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2011年4月26日 (火)

ガリバー旅行記

直前まで娘と行く予定だったのだけど、直前にヤツのテンションが下がったので一人で行ってきた。まぁ子供と一緒じゃなきゃ字幕でもいいやって感じで。

単刀直入に言って、

 ビックリするほどつまらなかった!

評価で言うと0点か、おまけして☆くらい。今からもし見に行こうと思ってる人、特に僕のブログの常連さんは、

 悪いこと言わないからやめといた方がいいよ

と言います。こんなどうしようもない僕ですが、割と他の方の趣味に口を出したりはしないつもりです。個々の嗜好ってのがありますから、たとえ僕が嫌いでもその人は好きかも知れない。その逆があるのは百も承知だからこそ、そうそう人に、「否定を勧める」ことはしないつもりですが、

 久々にやられました。

まず冷静に考えればこの作品がダメダメなことは十分推察可能であったとも思うんですよね。

◎ナイトミュージアムのスタッフが作った

なんでテレビCMでこれが謳われるのか。それはつまり、

・有名な作品を撮った監督じゃない
・俳優でお客さんが呼べない
・海外での興収が良くない
・ナイトミュージアムよりも売れてない
・初動が良くない

そして、「それ以外に褒め言葉がない」。

まさしくガリバー旅行記は、「ナイトミュージアム」のダメなところを抽出して煮込んだような映画でした。

ここまで読んでる人はもうどうせ観に行く気はなくなってるでしょうから、ネタバレも多少含みつつ、僕が「ダメだぁ!」と感じた点を列挙していきますと、、、

・主人公がウソつきで性格が悪い上に見た目の魅力もない。たとえて言うなら「のび太を太らせて素直さを削った上にホラ吹き指数を3倍にしたような」ヤツ。愛せない。

・あまりにも荒唐無稽過ぎて失笑するしかない小人達の技術力。あれだけの技術力があれば、海の果ての霧の向こうどころか、宇宙にだって行けるだろうって感じ。

・「もう一つの世界」があまりにおざなり過ぎる。「それでいいのかよ!」って軽くキレる。

・ラストの歌と踊りが多角的に最悪。反戦だけで100ダメな上に、見苦しいデブのキレのないダンス&伏線のないいきなりのミュージカル仕立て。キモい上に腰砕け&失笑で最悪のラスト。そこまでの気の利いたVFXも全て台無し。金払ってなかったら席を立ってた。っていうか、

 リアルに耳をふさいでたワ。

・ヒロインはそこそこ綺麗な2012で奥さんやってた人なんだけど、そこそこ仕事が出来て、あれだけのマスクがあったら、

 天地がひっくり返ってもガリバーのことを好きになったりしない。少なくとも、好きになるのに必要なポイントの0.1%も彼は稼いでないっ!

とにかく、全体の80%以上のシーンでイライラが募る作品。

許せるのは、

 CMのシーンだけ。

あの30秒ほどのシーンを見てそれでガリバー終了。これが一番幸せなカタチなんじゃないでしょうか。

主演のジャック・ブラックは僕の大好きなカンフーパンダのフェイスキャプチャー&声優として、評価したい気持ちもなくはないんですが、ハリウッド系のヘタレ主人公、
※例えば魔法使いの弟子とかマザコンとオリュンポスの神々だっけ?ヤツとか、こないだ見たゾンビランドやヒックもその一人かな。つかゾンビランドの主人公は=ヒックなんだけど。

 彼らと比べて、あまりに見た目がコミカル過ぎる。

「かっこいいヒーロー」になるのは許せても、「女の子にもてる男」にはなれないよ、、、。残念ながら。

正直気の合う友人と見に行ってバカにしながら見る映画でもない。ただただ耳をふさぎたくなるような、イラつくクズ野郎が鼻につく映画だった。DVDで見てたら半分以上早送りしてた気がする・・・。

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