つの線路まで使い切った。
※残りのアイアンインゴットは1個。何も出来ない。
頭が低くてダメージを食らったり、勢いが足りずに登り切れなかったり、どうしてもくっついて欲しい線路じゃない方にくっついてしまったりと、書ききれないほどのトラブルを経て、ついに僕のジェットコースターは完成した。ぶっちゃけ、
1周しか出来なかったりするのだけど。
理由は全然わからないのだけど、上手くブーストが効く時とそうじゃないときがあり、最高3周回ったこともあれば、1周中盤で止まってしまったことも。
ただそれらを全てひっくるめて大いに楽しめた。
正直言うと、あまりにも方向が変わりすぎて、
ゲームなのに、自分で作ったコースなのに酔う
というリアリティ。それもまた良し。
先ほど「REST ROOM」だったのはどう考えても不自然ということで「STAFF ROOM」に変更し、ロフトにもコースを通した。頭が良くて機転の利く人なら、同じ素材同じスペースで僕以上に安定感のある、楽しいコースを創造することも出来たとは思うが、僕的にはこれで必要十分。
2階完成セリ。
さすがに4時過ぎまでやって眠くなったので眠る。次は3階に着手か、それとも使い切って不安満タンの鉄探しに行こうか・・・。
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