聖鈴伝説リックル
このタイトルを見てすぐゲームが思い浮かんだ人は相当な通だとクリス基準で思う次第。
1992年のタイトー(開発は別。タケル?ブラザーの?よくわからない)作品。こないだのファミコンネタの際、タイトーのファミコンソフトで面白いソフトを考えた際、
・ミネルバトンサーガ
・聖鈴伝説リックル
・キックマスター(海外のみ)
この3本しかなく、久々にこの「せいれいでんせつりっくる」を思い出した。つかこの文字で「せいれい」と読ませるのは、まぁ無理じゃないけど抵抗があるよな。「予鈴」くらいしか「れい」って読まないし。まぁいつも通りどうでもいい話だけど。
で、このリックル。92年のファミコンソフトということで、
非常に良くできている。
まぁ92年に出たソフトがみんな良く出来ているわけじゃないにしても、
かなりマジメに作られている。
例えば、
・ジャンプの大小をボタンの押し加減で調節出来る
→スーマリは当たり前だけど、他のソフトだと当たり前じゃない。
・キャラや背景、ボスのグラフィックがとても丁寧
→ドット絵にレベルがあるとするなら、上位10%には確実に入ってる。
・展開とシステムがかなり完成されている
→序盤キャラ紹介のような4つの面から始まり、ところどころに四天王を配置。パスワードでコンティニューも出来るし、難度によってラスボスまで行ける、行けないなどなど。
・音楽の質も悪くない
→が、まぁこれは良くもないけど。
1992年と言えば、メガドライブはおろか、スーファミ、PCエンジンのスーパーCDROM2まで発売されている時代。一体誰がファミコンの、それも何のタイアップも肩書き(有名人がデザインしたとか。ちなみにここで言う有名人は堀井雄二師匠とか宮本茂御大のことね)もない、それもメーカー的に信頼のさほどないタイトーから出たソフトを購入するのかって気はするけど、
まぁみんながみんな全てのゲームハードを持ってるわけでもないしね。
ちなみに僕は、このソフト、まだインターネットではなく、ニフティサーブでゲームの話をしまくっていた頃に、
みんなが知らない、でも面白いゲーム
というネタで盛り上がった際、教えて貰って、探して買った。
なるほどやるじゃん!
って感じで、今よりもっとゲームに真摯だった僕は、かなり集中して一気にクリアした記憶があります。
ザックリどんなゲームかを説明すると、、、
(ロックマン+悪魔城伝説+アドベンチャーアイランド)×ファンタジー
という感じで、まず序盤4面を任意に選びつつクリア、
※ぶっちゃけ選べる理由がよくわからないのだが。
全部クリアするとあとは一本道のサイドビューアクション。
敵を倒すことでランダムにHPマックスアップ、回復大小、残機UPアイテム、任意でHPを全快にする薬などがドロップし、残機0でゲームオーバーになるまでは上がったマックスHPは維持される。
※パスワードでコンティニューする、ゲームオーバーになると初期値から。
地味に平地を往復して敵をポップさせ、残機やHPを稼ぐのは、さながらアクションRPGの経験値を稼ぐようで、まぁ嫌いな人は嫌いだろうけど僕は好き。これで明日の笑顔が作れると思えば平気で繰り返せるタイプなので。
4人のキャラはかなり強い個性付けがされていて、それぞれに活躍の場面がある。たとえて言うなら、「悪魔城伝説」のメンバー並に個性的で、5面以降はいつでも任意にスタートボタンのメニューから切り替え可能。悪魔城伝説が2枠しかなかったことを思えばかなりフレキシブルと言える。ロックマンみたいに「武器だけ違う」わけでもないので、ボスでも「これ以外無い」というほどきつくない縛りでプレイ出来る。
今ヘタレのジジイが遊ぶには、エミュでリアルタイムセーブを使ってやっとって感じだけど、
※それもイージー。だからエンディングは仮のもの・・。
適度にゴリ押しも可能だし、マックスHPや残機を稼ぐのが嫌いじゃ泣ければ、今でも十分楽しめると思う。特に先に挙げた3本のソフトが全部好きな人(例えば僕)なら★★★☆くらいの評価はあげられるかな。
知らなければ知らないだけ「へぇ~こんなソフトがあったんだ」って感じに感心することしきりな佳作だと思います。機会があったらぜひ遊んでみて欲しいですね。
ちなみに僕は箱説付きで2000円くらいで買ったような気がしますが、今だとオク裸で2000円ちょいしますね。まぁ「ドラゴンが溜め撃ち出来る」「難度ノーマルじゃないとグッドエンドにならない」この二つさえ知っていれば、説明書はいらないかと思いますけどね。
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